Y・Oさん
実家が開業医ということもあり、「医師になる」という目標は、高校3年の夏にようやく本気で意識し始めたものでした。そこから数年。気がつけば、私はすっかり典型的な多浪生となっていました。
それまではずっと地元で最も大きな予備校に通っていましたが、このまま同じ環境で浪人を繰り返していてはまずいと感じ、両親とも相談して一念発起。世間体もありましたが、思い切って上京し、医学部受験に特化した多浪生にも対応してくれる予備校で再スタートすることを決めました。
予備校選びでは、正直「ランキング上位」や「多浪に強い」といった理由から、比較的あっさりと四谷メディカルを選びました。今振り返ると、少し淡白な選び方だったかもしれません。
ですが、迷わず決めたからこそ、一発で自分にとって最適な環境に出会えたのは、とてもラッキーだったと思います。
私は特に化学が苦手で、何年も成績が伸び悩んでいましたが、河村先生のご指導のおかげで、模試でもS評価を安定して取れるようになりました。
一方で「得意なつもり」だった数学や物理についても、実は基礎の抜けや理解不足があったと気づかされ、改めて取り組んだ結果、偏差値60後半を安定して出せるようになりました。
英語もまた課題でした。長文も文法も苦手(つまり英語全般が苦手)だった私に、堀先生が単語の覚え方の初歩から丁寧に指導してくださり、おかげで偏差値50前半から70近くまで伸ばすことができました。英語は「積み重ねの科目」と言われており、1年で急激に成績が伸びるのは難しいと聞いていたので、自分でも驚きと感動の結果でした。
とはいえ、先生方からは常に
「模試でキレイな問題ばかり解けても本番では通用しない。慢心するな。医学部入試は別物だ。模試番長になるな!」
と、厳しくも温かい叱咤激励をいただいていました。
四谷メディカルのすごさは、独自の指導メソッドにあると思います。
中でも特に印象的だったのが演習指導です。演習重視を掲げる予備校は他にもありますが、四谷メディカルの演習は本当に「実戦力=本番力」がつく内容でした。
点の取れる答案の作成法を、時間とともに自然と身につけられるようになっていて、問題を解いている最中に先生が横で見守ってアドバイスしてくれるスタイルは、本当にありがたく、実力がついて当然という感覚でした。
また、これまで通っていた地元の予備校では教えてもらえなかった、医学部合格のための具体的な戦略や情報、細かいテクニックなど、「これを知っていれば、もっと早く合格できていたのでは」と思うような貴重なノウハウも、たくさん学ぶことができました。
勉強面では順調に成績が伸びていて、全体的に自信がついてきたのですが、それでも一つ大きな不安がありました。
それは、**「多浪生であることによる面接での不利」**です。
医学部入試では多浪が不利になるというのはよく知られた話で、私自身も「三浪までは第二新卒、それ以上は“それ以下”の評価になる」と、ある程度覚悟していました。
そんな中、先生方は「多浪であることを強みに変える方法がある」と、大学別の面接傾向に基づいたリアルな情報と徹底的な面接練習を通して、私の不安を払拭してくれました。
先生からは、
「多浪という人生経験を、むしろ“強み”として活かせるよう仕上げた。自信を持って面接受けてきなさい」
という言葉もいただき、本番の面接に臨む際はとても心強かったです。
そしてようやく、長かった浪人生活を終え、無事に医学部合格を果たすことができました。
ただ、あまりにも浪人期間が長かったせいか、正直、まだあまり実感が湧いていません(笑)。
最後に、受験生の皆さん、とくに私のように多浪になってしまい「もう無理かも…」と思っている方へ。
どうか、諦めないでください。
そして、もし行き詰まっているなら、四谷メディカルの門を叩いてみてください。
自分を立て直す場所として、本当にふさわしい環境がここにはあります。
一年間、親身にご指導くださった先生方、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。