共通テスト終了後、私立医学部の入試が始まっていきます。
この時期になると医学部受験生は各地の試験会場に集まり、1年間の努力の成果を発揮します。
中でも多くの医学部が試験を実施するのが東京会場です。
京都医塾は毎年この時期に、東京に大きな会議室・ホテルを用意して拠点を作り、受験生が東京に入ってから、受験を完了するまでの勉強・生活をサポートするというのを私立医学部受験が続く3週間程度に渡って行います。
これを「東京サポート」と呼んでいます。
今回、医学部予備校ガイド編集部では、東京会場に入って医学部を受験する京都医塾の生徒と、それをサポートする京都医塾のスタッフに密着し、受験生が最大の力を発揮できるよう、京都医塾がどのようにサポートしているのかを取材してきました。
の記事は以下のような方におすすめです。
- 過去医学部を受験した際、慣れない地に戸惑い、試験本番で思うように力を発揮できなかった方
- ホテルの手配や電車での移動に不安があり、試験当日は試験だけに集中したい方
- 「サポート」を強みとしている医学部予備校が、実際にどのようなサポートをしているかイメージが湧かない方
-
- 京都医塾
- 塾長
清家二郎 氏
京都医塾の東京での受験サポート「東京サポート」
~夕方5時頃(試験前日)~
編集長: 本日はよろしくお願いします。
清家塾長:
よろしくお願いします。
まず「東京サポート」について簡単に説明します。
私立医学部の入試は、大学ごとに全国各所で行われますが、東京に会場を設けている大学が一番多いので、東京にとどまって複数受験するのが一番効率的です。
ただ、東京は生徒にとって慣れない土地なので、試験以外のことに時間や体力を使って試験で力を発揮できないというケースが多々あります。
そういったことがないよう、京都医塾では東京での生活・勉強をサポートできるように、ホテルや会場の手配を行っており、東京に入った生徒をスタッフ先導の下で安心して行動できるようにしています。
これが「東京サポート」です。
「東京サポート」では、生徒一人に1冊ハンドブックを渡しています。
ここには「東京サポート」に関わる全ての日程、試験会場、宿泊場所の情報はもちろん、重要な注意事項を全て盛り込んでいます。
このハンドブックさえ持っていれば、受験会場やホテルの場所がわからなくなることもなければ、迷いやすい駅の構内図まで載っていて、京都医塾のスタッフがいなくても安全に目的地までたどり着くことができます。
また、各大学の入試要項の重要ポイントも載っています。
この大学は定規の持ち込みが可能であるとか、時計の持ち込みが可能だとか、細かいけど非常に大事な情報を載せています。
まさに受験期のスケジュールや移動に関わる全てを網羅しており、期間にして3週間程度ではありますが160ページを超えるボリュームになっています。
基本的に東京において京都医塾のスタッフから離れて行動することはほとんどないのですが、万全を期す意味でもあらゆる状況に先回りできるようになっている、ハンドブック制作スタッフの情報収集努力の賜物です。
編集長: 慣れない土地でここまでサポートしてもらえたら生徒さんも安心でしょうね。
試験前夜 最後のひと伸び
~夜7時頃~
清家塾長: それでは生徒が隣の部屋で試験前日最後の勉強をしているので、様子を見に行ってみましょう。
編集長: 皆さん集中して勉強されていますね。
清家塾長: 東京という離れた地ではありますが、普段塾で勉強している感覚で試験前夜を過ごしてもらえるように、教室を借りて勉強してもらっています。
また、場所だけでなく講師も多数動員しています。
生徒30-40人に対して講師が15名ついており、全科目の指導を網羅できるように入れ替わりで人員配置しておりますので、普段塾で勉強しているのと同じ感覚で質問・相談できます。
生徒としては普段教えてもらっている、自分のことをよく知っている講師に、直前まで教えてもらいたい、相談にのってほしい気持ちがあるので、それに応えられるような体制を整えています。
現役生や、国立志望の生徒で東京会場での私立医学部受験に参加しない人たちは、この期間も京都で勉強を続けています。
