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- 京都医塾
- 代表
伊藤 章氏
京都医塾では「教育は、一人のために生まれる」という言葉のもと、13人の講師が連携し、一人の生徒に対して専属チームを結成して、生徒に合った徹底的なオーダーメイドカリキュラムを設計することで高い合格実績を維持しています。今回は、京都医塾の受験指導の神髄をオンライン授業でも同じ質で受けることができるとお伺いし、お話を聞いて参りました。
オンラインでも京都医塾のサービスを対面授業と同じように受けることができます。
- 京都医塾のオンライン授業について詳しく教えていただけますでしょうか。
伊藤:
京都医塾のオンライン授業には対面授業と同じクオリティのものを提供したいという考え方があります。オンライン授業は全て個人授業となり、何コマ必要か、どの先生が最適か、自習は授業ごとにどれくらい時間を使うべきかなどを考え、1週間のスケジュールを作ります。
スケジュールの考え方は対面授業と全く同じで医学部合格に必要なものを必要なだけ、適切なタイミングで受けていただきます。
入塾を希望された際には事前にテストを受験いただき、学力分析の結果を元に、また指導方針の決定、生徒の時間割を作成します。
レベルや特性、個性に応じて一人ひとりに最適化したフルオーダーメイドのカリキュラムを作成します。
- 生徒の状況を講師が正確に細かく把握し、スケジュールも徹底管理しているのですね。
伊藤:
オンラインといえど、京都医塾では朝から晩まで勉強してもらうことになります。そのため、スケジュール通りに最適のバランスを崩さず勉強してもらうことを非常に大事にしています。
授業がない時間の学習内容を決めるアキコマスケジューリングの作成と、その遵守徹底を大切にしています。
深夜の学習は自己満足であり、実際の効率は悪く、睡眠不足になって翌日の学習効率も落とすだけです。
終わらないから夜更かししてまで勉強したり、15分の持ち時間と定めている内容に対して、それを超えて延長することを禁止しています。
- 試験本番を意識して、決められた時間で区切ることを重視しているのですね。
伊藤:
予習や復習を15分~30分で終えないといけないという意識を持つと、スタートが変わります。
開始時間になるとすぐに切り替え、スタートできるようになるのです。
時間の制限がなければ、「終わらなくても延長すればいい」という思考が働き、すぐに開始することができません。
日々、時間制限を設けて勉強することで、本番と同じ時間のプレッシャーの中でミスなくアウトプットする訓練になり、単位時間あたりの処理能力を上げることにもつながります。
処理能力を上げる訓練は年6回の模擬試験では足りないため、毎日の習慣で体にしみこませています。
- 徹底されていますね。オーダーメイドということですが、生徒の状況が変化した場合、カリキュラムは途中で変更もできるのでしょうか。
伊藤:
京都医塾ではカリキュラムを年中変えることができます。科目間のバランスを常に最適化し、生徒と講師の相性を考慮して、1人の生徒と並走する13人の講師チームを編成します。
科目の担当間で生徒の状況を共有しているため、常に一人ひとりにあったバランスを提示することができます。
勉強以外にも、担任による毎週のカウンセリングにて生活リズム、体調・メンタル面などもサポートしています。
- スケジュールの組み方は生徒が自分で考えるのですか?
伊藤:
何をすればいいかは講師が具体的に指示します。
勉強の時間ももちろんですが、勉強以外にも受験に適した生活リズム作りにもコミットしてもらいます。
京都医塾に入塾してからの1年間で実に4,200時間の時間をいただくことになります。
この4200時間を無駄にしないよう、起床時間や就寝時間、食事の時間といった生活リズムもスケジュール通りに実行できているか担任が確認します。
うまく回っていない場合は、担任も一緒に空きコマスケジューリングを調整したり、生徒担当の講師チームが科目横断で、現状の問題や今注力すべき科目も共有し、科目間で課題の量を調整したり、必要であれば時間割の変更まで行い、生徒のカリキュラムを最適化します。
この考え方は実際の医療現場の「チーム医療」の考え方に基づいています。チーム内で各科目の講師陣や教務スタッフが生徒カルテで情報共有を行ない、生徒にとって最適なカリキュラムを設計し、生活面でのサポート体制を構築する。生徒1人の課題を13人の講師チームで解決し、医学部合格を実現する。この考え方は対面でもオンラインだろうと変わりません。
オンライン授業は完全同時双方向授業で顔・声・書いているものをリアルタイムに確認することができます。
- 双方向のオンライン授業について、詳しく教えていただけますでしょうか。
伊藤:
生徒には1人1台iPadをお渡しし、講師が書いた板書とiPad上の自分のノートの2画面を見ながら授業が進みます。対面授業と違うところは、講師がホワイトボードに書いたものが、生徒のノートにリアルタイムで反映され、反対に、生徒がノートに書いたものをリアルタイムで講師が確認できることです。
お互いの顔・お互いの声・お互いの書いているものを双方向リアルタイムで確認することができるのです。
