「偏差値40から医学部合格を目指す」という考えのもと、
入塾時の偏差値を問わずに生徒を受け入れ、京都医塾は多くの医学生を生み出してきました。
京都医塾では、入学に興味がある生徒に無料で1泊2日の医学部合格診断ツアーに参加してもらい、現状の学力・合格可能性を徹底的に分析して、納得してもらったうえで入塾を決めてもらっています。
今回は医学部を目指す全ての受験生のために、1泊2日の無料医学部合格診断ツアーに医学部予備校ガイド編集長が実際に参加し、その魅力を体感してきました。
この記事は以下のような方におすすめです。
- まず医学部合格のために何をしたらいいのかわからない人
- 医学部専門予備校のプロに自分の実力と改善点を徹底的に分析してほしい人
- 志望校の医学部と現在の学力とのギャップに悩んでいる人
-
- 京都医塾
- 塾長
清家二郎 氏
合格診断ツアーの流れ
編集長: 本日はよろしくお願いします。
清家塾長: よろしくお願いします。さっそくですが、こちらが2日間のスケジュールになります。
編集長: すごいボリュームですね、いつも同じスケジュールなんですか?
清家塾長:
全員にこのプログラムを受けてもらっています。
時折時間の都合で短縮される方もいますが、京都医塾は全プログラムを受けて、医学部を本気で目指す覚悟ができた人のみ、入塾してもらっています。
学力は問いません。医学部を目指して勉強できることを親御さんに感謝し、本気で医学部を目指す人は偏差値30だろうと受け入れています。
合格診断ツアー①:入塾説明
清家塾長:
早速ですが、まずはスケジュールの最初にある入塾説明から始めていきます。
親御さん、生徒さんに事前に提出してもらった、教育カルテを元に、生徒さんの状況を教えてもらいます。
大学受験において、今までどのように勉強をしてきたか、自分としては何%の力で今まで勉強してきたか聞きます。
生徒さんの中には、今まで自分は100%の力で勉強してきた、それでも合格できないですという方も多々います。
実際の時間の過ごし方を聞くと、スマホを使うのに結構な時間を使っていたり、まだできる、という部分を見逃して無駄な時間を使ってしまっていることがほとんどです。京都医塾では「空きコマスケジュール」という仕組みがあります。授業がない空コマ、自習の時間も15分単位でスケジュールを立てるので無駄な時間はなくなります。
自律して勉強するのが難しい人でも、朝から晩まで15分単位で時間を徹底管理するので、自然と机に向かう習慣ができます。
また、「ミスリスト」という仕組みがあり、過去生徒がしたミスと原因を記録した用紙を個人ブースの壁に貼っています。
空きコマは各自この課題と向き合ってもらうことになるので、空コマに何をやるかが明確になり、時間を無駄に過ごすことがなくなります。この時間管理が普通の受験生は全然できていないので、まずはできていない部分を理解してもらい、「自分はまだ伸ばせる」ということをわかってもらうのです。
編集長: なるほど、実際に京都医塾の授業を体験したくなってきました。
清家塾長: このあとしっかり体験してもらえますよ。まずは現状の学力を知るためのテストから始めますが、その前にお昼にしましょう。
編集長: すごいですね、想像していたより遥かに豪華でした。
清家塾長: 管理栄養士監修で栄養バランスにもかなり気を配っています。
編集長: 味もおいしい、これは生徒さんも食事を励みに頑張れますね。
清家塾長: 体調を崩しては勉強に集中できないので、栄養バランスよくおいしいものを提供できるよう食事にはこだわっています。それではテストに行きましょうか。
合格診断ツアー②:アチーブメントテスト(学習達成度を測定)~体験授業
(テスト終了後)
清家塾長: テストはどうでしたか?
