医学部受験で求められる能力は年々変わってきており、早期から医学部受験対策をすることの重要性も増してきています。
そのような背景から、高校生や浪人生だけでなく、中学生も積極的に受け入れる医学部専門予備校も増えてきました。
そのうちの一つとして挙げられるのが「四谷メディカル」です。
中学生から医学部専門予備校に通うと聞くと、勉強漬けの辛い学生生活をイメージされる方も少なくないでしょう。
しかし、四谷メディカルの中村知代校長は「中学生から医学部専門予備校で学ぶことで、生き生きとした人生を送ることができる」そう断言しています。
そこで今回は、中村校長へのインタビューを通じて、医学部受験の現状、そして、中学生から医学部専門予備校に通うことのメリットについてお伝えしていきます。
この記事は以下のような方におすすめです。
- 中学生のうちから医学部受験対策を始めようと考えている方
- 医学部受験対策は高校生から始めれば十分だと考えている方
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- 四谷メディカル
- 校長
中村 知代 氏
-四谷メディカル概要
四谷メディカルはどんな人でも医学部に合格できることを掲げている医学部予備校です。
業界トップレベルの講師陣、科学的根拠に基づいた定着率重視の学習指導、体調やメンタルも考慮した強力なバックアップ、このような特徴があります。
京都大学や慶應義塾大学など、難関大学への合格実績を持ち、医学部を目指す全ての学生を全面的にサポートしています。
医学部受験の傾向の変化により早期対策が合格の分かれ目に
-まず初めに、近年の医学部受験の状況について教えてください。
中村:医学部受験全体の状況はここ数年あまり変わっておらず、難化して高止まりといったような状況です。
しかし、医学部の入試問題の傾向については最近2つの変化がありまして、早めの対策の重要性が増しているように思います。
-2つの変化というのは、具体的にはどのような変化のことでしょうか?
中村:「数学が難化していること」と「物理が易化していること」です。
まず、数学の難化ですが、これはアメリカで始まったSTEM教育の影響を大きく受けています。
※STEM教育:科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・数学(Math)の頭文字をとったもの。
理系教育に力を入れて国力を上げようという動きなのですが、この考えが日本の医学部受験にも影響を与えています。
医者も科学者であるため、物事を論理的に考える能力が重要で、試験においては「参考書にはないような新しいタイプの問題を解けるかどうか」によって判断されます。
そして、そのようなタイプの問題は、大学側からすると理科や英語よりも数学の方が作成しやすいです。
そのため、数学で新しいタイプの問題を作成して出題することで、受験生の論理的思考力を判断しようとする傾向にあります。
論理的思考力というのは、一朝一夕で身につくものではないため、先を見据えた早期からの受験対策の必要性が高まってきています。
-もう一つの変化の「物理が易化していること」についても教えてください。
中村:生物選択の多いイメージが強い医学部受験ですが、物理医学という分野もあるように、医学界における物理の重要性は増しています。
そのため大学側からすると、物理に関してはある程度形になっている状態で入学して欲しいと考えています。
そのような背景から、物理では1年間しっかり勉強すれば解くことのできる問題を出題している大学が多く、受験生にとっては狙い目の科目となっています。
しかし、どうしても受験生、特に1年と期間が決まっている高3生・浪人生は、数学・英語などの科目に課題意識を持っている人が多く、理科の対策まで手が回らないという人が多いです。
これは、物理の点数が取りやすくなっている昨今の状況の中では非常にもったいないことです。
数学・英語は中学生から重点的に学習し、高校1・2年である程度形にして、受験期には理科の対策もできる状態にしておくことが理想的です。
このようなことからも、早期から医学部受験対策を始めることの重要性が高まってきています。
-難しい数学の対策を早めに行い、受験前は得点の伸びやすい物理などの科目に時間をかけるのが理想ということですね。
中村:加えて、医学部の二次試験には、小論文や面接などの専門の対策も必要です。
小論文でも論理的な文章を書けていることが重視され、他にもいくつかのコツがいります。
面接では「なぜ医学部に行きたいのか」といった志望動機を徹底的に聞かれるのですが、ここは暗記ではなく自分の言葉で語れる必要があります。
これらの対策にも時間が必要なため、医学部受験は高校3年間の対策では足りないほど厳しいものになってきています。
数学と小論文・面接が医学部合格の鍵となる
-医学部受験の変化に合わせて、受験生はどのような対策をするべきでしょうか?
