A.Oさん
個別授業では、わからないところを授業の中ですぐに解決できるのが良かったです。講師のレベルも高く、理解できるまで何度も質問に答えてくださいました。問題集の解説を読んだだけでは分からない、「なぜそう考えたのか」「自分がどうして解けないのか」を、はっきりさせることができるのは、集団授業よりも、個別の方が向いていると思いました。また、個々につく担任や周りのスタッフの方々も、急な面談に笑顔で対応してくださったり、悩みや不安を真摯に聞いてくださり、温かく過ごしやすい環境を作ってもらいました。受験勉強に集中して取り組めたのは、ラボのおかげだとおもいます。
医学部進学を目指し始めたのはいつ頃ですか?そのきっかけは何ですか?
父が勤務医として働いていたことで、医師が身近な職業の1つでした。そして将来、何になりたいか本格的に考えたのは中学生の頃でした。私は昔から、頭が良くなんでもできる父親の姿を見て、自分も父のようにカッコ良い医者になりたいと、漠然に思ったのがきっかけでした。それを機に、自分で興味のある科について調べてみたり、医療ドラマを見たりするようになったことで、医師という職業に強く憧れるようになりました。医学部受験を考えたのは、中学3年の時だったと思います。
東京医科大学に進学を決めた理由は何ですか?
実家が東京なので、東京から通える大学を受験しました。東京医科大学は、キャンパスが新宿にありアクセスも良く、母校の先輩もいたということで候補の1つとなりました。また、研究にも力を入れている大学なので、将来臨床医になるか、研究医になるかまだ決めていない私にとって、少しでも選択肢を増やそうと考えたからです。
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医学部の受験勉強を、本格的に始めたのはいつ頃ですか?
17歳
受験勉強の中で「効果を感じた」オススメの勉強法を教えて下さい。
毎日、受験で使う科目に触れていたことです。自分のスケジュールを毎朝決め、目標を立てながら勉強していました。具体的には、英語の長文は1日に必ず1つは読むようにしたり、物理や数学は、前日に学んだことを復習したり、間違えた問題は必ず解き直すことにしていました。私は、友達と一緒にやるよりは、一人で勉強していたので、分からない問題は授業のある日に講師に質問していました。また、英単語を書いた紙をトイレや家の壁に貼って常に目に入るようにしたり、間違えやすい問題は、メモ帳に書いて試験前に何度も往復するなどしていました。
受験勉強の中で「一番苦労したこと」はなんですか?
私は数学が苦手科目でした。そして私に必要だったのは、数学で使う、「思考力」でした。「なぜこの解法が思いつくのか」「自分はなんで解けなかったのか」が、数学で最も克服しなければならないことでした。私は講師がどうアプローチするのかを見たり、「なんでこう思いついたのか」と直接聞きました。できる人の思考のプロセスを徹底的に追求していき、参考書の問題もひたすら解くことで、標準的な問題を見た時に、すぐ解法が思い浮かぶようにしました。そうして数学の定石を抑えていくことで、記述問題にも定石に当てはめることで答えがだせるようになりました。すると、少しひねりがある問題にも、ある程度対処できるようになり、数学が苦手な割にも、受験で足を引っ張ることはなくなりました。
受験期はどんなことにストレスを感じていましたか?その対処法は?
合格できるか、それだけでした。私は、現役のころはまともに勉強をすることができなかったことを後悔していました。なので、絶対に後悔しないよう、やらなくてはならないことを書き出し、それに則って勉強するようにしました。幸い、浪人開始から最後まで、成績は上がり続けていったので、試験当日には「やることは全てやりきた」と自信をもって臨むことができました。
科目 | 書籍名 | おすすめ度 |
---|---|---|
数学 | 黄チャート数ⅠA、ⅡB、Ⅲ | |
理科 | 重要問題集 | |
理科 | 名門の森 | |
理科 | 物理のエッセンス | |
英語 | Duo |
入試情報をどこで集めていましたか?参考になりましたか?
常にラボが情報を提供してくれていました。入試の難易度、傾向、二次試験などを大学ごとにまとめてくださったり、面談のときにも担任が入試情報を把握しているので、自分の受験校を決めるときには、すごく参考になりました。
面接試験での「その大学ならではの質問」を教えてください
東京慈恵会医科大学 絵(もしくはグラフ)をみて、質問に答えたり、読み取れることを述べる。
東邦大学 大学に入ってから起こるある場面(レポートの窃盗、提出の遅れなど)に対して、教授にこれから連絡して。
東京女子医科大学 女医は将来退職してしまう人が多いが、あなたは女性の働き方についてどう思うか
最後に、これから受験する方々へのメッセージやアドバイスをお願いします。
医学部受験は高倍率の争いです。しかし、受験生全員が勉強が良くできるひとではありません。ひたむきに勉強に取り組んでいくことで、超難問が解けなくても、問題集でよく見かけるようなレベルの標準問題を確実に解ければ、誰でも合格できると思います。難しい問題ばかりに目を向けず、基礎をしっかり固めることが大切だと思います。あきらめず、最後まで後悔ないよう、受験勉強に取り組んでください!