A.Mさん
一年前の今頃、現役で医学部に合格できなかった私は、悲壮感に満ち溢れていました。現役時代、自分なりに必死で頑張り、それでも失敗した自分は浪人してもダメなのではと不安の中、九州医進ゼミの先生方と出会い、元気づけていただき、もう一年、更に頑張ろうと決意しました。
この一年、不思議ときつかったとも楽しかったとも思いませんでした。自分の感情を挟む間もなく、ただ勉強に没頭する一年間でした。現役時代とは全く質の異なるものだったと感じます。このように集中できたのも、学習する環境をしっかりと整えてくださった先生方のおかげではないかと思います。わからないことがあるとすぐに質問できることが本当にありがたかったです。時には同じ問題について5回も6回も質問することがありましたが、先生方は嫌な顔をせず、丁寧に答えてくださいました。
私がこの一年で鍛えていただいたことの一つは、「強さ」ではないかと思います。「強さ」というと少し抽象的に聞こえるかもしれませんが、一年かけて私は強くなったと自信を持っていうことができます。入学当初の私はとにかくネガティブで、このままではまた失敗する、こんなに間違っていればまた落ちる、一方、危機感を抱いていれば自分は頑張れる、とも思っていました。しかし、S先生が大きく構えるよう諭してくださり、U先生が「不安になると勉強に集中できない」ということを教えてくださいました。そこで、私はポジティブでいることとネガティブでいることの、メリットとデメリットを整理し、適度にコントロールするよう心掛けるようになりました。これは受験勉強に取り組むうえで、大きなターニングポイントになったのではないかと思います。
こうして自分が強くなっていくのを感じながらも、不安な時はU先生が優しい言葉をかけてくださいました。周囲の言動に心揺さぶられた時は事務のNさんが助けてくださいました。このように温かい方々がいらっしゃる場で、一年間受験勉強をさせていただき、本当にありがたく思います。