中村:合格のために必要な対策は2つです。
1つは、腰を据えて数学に取り組むこと。
もう1つは、小論文や面接の対策を早い段階から余裕を持って始めることです。
数学では、本質を理解することが必要になります。
現在、主流となっている思考力を問われる新しいタイプの問題は、暗記だけで対応することは不可能です。
受験まで余裕がないタイミングで医学部の数学に着手すると暗記に終始してしまい、医学部の問題のレベルに太刀打ちできない状況に陥りがちです。
-数学の本質を理解するためには、具体的にはどのような対策をすればいいのでしょうか?
中村:数学の本質を理解するためには、自分で定理を証明できるようになることが必要です。
定理が証明できるほど数学の本質が理解できていれば、新しいタイプの問題にも対応できます。
数学の本質を理解したうえで、国語力を磨いて問題を見た瞬間に求められていることを見抜く力がつけば、数学の問題を感覚や暗記に頼らず機械的に解けるようになります。
-小論文や面接の対策についても、具体的に教えてください。
中村:まず、小論文についてお話ししますね。
前提として、小論文というのは少人数の採点者が大勢の受験生の答案を採点しています。
そして、大学が見ているのは受験生の思想ではなく、論理的思考力です。
文章を読んで、論理が通っているかどうかということが主な採点項目なので、自分の考えを論理的な文章にできるようになれば点数は取れます。
続いて、面接についてお話しますが、面接で見られているのは医師としての適性ですね。
単純に医師になる適性があるかどうかだけでなく、うちの大学で医師になる適性があるかというところまで見られています。
なので、自分の言葉で最後まで語りつくすことが大切です。
「なぜ医師になりたいのか?」、「医学部に入って将来何がしたいのか?」という問いに自分の言葉で答えられるようになる必要があります。
演習授業と実力ある講師陣で無駄のない授業を提供
-早めの対策の重要性が増している中で、四谷メディカルではどのような指導をしているのでしょうか?
中村:演習授業の形態で、無駄のない授業を行っています。
演習授業とは、1つの教室の中で、生徒たちがそれぞれ自分で問題を解きながら、講師の添削を受けるというスタイルの授業です。
一般的な集団授業では、自分が理解できているところも周りに合わせて授業を受ける必要があったり、逆に自分が理解できていないのに授業が進んでいったりといったことが起こります。
一方個別指導では、自分以外の学生の学力や進度というものが一切わからず、講師が必要以上のコマ数の授業を受講させようとすることも少なくありません。
それらに対して演習授業では、進度を一人ひとりに合わせることが出来て無駄がない授業が受けられることに加え、周りの生徒の進度や学力を知ることが出来るのでいい刺激を受けることが出来ます。
そのため、演習授業という指導形態が最も無駄のない授業形態だと私は考えています。
-演習授業の他にも、何か指導の特徴のようなものはありますか?
中村:演習授業を行っている講師の能力には自信があります。
四谷メディカルの講師は、どこの医学部を受けても合格することが出来るような能力の高い講師だけが集まっています。
自分の指導する科目だけでなく、すべての受験科目で合格点を取ることができます。
担当の科目以外のことも熟知しているおかげで、生徒一人ひとりに一日や一週間という単位でバランスを意識した指導をすることが出来ています。
講師の中でも、数学を担当している講師達は「大学への数学」を執筆してきたような数学力の高い人たちです。
ただ数学力が高いだけでなく、教える力も非常に高いです。
これから医学部受験において、数学の重要性が増していく中、数学力を高めるノウハウを持っているのが四谷メディカルの強みです。
正しい対策を行えば、1年間でも医学部合格は目指せます。
-最後に医学部を目指す受験生へのメッセージをお願いします。
中村:医学部受験は難易度も高く、多浪生も少なくありません。
浪人が続いているご家庭はお子様のみならず、親御さんも辛い思いをされていると思います。
医学部受験には合格するための正しい方法というものがあります。
悩みを抱えられているご家庭も、正しい対策をしっかりと行えば、1年間で医学部合格を目指すことも不可能ではありません。
四谷メディカルでは、受験生とその親御様にそのことを惜しみなく伝えていきます。
医学部受験を成功させたいと思う方は、ぜひ体験授業に来てみてください!
今回の四谷メディカル中村校長のインタビューを通じて、医学部入試において数学の重要性が増しているということを知りました。また、四谷メディカルならではの授業形態と実力講師陣について知ることで、現在、そして、これからの医学部受験の数学で得点を取るためには四谷メディカルは申し分ない環境なのではないかと感じました。数学の点数が伸びずに苦しんでいる受験生は少なくないはずです。「数学の本質を理解して高得点をとり、医学部に合格したい!」そんな気持ちを持った受験生はぜひ、四谷メディカルを訪れてはいかがでしょうか?