東大螢雪会では高い指導技術と豊富な指導実績を持つ講師が、生徒一人ひとりの個性やスタイルを十分に尊重し、丁寧かつきめ細やかな指導を行っています。個別のカリキュラムを作成し、科目ごとの使用教材や指導内容など具体的に検討するため、生徒が効率的かつ効果的に学習を進めることができます。今回は代表の高山様に、東大螢雪会の医学部受験指導の真髄をお聞きしてきました。
厳しい受験を乗り越えたハイレベルな講師陣
プロ・学生問わず質の高い講師陣を擁しています
-まず始めに、東大螢雪会さんの強みについて教えていただいてもよろしいでしょうか?
高山:うちはプロ講師だけでなく、学生講師の質も非常に高いことが強みです。東大理科三類や慶應医学部など、難関大学に現役で通っている学生が多く集まっています。そのため、一般的には「プロ講師よりも授業の質が劣るのでは?」とネガティブに思われがちな学生講師でも、ハイレベルな指導を提供することができています。
-実際に厳しい試験を乗り越えてきた学生からハイレベルな指導を受けることができるのですね。どうしてそのような質の高い講師を集めることができているのでしょうか?
高山:友人紹介や口コミによって学生同士の輪が広がっているのが大きな理由だと思います。今いる学生講師に「良い先生がいたら紹介してください」と呼びかけをすることで、その講師と同じ大学に通う学生がどんどん集まってくれます。良い先生から良い先生へと輪が広がり、長い伝統や繋がりができているおかげで、質の高い学生講師を集めることができています。
-学生同士の紹介によって質の高い講師の繋がりが広がっているのですね。プロ講師にはどのような方がいらっしゃるのでしょうか?
高山:東京大学を卒業されている講師が多いですね。中には学生講師として働いてからそのままプロ講師になった方もいます。もちろん東大卒なら誰でも良いというわけではなく、学生時代から自分でしっかりと勉強してきたバックグラウンドを持ち、科目の内容の説明もしっかりとできるだけの高い指導力を持つ講師を集めています。
-学生講師だけでなく、プロ講師の質も高いレベルを維持しているのですね。生徒が担当講師を決めるときには、プロ講師と学生講師をどのように選ぶことになるのでしょうか?
高山:生徒さんと保護者の希望をお聞きして担当講師を決めています。苦手な科目や伸ばしたい科目に特化してしっかりと教えて欲しいという場合は、プロ講師を選ぶことをおすすめしています。一方で、時間内で複数科目を教えて欲しいという場合には、学生講師を選ぶことをおすすめしています。学生講師は、実際に複数の科目を受験してきた中で「どのように苦手科目を克服したか」など、実体験に基づく指導を行うことができます。そのため、勉強の中身だけでない幅広い指導を受けたいという方には学生講師をおすすめしています。
-科目に特化するならプロ講師、幅広く学ぶなら学生講師というわけですね。実態としてはプロ講師と学生講師のどちらを選ぶ方が多いのでしょうか?
高山:どちらかと言えばプロ講師を選ばれる方が多いですね。やはり、個別指導では一つの科目をしっかりと教えて欲しいと考える方が多いようです。一方で学生講師が良いとおっしゃる方もいます。例えばこの間、お父様が学生時代に螢雪会の学生講師から指導を受けた経験があり、それがとても良かったということで「ぜひ息子も螢雪会の学生講師に指導して欲しい」とおっしゃられておりました。ただ、その生徒は化学がすごく苦手だということで、最終的に化学はプロ講師、その他の科目は学生講師が担当することに決めました。このように、プロ講師と学生講師のどちらが優れているというわけではなく、その生徒に合った講師を選択できるのが良いと思います。
-生徒が大人になって自分のお子さんにおすすめするくらい、かなり長い歴史があるのですね。
高山:そうですね。実は螢雪会は創立43年の歴史があります。そのため親子2世代で入塾していただくことも少なくありません。最近の医学部予備校の傾向として、集団授業よりも個別指導が増えてきているように感じますが、うちは昔から個別指導に特化し続けているので、個別指導の歴史が長いという点も東大螢雪会の強みと言えますね。
数多くの講師陣から自分に合った講師を
講師の質と数にこだわりを持っています
-東大螢雪会さんは講師の質が高いことに加えて、講師の数も多いように感じますが、どうして質と量を担保できているのでしょうか?
高山:うちは医学部コースと一般コースで指導を分けることはしていません。どちらも東大螢雪会という一つの同じ傘の下で指導 しています。医学部に特化してしまうとどうしても講師の数が絞られてしまいますが、コースを絞らないことで講師の登録数も確保することができています。
-講師の数が多いとどのようなメリットがあるのでしょうか?
高山:講師の登録数が多いことで、たくさんの講師の中から生徒一人一人に合った講師を選ぶことができます。生徒も講師も人間なので、どうしても性格や相性の合う合わないは起こってしまいます。そこで、うちでは講師の登録数を担保することで、もし相性が合わなかったとしても、代わりの講師を担当させることができるようにしています。 他の予備校さんは多くても1校舎40人程で、講師の替えがきかないことが多いですが、うちは2,000人以上の講師の中から、自分に合った講師を選んで指導を受けることができます。 また、講師数が多いと言っても、ただやみくもに集めて数を増やしているわけではありません。長い間うちで働いてくれている講師が多く、大学院を出てからそのままうちの講師として働いてくれている方も多いです。そのため、螢雪会全体で一体感をもって指導をすることができています。
-寄せ集めの講師ではなく、昔から指導している熟練の講師の方が多いのですね。講師数が多い中でもそれだけ長い間働いていらっしゃる方が多いということは、かなり優秀な方が集まっているのではないでしょうか?
