T・Oさん
大学を卒業して社会人として15年以上働く中で、数字至上主義の職場環境に嫌気と虚しさを感じるようになりました。また、鬱や身体を壊して退職していく同僚や先輩・後輩の姿を目の当たりにし、いつしか「医師として人の役に立ちたい」という想いが芽生えていきました。
しかし、受験勉強をしたのは二十年近くも前。年齢的にも四十が目前ということもあり、不安は大きくありました。家族とも何度も話し合いを重ねた末、医学部合格を目指して会社を辞め、退路を断って一年間限定の浪人生活に挑む決意を固めました。
最後に大学受験をしたのは二十年前。知識はほとんど忘れており、実質的に初学からの出発となりました。さらに、四谷メディカルに入学したのが5月中旬と遅かったため、すでに受験まで一年を大きく切っているという焦りもありました。
そうした中で、予備校から与えられた授業や課題をひとつひとつ着実にこなすことで、不安を払拭しようと心がけました。次第に、英語や数学は昔の記憶も少しずつ蘇り、模試の成績も徐々に上がっていきました。
とはいえ、私は現役時代は文系だったため、理科は完全なゼロからのスタートで、非常に苦労しました。物理では田中先生、化学では本多先生に大変お世話になり、感謝の気持ちは言葉に尽くせません。
正直に言えば、「ダメでもともと」という気持ちで臨んだ医学部受験でしたが、約八か月弱の短い期間の中で、なんとか合格を果たすことができました。四谷メディカルを選んで本当によかったと心から思っています。
ありがとうございました。