編集長: 受験したのが何年も前なので、ほとんど忘れてしまっていました。
清家塾長:
京都医塾の入塾テストは全範囲から出題しているので、今の学力状況を正しく判別することができます。
4月の模試とかだと、各科目の前半部分しか範囲にならないこともありますが、それだと合格までの正しい距離が測れないのです。
このあと数学・英語・化学・物理の体験授業を受けてもらいますが
テストの点数や計算過程を書いてもらったものを元に授業をします。
中学の基礎から抜けているのか、高校の途中くらいから抜けているのか、苦手な単元が何なのか、踏まえたうえで授業をしていくので楽しみにしていてください。
〇1時間目 化学の授業
安達:
化学を担当する安達です。
化学の問題が解けない人の特徴は、文章を読んで何が起きているか理解できないというのがとても多いです。
まずは正しく図示する、それから問題にとりかかれば実はシンプルだったというケースが非常に多いです。
入塾当初、まったく図示ができない人もいます。
そういう人はまずとにかく真似してもらう
場数を踏む中で何となくわかるようになってきて最終的には自力で正確に書けるようになります。
化学の問題が解けないもう一つのパターンで、理論化学をはじめとする暗記が苦手、という方がいます。
実は化学の暗記は、ちゃんとした考えに基づいて勉強すれば暗記する事項は減らすことができます。全部暗記する必要はありません。
私の授業では、重要な項目に絞ったうえで反復学習をすること、授業の中でよどみなく先生の質問に答えられるようになるまでしつこく聞くこと、このしつこさで必要な知識を定着させます。
編集長:
確かに問題用紙上では文字だけでイメージが湧きにくいですが、図を描くと現象が理解できてどうアプローチしたらいいかわかりやすいですね。
板書も色遣いを工夫されててとても見やすいです。
また同じことを繰り返し質問されるので、気づいたらすらすら答えられるようになっていて、知識がより自分の身になったように思います。
〇2時間目 数学の授業
山崎:
数学を担当する山崎です。
京都医塾の数学では、生徒のレベルに合わせて授業の内容を臨機応変に変えています。
極端な話をすると、必要だと思ったら百ます計算や九九からでも教えます。
この時、繰り返しやってもらって体にしみこませることを第一段階としそのあと、板書で「〇〇だから□□を使う」、「三辺の長さがわかっているから、余弦定理を使う」という書き方をします。講師の思考を見える化して生徒が同じ思考を辿れるようにしているのです。
これによって、生徒が講師と同じ思考に試験中に自力でたどり着けるようにします。
基礎を身に着けたら次はテストで点を取るための勉強に移ります。
数学の問題には解き方が複数あることが多いですが、問題によって早く解ける解法は異なります。
医学部受験の特性上限られた時間で多くの解を導かなければならないので、典型的な問題は最短で解く必要があります。
地道な作業ではありますが、京都医塾の数学ではなぜそうなるかを教えつつ、テストで点を取るための最短距離の解法を身に着けてもらいます。
テストで類似問題が出たら反射的に最短の解法で解けるようなところまで、指導していきます。
編集長:
理解しているところは省いて、理解できていないところから解説してくれるので授業内容がとても濃く感じました。
また、先生の考えを板書に落としてくれるので「なぜそうなるんだろう」という疑問が出ませんでした。
自分の解法で、時間をロスしている部分がどこか気づくことができ、次回のテストでは時間に余裕をもって解くことができそうです。
〇3時間目 英語の授業
吉田:
英語を担当する吉田です。
まず質問ですが、英語ができない人はなぜ苦手なのだと思いますか?
編集長: 単語が覚えられていないとか、文法を理解できていないとかではないでしょうか。
吉田:
そうですね、要は「反復」が不足しているのです。
正しい方法で人一倍反復すれば誰でもできるようになります。
しかしながら、今まで受験勉強している中で、頭では大事とわかっているけど反復が続かなかった、という人が京都医塾にも多く訪れます。
私は、”生徒に合わせた強制力で徹底的にやらせる”ということをします。
人は誰しも自分の好きなことは自然と反復するもの。
どうしたら英語もそうしてもらえるか、それを考えるのが講師の仕事です。
厳しくしたほうがいい生徒がいれば、励ました方がよい生徒もいる。
まず生徒を徹底的に分析・理解し、こうしたら自発的にやってくれそうというのを見つけ、生徒が自分からやる気持ち・環境作りをしていきます。
画一的な方法はなく、個人に合わせて対応するということにはなりますが、担当した生徒を深く理解し、最適な方法を見つける努力は1年間一緒に継続することをお約束します。
暗記の反復と並行してやってもらうのが、英語の思考力を鍛えることです。構文をとる力、前後の文脈を読み取って、長文読解に生かす力、暗記以外にも複雑な要素が英語の試験では絡んできます。
ここでは少人数授業の特性を生かして、生徒との受け答えの中で、どこで理解が追い付いていないのか分析・理解し課題に合わせた指導をして思考力を養っていきます。
