兵庫医科大学の傾向と分析
情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
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兵庫医科大学では、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)を掲げており、その方針に則り、上記目的を達成するために次のような人物を求めます。
■求める人物像
関心・意欲・態度
・医師となることについて明確な目的と情熱を持っている。
・病める人に対する思いやりを持ち、痛みに共感できる。
・豊かな教養と人間性を有する。
・常に努力を怠らない強い向上心を持ち、自ら進んで学習し、生涯にわたって自己啓発・自己学習・自己の健康増進を継続する意欲がある。
・科学への好奇心を有し、疑問に対して積極的に追求する姿勢を有する。
・自己犠牲の精神があり、社会に奉仕する心を持つ。
思考・判断
・高い倫理性を有し、良心に従い行動できる。
・自分の考えや行動に責任を持ち、それを周囲に明確に示すことができる。
技能・表現
・協調性に富み、周囲の人と十分なコミュニケーションを取ることができる。
・多様な価値観を理解でき、相手の立場に立って接することができる。
・知識、技能をわかりやすく伝えることができる。
知識・理解
・本学の医学教育プログラムに対応できるしっかりとした基礎学力を有する。
入試に関する問い合わせ先 | 学務部入試課/〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1-1
TEL:0798-45-6162 |
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募集要項の請求方法 | 大学のホームページ/テレメール/入試課あて郵送
※詳細は大学のホームページに記載。 |
大学ホームページ | |
学部所在地 | 問合せ先に同じ。 Google Map |
アクセス | 阪神電鉄武庫川線武庫川駅下車、西改札口から徒歩約5分。 |
学部学科・定員 | 医学部=医学科112 |
大学院 | 医学研究科=医科学専攻、先端医学専攻 |
おもな付属施設 | 大学病院、ささやま医療センター、急性医療総合センター、先端医学研究所、国際交流センター、医学教育センターなど。 |
沿革 | 昭和47年に開学した。 |
大問数と分野は20年度と同様だった。出題形式は語句整序1題を除くと、文中空所補充、英文和訳、和文英訳のみとなった。対策としては、まず単語やイディオムをしっかり覚える。読解は内容一致や内容真偽が出題されないため、全体を把握するよりも細部まで丁寧に読み込むことに重点を置いた方がよい。さらに英文和訳が頻出のため、英文解釈問題集を必ず演習する。英作文は国公立大2次試験レベルの和文英訳問題集の演習と、第三者による添削が欠かせない。
大問1は小問集合で幅広い範囲から出題されている。過去には大問以上に難しい問題が出題されていたが、17年度からは基本的な問題が中心となり問題数も減っている。大問2・3は誘導形式の問題で、例年難度にかなりの差があり、知識・経験の有無が出来を左右する問題が多い。21年度は数学Ⅲからの出題が単純な微積分のみだったが、これは新型コロナウイルス感染拡大の影響と考えられる。典型解法を習得した上で過去問を解いて本学の問題に慣れておくとよい。難度の高い問題の対策としては難関国公立大の問題で思考力を養うことが効果的だろう。
大問3題。理論・無機2題、有機1題。20年度より解きやすい問題が増加したが、大問1の半透膜による濃度変化と溶解度積、大問3の三角柱構造の有機化合物が目新しかった。エアロゾルはウイルスに関する話題が発端になっている。身の回りの物質の性質や構造、用途、実験での注意事項もきちんと学んでおこう。例年、計算過程の記載や簡潔な論述などが求められる。メディカルラボの実力判定テストで解答形式を把握しておくとよい。
15、16年度の大問7題構成が、17~19年度は大問6題構成、20年度以降はさらに減少して大問5題構成になった。最近は論述問題が毎年10題程度出題され、字数が指定されるものや解答欄に収まるように答えるものが見られる。大問1は小問集合になっている。小問数は16、17年度は20題、18、19年度は14題に減少、20年度は20題、21年度は18題だった。考察問題や計算問題も出題され、できる問題から素早く解いていくことが必要となる。
例年、全ての分野から出題されているが、21年度は原子からの出題が見られなかった。標準的で見慣れた問題が幅広く出題されているが、思考力を要する問題も出題されている。また、試験時間に対して、問題量が多く、導出過程まで要求されるため、解答時間に余裕はない。手際よく解き進めることが求められる。原子分野は細かい知識も含めて問われる。描図問題がよく出題されるため、教科書などの図を自力で描けるように練習しておきたい。