T・Kさん
三浪目に突入してしまい、かなり切羽詰まった気持ちで予備校探しをしていた中、「多浪に強い」と評判の四谷メディカルを見つけて、入学を決めました。
家族や周囲からは「今年ダメだったら諦めなさい」と言われ続け、自分でもなかなか結果が出せず、正直かなり追い詰められていました。だからこそ、「今年がラスト」と心を決めて、全力で挑むことにしました。
三浪目の時点で、生物と化学は偏差値60以上をキープしていましたが、英語と数学はなかなか成績が安定せず、典型的な「理科だけ得意な多浪生」のパターンに陥りつつありました。
入学時、四谷メディカルの講師の方にこう言われました。
「理科はゼロスタートでも1年あれば仕上げられるし、現役生にもすぐに追いつかれることがある。だから、スタートダッシュが大事だよ」と。
その言葉を胸に、私は2月下旬という早いタイミングで入学し、一般的な浪人生よりも1か月早く、3月から受験勉強を本格スタートしました。
多くの人が3月末〜4月初めくらいまでは“心身の休養期間”として過ごすかもしれませんが、私はその期間をあえて勉強に充て、英単語や数学の基礎固めに集中しました。今思えば、あの1か月が1年を乗り切る上で、精神的にも学力的にもとても大切な土台になったと思います。
春から夏にかけては、三浪目というプレッシャーと、もともとの心配性な性格もあって、「もう一生受からないんじゃないか…?」という不安に押しつぶされそうになっていました。今振り返ると、軽くノイローゼ気味だったかもしれません。
そんな状態の私を、担任の先生は本当に親身に支えてくださいました。今思い出しても、感謝しかありません。
また、私は変にプライドが高くて、校内の模試やテストのランキングが張り出されるのが苦手でした。「もし上位に載らなかったら…」という不安から、模試を避けてしまったこともありました。
そのとき担任の先生から言われたのが、
「予備校でプライドなんて気にしてどうするの? 予備校は、恥をかいてなんぼ。たくさん失敗して、その分実力をつけて、さっさと合格するのが一番ですよ」
「カッコつける場所を間違えてる人ほど、浪人を繰り返しやすいです、DEATH!」
という、ちょっと笑えるけど本気のアドバイスでした。
ぐうの音も出ませんでした。まさに正論で、痛いほど響きました。
それ以降、余計なプライドはなるべく手放して、コツコツと自分の課題に向き合うようにしました。
各教科については、先生の指示どおりに淡々と取り組んでいけば、しっかり実力がついていくと実感できたので、ここではあえて詳しく書きません(笑)。
私の場合は、学力面以上にメンタルの管理が課題でした。セルフケアを意識しながら、四谷メディカルの先生方や事務の方々にも日々サポートしていただき、そして仲間にも恵まれて、なんとか乗り切ることができました。
そしてついに、合格を勝ち取ることができました。
本当にありがとうございました!