反復による暗記と、英語の思考力を養うことによって医学部の英語の問題に太刀打ちできるようになってもらいます。
編集長: 生徒一人ひとりをしっかり理解して、学力はもちろん特性に合わせた指導をしてくれて合格までしっかりと導いてくれそうだと感じました。
〇4時間目 物理の授業
大迫:
物理の大迫です。
京都医塾の物理では過去問演習まで基礎を徹底的につけてもらいます。
清家塾長の言葉を借りれば「絶対基礎」
と呼ばれる部分です。
応用力が求められる問題もあるのですが、絶対基礎を落とさないことで合格率がグンと上がります。
また、いくつかある物理の分野の中でも物理のすべての基礎となる力学分野を基本から理解してもらえるように徹底的に解説します。他の分野の理解にも大きくかかわってくるので、時間をかけてじっくりと公式・現象の指導をしていき、「何も見なくても自力で問題を解ける」という状態を目指します。
また、個人的に私は生徒を褒めることをとても大事にしています。入塾されるのは医学部受験において、夢を叶えることが出来なかった方です。自分なりに勉強して、「思ったよりできなかった」、「もっとできるはずだったのに」と感じておられる方が多いので「できる」という成功体験を増やしていくことが重要だと思っています。
時間の徹底管理など、厳しくするところはありますが、できたところはきちんとほめて勉強のいい循環を生むことを意識しています。
編集長:
難解な式ではなく、要は何が起きているのか、本質を説明してもらえるので理解しやすかったです。
1年間根詰めて勉強しなければならない受験生の精神状態に対する配慮も感じました。
次のモチベーションにつながって、いい循環で勉強できるのではないかと思います。
合格診断ツアー③:結果報告面談
清家塾長:
一通り受講してもらいましたがどうでしたしょうか。
授業をした全ての講師と先程までミーティングしていて、分析が終わったところです。分析レポートをお渡ししますね。
編集長: ブランクもあってか散々でした、、
清家塾長:
「医学部合格診断」を受けていただいた方には、カウンセリング、到達度確認テストの結果および各科目のベテラン講師による1対1個人授業での分析に基づいて、報告レポートを作成して、お渡しいたします。
高校内容・中学内容の定着度合いを、科目ごとに5段階の基準で示します。
その10枚ほどの報告レポートは、次年度、医学部合格のために「何を、どこから、どんなふうに」学習していけばよいかという指針となるものです。
編集長:
何月時点で偏差値いくつの人が、どれくらいの確率で合格ラインまで伸びるかの統計を取っているんですね。
定量的でとても説得力がありますね。
今気づいたのですが、各科目、授業をしてくれた講師と、テストの採点をしてくれた講師のコメントが入っているんですね。しかも、授業の中での受け答えがどうだったから、理解度はこれくらいだと思われるとか、何気ない会話からも課題が抽出されてて、びっくりしました。
清家塾長:
これは京都医塾の強みなのですが、生徒の答案から、答えを導く過程の思考を細かく分析して、この子はここでつまってるからこうしよう、というのを一つ一つ積み上げていくことがどの講師もとても得意です。
できないことを見つけ、できない理由を理解し、できるための対策をするということを高いスピードでやっていくので、最速で学力を高めることができるのです。
編集長:
スポーツトレーナーとか、イメージが近いのかと思いました。
細かい動きも見てくれて、正しくない部分は都度矯正してくれて、一人で勉強していると、自分のやり方がよくないっていうのが自分だと気づかないだろうなと思うのですが、京都医塾の先生は本当に細かく観察してくれるので自分ができてない部分が浮き彫りになりますね。
清家塾長:
全ての授業が終わったら結果報告面談をします。
そこで生徒さんは今の状況を理解するので、その結果医学部をあきらめて他の学部を京都医塾で目指す方もいますし、険しい道だけど頑張って医学部を目指す方もいます。
現状を正しく把握し、京都医塾の授業を体験してもらったうえで、本気で医学部を目指したいという気持ちがあること、医学部を目指せることに感謝して全力で頑張る覚悟ができることが京都医塾の入塾条件です。
最後に
私はこの時代に医師を目指してくれる受験生に「ありがとう」と伝えたいんです。
全力で頑張りたいという受験生の気持ちに私達も全力で答えたい。この記事を読んでくれた人に、合格診断ツアーに参加してくれた全ての人に、京都医塾がこういう塾であることを理解してもらえたら幸いです。
今回校舎にお伺いして、医学部合格を目指す生徒と、それをサポートする先生の熱気を強く感じました。一人一人の学習スペースはブースで区切られていますが、それぞれが同じ目的に向かい、自分のために最適化されたスケジュールに沿い、自分で作り上げた個別ブースという勉強部屋で、医学部合格に向かって邁進する力強さを感じました。
京都医塾の講師・スタッフは、医学部合格のために何が必要か、何が合理的なのかを徹底的に突き詰め、生徒と並走してくれることでしょう。
まずは自分の現状を知るために合格診断ツアーを検討してみてはいかがでしょうか。