こうした生徒たちの勉強もおろそかにならないよう、京都の校舎に残っている講師もおります。
編集長:「東京サポート」に講師を 15 人動員しても、校舎の方にも講師を回せるというのは、専任講師が多い京都医塾だからできることですね。層の厚さを感じます。
清家塾長: そろそろ受験前夜の勉強は終わりなので、最後に発破をかけてきますね。
その日、受験生の緊張をほぐすための清家塾長の言葉をもって試験前夜の勉強は終わった。
生徒は各自夕食の弁当を受け取り、京都医塾のスタッフ先導の元で各自ホテルに戻っていった。
試験当日 早朝6時前に集まるスタッフ
~朝6時前(試験当日)~
生徒が宿泊するホテルのロビーには京都医塾のスタッフが勢揃いしていた。
清家塾長: おはようございます。試験当日はこうして朝早くに集まって、朝食のお弁当を配っています。
出てこない生徒がいたら部屋まで行って起こしているので、試験当日に寝坊して遅刻するということは絶対にありません。
生徒が各階に分かれて宿泊しているので、講師も各階に分かれて生徒の起床の管理と、食事の受け渡しをします。
ちなみに今回こちらのホテルを選んだ理由なのですが、受験会場まで歩いて行けることは大前提、乾燥機付きの洗濯機がついているため、長期で東京に滞在する生徒も過ごしやすいので、こちらのホテルにしています。
試験当日 受験生を送り出すスタッフ
~朝8時頃~
試験会場に向かう時間が近づいてくると、白いベンチコートを着た講師がホテルから出てきた。
清家塾長: 今から生徒を試験会場に送り出していきます。
試験会場に行く途中、色んな予備校さんが資料を配布されているのですが、生徒には受け取らないように伝えています。
私たちにとっても、生徒にとっても今から始まる試験がうまく行って、医学部に合格することがなによりの願いなので、「もう来年、君は予備校に通わないだろう」と言っています。
私たちも試験開始前の時間帯に資料を配るということはしていません。
京都医塾の生徒はもちろんですが、それ以外の医学部受験生も試験がうまく行くよう応援しているので、行き道では予備校の資料を配らないようにしています。
そう言って、清家塾長は受験会場に入っていく生徒たちに、京都医塾の生徒であるか否かに関わらず、エールを送り続けていた。
試験が終わった後、教室に生徒が続々と戻ってきた。
そこには昨晩と同じように、京都医塾のスタッフの姿があった。
その日の試験でわからなかったことを質問し
次の日、また別の大学の入試があるので、今日出た懸念点をなくしているようだ。
清家塾長:わからなかったこと、できなかったことは次の日にひきずらないように伝えています。
相性が悪かっただけと割り切って、次の試験で自分の100%を出せるよう、やるべきことをやるだけ、試験前日まで学力は伸びます。
試験直前まで、京都医塾の講師はいつも通りの指導を続けていきます。
最後に
清家塾長:今回は「東京サポート」の様子を見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
「東京サポート」以外でも、例えば川崎医科大学は岡山しか試験会場がないので、岡山サポートというものも行っており、そちらでは駅から試験会場が離れているためバスをチャーターして送迎までしています。
全ては京都医塾で一年間勉強してくれた生徒が、培った力を100%発揮し、医学部に合格してもらえるようにやっています。
京都医塾に入塾していただいたみなさんは受験期に限らず全力でサポートさせていただきます。
是非一度、京都医塾に足を運んでいただいて、入塾を検討してみてください。
今回の取材で実際に試験会場に足を運んでみて、最後まで生徒のためにできることをやりたいという京都医塾スタッフの熱量が伝わってきました。
1年間良い環境で勉強できることは当然大事ですが、身に着けた力を本番で発揮することも同様に大事で難しいことだと思います。
試験当日まで徹底的にサポートしてもらえる京都医塾で悔いのない1年間を過ごしてみてはいかがでしょうか。