医学部の合格基準と偏差値

医学部の合格基準

医学部の合格基準に関しては、日本最高の大学と呼ばれている東京大学に並ぶほどに難しいと言われています。これはあくまでも、「国公立医学部」に関しての難易度で、私学の医学部では、難易度にかなりのバラつきがあります。また、日本国内で最も浪人生が多い学部と言われているのが「医学部」です。理由としては偏差値基準が高いことが挙げられます。有名国立大、私立大になれば偏差値は70以上、最低でも偏差値65は求められているからです。これが指し示すように、医学部の合格基準がいかに高いものであるかが分かるかと思われます。

国公立医学部の合格基準

国公立の医学部を目指す方の合格基準として、まずセンター試験に関してですが、こちらは9割以上の正答率が必要となってきます。そうしないと、足切りなどで2次試験に進めなくなりますので、まずはセンターを目標にすると良いでしょう。センター試験の多くは教科書からの試験となっていることが多いので、新たに勉強をし直すということでもなく、基本を大事に勉強していくことが大切です。

次に、2次試験に関してですが、国公立大学の医学部は全国にいくつかありますが、どこも偏差値が60後半から70代となっています。これは、東京大学や京都大学に合格することと同じような難しさになります。

私学の医学部への合格基準

私学の医学部は基本的に多額の費用が掛かります。一般的には在学中に3,000万円以上かかると言われていますので、在学しているだけで家を1件建てるような感じです。

私学に関しては、センター試験を受けなくても済むような試験制度を取っている大学もありますので、センターが全てというわけでもありません。しかし、近年では、センター試験を導入して1次試験を行う医学部も増えてきているので、センター試験で8割程度は取るようにした方が良いでしょう。

2次試験に要する偏差値に関しては60代前半が多くなっていますが、慶応のように、私学の中でも難易度の高い医学部に関しては70代の偏差値を誇ります。

特定の科目だけできてもダメ

医学部と聞くと、理系の最高峰という感じに聞こえますが、漢文や古典といった知識も必要になります。

大学によっては、各科目に最低基準点というものが設けられています。例えば、数学と英語が100点満点だったとして、古典が10点だった場合などに、総合的に点数を出してみると通過ラインを越えていても、1教科だけが基準に満たないということで、不合格になってしまうこともあります。

そのため、受験に必要な科目は最低でも平均点ぐらいまで取れるように学習しておくことが必要です。

人によって、科目の得手不得手があるのが当然ですが、医学部を目指すのなら、どの科目も人並み以上にできないと、合格することができないということもありますので、気をつけて下さい。

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