K.Yさん
社会人ということもあるが、アドバイスはしていただくものの必要以上に拘束されることなく、自由にやらせてもらったことが私には合っていた。平常時は自分で勉強を進め、週1~2回は予備校へ通う。予備校へ行くことでスケジュールにメリハリをつくることができたと思う。また、エースメディカルでは、入塾者に特に制限を設けていない。社会人に比較的リーズナブルに授業を提供してくださっていることで受験仲間を得ることができ、モチベーション維持や有益な情報を得ることにつながった。
医学部進学を目指し始めたのはいつ頃ですか?そのきっかけは何ですか?
かつて医師に憧れたことはあったが、それを実現化させるほど以前の私には強いモチベーションがなかった。前職で医療系の書類を扱ううちに、以前の医師になりたかった気持ちが蘇り、より医療に直接的に携わりたいと思うようになった。また、年齢を考えるとチャレンジするなら最後かもしれないと感じたことが大きい。このまま目標もなく現状の仕事を続けていくのか、10年後自分は何をしていたいのかを考えたときに、明確な意志が固まった。
その他の大学に進学を決めた理由は何ですか?
費用面を考えると国公立大しか選択肢としてありえなかった。最初から検討していたわけではなく、センター試験終了後に得点・採用人数・試験科目・立地条件等を含め総合的に判断して志望した。結果として、自分が得意な英語の配点が高いこと、教育環境が整っていること、自分と同じような再受験生の割合が高いことなど、進学してよかったと感じている。
3(退職前)10(退職後) | 10 |
7 | 7 |
医学部の受験勉強を、本格的に始めたのはいつ頃ですか?
受験の約1年前
受験勉強の中で「効果を感じた」オススメの勉強法を教えて下さい。
暗記科目については、自分で一問一答の問題集を作成してフラッシュカードアプリに取り込んで使用していた。何度も繰り返しながら、問題そのものを更新していくことで自分自身の理解・整理にもつながり定着につながったと思う。特に倫理・政経に効果的だった。
また、スケジューリングも重要な要素であったと思う。自分自身が飽きないように、疲れてきたら気分転換できるように科目を変更する、今日やるスケジュールを大まかに組み立ててから勉強に取り掛かるなど、ダラダラしてしまうことがないようメリハリを持って一日を過ごせるように意識しながら勉強していた。センター試験の過去問や赤本などを、きっちり時間を測って解くようにしていたことも有効だった。
受験勉強の中で「一番苦労したこと」はなんですか?
数IIIおよび化学は私にとって未知の科目であり、ゼロから理解し問題を解ける段階まで引き上げるのには非常に苦労した。特に数学は問題のバラエティが多く、自力で解ける力をつけるためには自習のみでは厳しかったと思う。質の高い問題をセレクトし、志望校を踏まえた対策をしてくださった講師にとても感謝している。
受験期はどんなことにストレスを感じていましたか?その対処法は?
終始、時間が足りないという思いに囚われ、常に焦っている気持ちだった。退職後はこの傾向が強まり、勉強以外のことは後回しという状況になっていたが、息抜きも必要だとアドバイスされたことから週一回半日は完全に勉強から離れる日をつくり、部屋の整理整頓・溜まった家事などをこなすことで気持ちが落ち着いた。
科目 | 書籍名 | おすすめ度 |
---|---|---|
数学 | 坂田アキラシリーズ | |
数学 | 大学への数学 1対1演習 | |
国語 | 最短10時間で9割とれる センター現代文のスゴ技 | |
理科 | 化学計算の考え方解き方 | |
数学 | 計算力を強くする |
入試情報をどこで集めていましたか?参考になりましたか?
▽医学部再受験の情報サイト
再受験への寛容度を参考にしていたが、実際に入学してみると年度によっても寛容度は変化するため信頼度は高くないかもしれないと感じた。ただし、絶対NGの大学はそう変化しないと思われるので、それを避けるという意味では有効。
▽『脱サラ精神科医が明かす医師・医学部生の実態と再受験成功の鍵』
最初に、受験のスケジュールを組み立てるうえで参考にした。
最後に、これから受験する方々へのメッセージやアドバイスをお願いします。
常に時間を意識して、受験勉強に取組みましょう。私の場合は仕事を辞めることでしたが、時には覚悟を決めることも重要です。浪人を何年も続けることは非常にもったいないです。今年絶対合格する!と決意を固めて、ぜひ医学部入学をもぎ取ってください。
医学部には、他ではありえない恵まれた教育環境が整っています。しかし、そこにいる学生たちは飛び抜けて優秀というわけではない普通の大学生たちです。コツコツと努力すれば、決して叶わない夢ではありません。自分の可能性・実力を信じて、未来へ向かって歩いてください。