高山:間違いなく優秀だと思います。予備校講師はただ科目の説明ができるというだけでは務まりません。人間的に「この人ならついていきたい」と思える人でないと、生徒さんと保護者の方からの信頼は得ることができないからです。その点、うちの講師は、長い間指導し続けているだけあり、人当たりもよく人間的にも信頼できる方が非常に多いです。そういった意味で、本当に優秀な講師が集まってくれていると思います。
-講師の質にはかなり自信があるのですね。しかし、それだけ人数が多いと講師の管理なども大変になるのではないでしょうか?
高山:講師の管理に関しては、「こういう指導をしてください」などと細かく枠を決めることはしていません。「同じ内容を最低2周して穴がないかの確認をすること」「過去問演習の時間を10月から取れるようにすること」などの大まかな枠は設定していますが、その中での細かな指導内容についてはそれぞれの講師の判断にお任せしています。このようにできるのも、講師の指導力に対して高い信頼を持っているからこそのことです。
-講師の指導力を最大限に活かすカリキュラムになっているということですね。
高山:そうですね。科目ごとのチェックテストもこちら側で設けているので、最低限抑えておかなければいけないところは一定のレベルでしっかりと担保しています。講師の個性はしっかりと活かしつつ、講師によって指導力に差があるということは起こらないようにしています。
生徒に寄り添う人情的な学習サポート
人と人の触れ合いを大事にし、話し合いながら学習を進めていきます
-講師の個性を活かす指導を行っているということですが、それぞれの講師に指導を任せている中で、学習の進捗管理などはどのように行っているのでしょうか?
高山:教務職員が担当としてつくことで日々の学習管理を行っています。他の予備校さんと併用してご利用いただいている方については、そちらの予備校さんの学習計画にしっかりと進捗を合わせてサポートしています。うちだけに通っていただいている方の場合は、我々が目標に合わせてしっかりと学習計画を立て、それに合わせて着々と実行していきます。
-それぞれの生徒に合わせて学習計画を立てることができるのですね。目標の達成度などは自分で確認することはできるのでしょうか?
高山:自社のポータルサイトで毎日の学習結果を見ることができるようになっています。生徒さんでも保護者の方でも、ご登録いただければ誰でも見られるようになっています。授業の予定と学習結果を記した授業報告書を、授業終了から3日以内に掲載しているので、目標の達成度を毎日把握することができます。
-保護者の方もお子さんの学習の進捗を把握できるのはとても安心ですね。
高山:はい。保護者の方とは定期的に面談も行っているので、その際に気になる点をご質問いただくこともできます。エクストラコースの生徒さんとは毎月事務職員との面談を設けているのに加えて、学生講師が毎週簡単なヒアリングも行っています。こちらはお兄さんお姉さんに質問するような感覚で、ラフにコミュニケーションをとることができるようになっているので、講師や保護者の方に質問しづらいようなことも気楽に話すことができると思います。
-年齢の近い先輩がいるのはとても心強いですね。
高山:そうですね。そのようにラフに話し合える存在は、多くの受験生にとって非常に頼りになると思います。近年は医学部受験が難化傾向にあるので、どうしてもメンタル的にもつらい時期が多くなってしまいます。そんなときに、すでに医学部受験を乗り越えた先輩が近くにいると、日々の学習のモチベーションを保つのに非常に役に立つでしょう。
-医学部受験は色々な人の支えがあってからこそ乗り越えられるものですからね。東大螢雪会さんはこれからどのような予備校を目指して行かれるのでしょうか?
高山:これからは密なコミュニケーションを大切にしていきたいと考えています。人間というのは弱いもので、一人になるとどうしても不安になったり、勉強が進まなくなったりしてしまいます。特に受験期は不安要素が多いので、心の面でのサポートが非常に重要になります。そのため、生徒と講師という垣根を越えて、人と人として触れ合い話し合いながら学習を進めていく、そんな昔ながらの学習スタイルを上手く取り入れて行けたらなと思っています。
-新型コロナウイルスによって人と人との繋がりの大切さがより浮き彫りになったように感じます。東大螢雪会さんのように繋がりを大切にする予備校が再び求められているように感じますね。最後に、こういった生徒に来てほしいなどはありますか?
高山:どんなに今の学力が低くても、医学部に合格するという目標を持ち、それを必ず達成したいという気持ちを持つ方に来ていただきたいです。医学部合格の夢があるのであれば、それを叶える道は必ずあるはずです。東大螢雪会はその道を一緒に見つけ、叶えるための予備校です。東大螢雪会という名前なので「東大を目指すような人しか通えないのでは」などと誤解されるかもしれませんが、そのようなことは一切ありません。入塾テストや特待生制度といったものはなく、すべての生徒を平等に扱います。うちには多浪で受かる方も多く、中には5年6年かけて合格する生徒もいます。模試の点数がほぼ0点から合格した生徒もいます。私たちはそのような生徒も絶対に見捨てません。医学部合格の夢を達成したいという強い想いを持っている方はぜひ東大螢雪会に足を運んでいただきたいです。
今回校舎にお伺いして、生徒一人ひとりの個性やスタイルを十分に尊重し、生徒が効率的かつ効果的に学習を進めるための熱意を感じました。質・数ともに充実した講師陣を擁し、生徒と講師が密なコミュニケーションを取り、人と人として触れ合い話し合いながら学習を進めていく、昔ながらの学習スタイルで親身にご指導いただけます。どんなに今の学力が低くても、医学部に合格するという目標を持ち、それを必ず達成したいという気持ちをお持ちの方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。