- 板書も手元で見ることができ、また、生徒が書いたノートもリアルタイムで添削していただけるということですね。対面の授業と比べて、できることはほとんど遜色ないということでしょうか。
伊藤:
物理的に、対面で生徒を指導することはできませんが、オンラインであっても対面授業と遜色ないクオリティの授業を提供することができます。
また、iPad上で生徒が書いていることがわかるので、理解しているかどうか確認できたり、課題をデータでもらっておいて、添削したものを次回の授業の前に返すこともできるため、対面よりも優れた部分もあったりします。
- 京都医塾様の授業の特徴として、先生が板書したものを紙で生徒に渡すことがあるかと思いますが、オンラインでもそれは同じように対応されているのでしょうか。
伊藤:
まさしくその通りですね。生徒に1台iPadを貸与しておりますので、実際に書いたものがデータとして、そのままiPadに残ります。
過去学習したものをいつでも確認できますし、あとから書き込みをすることも可能です。
オンラインで授業となると、ネット環境は大丈夫かなとか、多面授業と比べて少し落ちるんじゃないかななど不安になるかと思いますが、京都医塾のオンライン授業は前述の通り対面と同じクオリティで用意しており、オンラインならではのメリットもありますので、安心して受講していただきたいと思います。
オンライン×京都留学で教育格差を是正したい
- 京都医塾に入学する際に条件などはあるのでしょうか。
伊藤:
入塾時に学力テストをしますが、その学力で入塾をお断りすることはありません。
入塾前に京都留学とはどのようなものかを1泊2日でご体感いただき、1年間京都医塾にて本気で医学部合格のために頑張りたいと思えるかをしっかり見極めていただいた上で、ご入塾いただいております。もちろん、オンラインを希望される場合はオンラインでの対応となります。
- 「京都留学」という言葉をよく耳にするのですが、京都留学とはどのようなものでしょうか。
伊藤: 京都医塾で医学部を目指す生徒は1年間、朝から晩までのすべての時間、医学部合格に必要な勉強に没頭してもらうことになります。京都医塾で医学部合格のために過ごす濃密な時間を「京都留学」と呼んでいます。
- 京都留学体験ではどんな体験ができるのでしょうか。
伊藤:
まずは、約2時間のカウンセリング面談を実施します。今までの学習方法・生活リズムをヒアリングし、生徒さんの個性を分析します。その後、医学部受験のガイダンス、京都医塾についてのご説明をさせていただきます。
カウンセリングの後には、 英語・数学・化学・生物または物理・国語・小論文(国公立受験者は社会も)の分析テストを受けていただきます。さらに、英語、数学、理科の2科目については、京都医塾式の個人授業を受けていただき、その授業の中でも分析を続け、生徒さんの現状を「分析結果報告書」にまとめ、1泊2日の最後に、再度分析結果報告面談という形で、生徒さん、保護者に報告、アドバイスを行います。
- どのようなことを分析しているのですか?
伊藤:
一つは知識の習熟度の他に、覚える能力がどれくらいか、定義を正確に覚えているのか、我流による丸暗記か、理解して覚えているのかなど、生徒の学習の傾向も分析しています。
また、生活リズムや学習の習慣に今まで結果が出ていなかった原因がないか分析します。
しっかりと分析し、結果をもとに生活を変え、どのように勉強をしたら力が伸びて医学部に合格できるのか、生徒本人と保護者様に正しく伝えられるように、分析チームで分析レポートを作成します。
現状を正しく把握してもらったうえで、本気の医学部受験をするために、入塾するかを検討いただいております。
実際に京都に来ることができる人は、京都留学に参加することができますが、地元を離れることができない理由があり、京都に来られない生徒もいます。住んでいる地域によって、教育格差が出てしまわないように、京都留学と同程度のサービスを提供できるように、数年前からオンライン授業にてサービスを提供しているのが、オンライン×京都留学です。
どこに住んでいても、同じ質の授業を受けられるようにすることで、地域による教育格差をなくしていければと考えております。
- 最後に、医学部受験生へのメッセージをお願いできますでしょうか。
伊藤:
京都医塾では学力で入学をお断りすることはありません。私たちが見ているのは
①何が何でも医学部に行きたいという強い意志と覚悟
②分析に従って京都医塾の先生のアドバイスを聞き実践する素直さ
③勉強できることに対して感謝の気持ちを持てるか
ということです。京都医塾では全力で君をサポートして合格まで導く講師・スタッフが待っています。オンライン授業でも京都留学と同程度のサービスを提供できるようにしておりますので、医学部合格に向けて一緒にがんばりましょう!
今回校舎にお伺いして、医学部合格を目指す生徒と、それをサポートする先生の熱気を強く感じました。一人一人の学習スペースはブースで区切られていますが、それぞれが同じ目的に向かい、自分のために最適化されたスケジュールに沿い、自分で作り上げた個別ブースという勉強部屋で、医学部合格に向かって邁進する力強さを感じました。
京都医塾の講師・スタッフは、医学部合格のために何が必要か、何が合理的なのかを徹底的に突き詰め、生徒と並走してくれることでしょう。
まずは自分の現状を知るために京都留学体験を検討してみてはいかがでしょうか。