関西医科大学の傾向と分析
情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
2019年12月現在の情報です。
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■求める学生像
医学・医療の進歩と質の向上に努め、豊かな感性と教養があり、生涯にわたり国際社会や地域社会に貢献できる医師を育成するため、次のような人材を求めています。
・高い倫理性と豊かな人間性を有する人
・医学・医療の進歩に貢献しようとする熱意を有する人
・医師に必要な使命感、協調性を備えた高いコミュニケーション能力を有する人
・課題を発掘する好奇心や探究心を有する人
・自己啓発・自己学習を継続する意欲を有する人
■本学入学までに求める学習成果
入学する学生には、高等学校等における教育課程により習得した基礎学力を、分析力や俯瞰力により高度な学びへと展開できるように、次のような能力を求めます。
・生命科学・医学を学ぶための高校卒業レベルの学力
・論理的思考力などの総合的学習能力
・多様な人々と協調、協力して物事を成し遂げるためのコミュニケーション能力
・国際社会においても活躍できる基礎となる語学能力
入試に関する問い合わせ先 | 入試センター/〒573-1010 大阪府枚方市新町2-5-1
TEL:072-804-0101(代表) |
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募集要項の請求方法 | 大学のホームページ/テレメール/オープンキャンパス・入試説明会に参加
※詳細は大学のホームページに記載。 |
大学ホームページ | |
学部所在地 | 問合せ先に同じ。 Google Map |
アクセス | 京阪電車京阪本線枚方市駅下車、徒歩約5分。 |
学部学科・定員 | 医学部=医学科122 |
大学院 | 医学研究科=医科学専攻、先端医療学専攻 |
おもな付属施設 | 関西医科大学附属病院、くずは病院、総合医療センター、香里病院、天満橋総合クリニック、附属生命医学研究所など。 |
沿革 | 昭和3年創設の大阪女子高等医学専門学校が前身。22年に旧制の大阪女子医科大学となり、27年に大阪女子医科大学医学部となった。29年に男女共学となり関西医科大学と改称した。 |
長文読解問題2題以外、毎年出題内容が変わるのは例年通り。19年度は新たに発音と同意文作成が加わった。長文の語数は18年度より減少したが、大問が1題増えたため全体の分量に変化はない。すべての設問の難易度は標準的だが、記述解答が多いため綴りをしっかり書けないと苦労する。語彙に関する問いが多いので、文章全体の内容を把握するだけでなく、単語も意識して学習をする。語句整序と空所補充が頻出するため対策をたてる必要がある。
全問が論述形式となった。17年度まで難化傾向だったが18年度から易しくなった。論述形式ではあるが、基本的な問題だったり、誘導形式になっていたりする。過去には難度の高いものも出題されているので、複数の解法を使い分ける力と迅速かつ正確な計算力は必要。典型解法を一通り学習した後、標準レベルの問題集で解答作成の練習をしておくとよい。なお、16~18年度には領域を図示する問題が出題されていた。
大問4題。19年度は例年同様、化学用語を問う空所補充、化学反応式が多く出題された。計算問題は難しい方ではないが、実力差が出やすい問題だった。大問1で水銀に関する総合問題が出題されて苦戦したかもしれない。有機ではアセテートやレーヨンに関してきちんと押さえていれば解答しやすかったはず。例年、生命科学や人間の生活環境の化学的側面に焦点を当てた内容が出題されている。日頃からこの分野にも関心を持つ姿勢が大切。
例年通り大問5問構成。近年難化しつつあったが、19年度は少し易化した。今までになかった1行で答える論述問題が5題も出題された。16年度以降、大問1は似たような形式で、小問10問の小問集合になっていたが、19年度は小問8問に減少した。「すべて選べ」という形式で問われる問題や、順に並べて指定の順番にくるものを複数答える問題があるので、正確な知識が要求される。恒常性、代謝、遺伝子の出題頻度が高くなっており、特にこれらの分野に関しては資料集なども使いながら、より細かく正確な知識をつける必要がある。
18年度に比べて比較的解きやすい問題が増えた。力学のネジの問題、電磁気のイオンチャンネルの問題など、状況把握に手間取りそうなテーマも出題されたが、誘導が丁寧なので問題文をよく読めば解きやすい。例年、グラフの描図や論述が多く出題されるため、教科書のグラフや記述について、よく理解しておく必要がある。