当校には現役東大生・その他最難関医学部の学生から選りすぐったT.A.(Teaching Assistant)が在籍しており、受験生の質問や日頃の悩みに答えてくれます。
今回のテーマは「現実的な目標を立てよう！」です。

新年度も始まりましたが、皆さんは夢と目標を持っていますか？
先月引退した元メジャーリーガーのイチロー選手の哲学について書かれた本に、
「夢は大きく持つべきだが、目標は高くしすぎると届かない挫折を感じるためだめで、頑張れば何とか手が届くところに目標を置くことで諦めずに頑張れる」
という内容が書かれています。

皆さんの夢は目下のところ医師になることだと思います。
そのために医学部に合格することが目標としてありますね。
ただし、それだと少し遠くて目標へ到達するための手段がわからなくなります。

イチロー選手は高校時代に「寝る前に10分でも良いので素振りをする」という目標を３年間毎日こなしたそうです。
このようにルーティンを作って努力を積み重ねることが医学部受験においても大きな力になります。
みなさんも「毎日この単語帳を寝る前に読んで５月までに３周する」、「この問題集を１日5題は解いて7月までに終わらせる」など現実的な目標を立ててみましょう。
私はイチロー選手と違って毎日はできませんでしたので週に1,2日はさぼってしまう前提で長期的な計画を立てていましたが、そこは自分と相談してみてください。

新年度のはじめにオススメなのは受験直前期にはなかなか時間の取れない暗記量の多いものを早めに覚えてしまうと良いです。
英単語や文法、無機化学のイオンの色、酸化剤還元剤の反応、有機化学の検出反応や暗記の必要な反応（高分子など）の復習をしておくと後々知識の穴埋めに時間を取られなくて良いと思います。

是非自分なりの目標を立てて頑張ってください。