入試までの限られた期間のなかで、膨大な量の勉強をこなす。医学部合格のために、多くの時間と量を確保することは、たしかに必要不可欠です。
ですが、時間はすべての受験生に等しく与えられています。学習量や演習時間だけで差をつけようとすることは、現実的ではありません。
重要なのは、「ほかの人よりも多くを学び、多くを身につけること」。医学部受験の倍率がいかに高くても、学びの本質はとてもシンプルです。
同じ時間を使うとしても、学習の質や効率にどう向き合うかによって、成績の伸びは大きく変わります。
そこで今回は、科学的・合理的な学習メソッドと、完全1対1形式の個別指導やパーソナルサポートを通して、質の高い学びを提供している「学び舎東京」グループに実際に通われた生徒様とトレーナーの方にインタビューを実施しました。
この記事は以下のような方におすすめです。
- 予備校に通って学習時間も取っているのに、成績が伸びなくて悩んでいる方
- 今の時点での学力は低いけれど、志望校への”逆転合格”を達成したい方
- 医学部受験に向けて、なにから手を付けていいかわからない方
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- 学び舎東京PLUS
- 中村トレーナー
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- 筑波大学医学部合格
- A.Iさん
合理的な方法で、最短ルートで学力を伸ばす ” 学び舎メソッド ”
学び舎東京は「Study Smart」をコンセプトに、医学部・難関大学をめざすための完全1対1個別指導の予備校です。
学び舎東京では、これまでに数多くの受講生の方々が”逆転合格“を実現してきました。
逆転合格の事例
- A.Iさん:入塾から1ヵ月後の模試で偏差値が20以上アップ
- 偏差値76まで到達し、第一志望の筑波大学医学部に合格!
- C.Kさん:前年度は全校一次試験で不合格、理系偏差値40台からスタート
- 東京慈恵会医科大学・順天堂大学など、上位医学部に合格!
- H.Sさん:大手予備校ではうまくいかず、9月に学び舎へ転塾
- 残り120日間の集中トレーニングで、国立大学の医学部に合格!
- R.Yさん:高校3年生の夏から受験勉強を開始、学校と両立しながらの挑戦
- 現役で国際医療福祉大学医学部に特待合格!
逆転合格の秘訣となったのは、科学的・合理的な手法を用いた「学び舎メソッド」と、パーソナルな課題の特定・解消をおこなう「完全1対1個別指導」です。
学び舎メソッド
- 言語習得の科学「第二言語習得研究」に基づく英語の学習メソッド
- 論理的で完全な説明を生徒に求める「口頭試問」をベースに据えた数学・理科の指導
- 知識やスキルの「基礎力」をチェックするデイリーテスト
過度な精神論を前提とした「受験の常識」をリセットし、“できないことをできるようにする”ことに徹底的に向き合うために、ゼロベースでデザインした学習メソッドです。
他にはない指導方法を、最も効果的に活かせるよう、すべての授業を1対1の個別形式で実施しています。
さらに、上記の学習メソッドに加え、専属のパーソナルトレーナーがひとりずつの生徒について、1日単位の学習メニューまでプランニングする“受験のパーソナルジム「学び舎東京PLUS」”を、2016年にオープンしました。
今回は、学び舎東京PLUSで1年間過ごし、見事に筑波大学医学部に逆転合格を果たしたA.Iさんと、パーソナルトレーナーを担当した中村さんに話を聞きました。
「わからないところがわからない」状態からスタート
-まず初めに、学び舎東京PLUS入塾前のことや、入塾された時の課題などについてお聞きしたいと思います。A.Iさんは浪人1年目の春に学び舎東京PLUSに入塾されたそうですが、現役時はどのように勉強していましたか。
A.Iさん:高校3年生の時は、大手の予備校で集団授業を受けていましたが、当時の私にはノートを取るので精いっぱいで、なんとか授業で出た問題は解けるようにはするものの、少し問題が変わると手が出ない、というような状態でした。
-現役の時も医学部を受験したのですか?
A.Iさん:はい。医学部を受験しましたが、合格できませんでした。センター試験の結果も奮わなかったので、国立医学部は受験できませんでした。予備校に通って、自分なりに勉強をしていたつもりでしたが、医学部の受験のためにすべきことが分かっていないと感じました。
そんなときに学び舎東京PLUSを見つけ、パーソナルトレーナーが医学部受験への道筋を立ててくれるというしくみに魅力を感じて、1年間をここで過ごすことに決めました。
-入塾時の成績はどのようなものだったのでしょう。
中村トレーナー:主要科目である英語・数学・理科は河合塾記述模試の偏差値で50程度、国語と社会は前年度センター試験の得点率が6割くらいという成績でした。この状態から、1年で国立の医学部を突破するのは、普通ならちょっと難しいという状態からのスタートでした。
-それでもあくまで国立医学部に目標を定めて、5月には国語や社会の対策を始めたそうですね。私立大学に絞って国語や社会の対策はしない選択肢もあり得たと思うのですが、国公立にこだわったのは、それだけ勝算があったということでしょうか。
中村トレーナー:学習の戦略をきちんと練り、それを実行できれば十分に合格の可能性あると思っていました。
全科目の学習時間を最適に配分するための細かなプランニング
-どのような戦略でしょうか。
中村トレーナー:一口に国立大学といっても、思考力を深く問う問題を出題する大学と、定型的な解法を正確に理解し運用できる能力を見る大学があります。入塾当初は、そのどちらに対応するにも正直なところ力不足ではありました。ただ、4月中頃には、「A.Iさんは定型解法の運用を正確に行う力の方が高そうだ」と感じていました。
そういった個人の向き・不向きにあわせて受験校を選定し、学習の無駄を削れば、合格の水準まで学力を伸ばせると考えていました。国立大学では国語や社会の得点力も重要です。5教科すべてにおいて、特に武器となる教科がないという状態ですから、いかに時間当たりの学習成果をあげていくかということを常に意識してプランニングしていきました。
教科別の基本的な方針としては、
①主要科目(英・数・理):基礎を1から鍛え直し、夏までに医学部入試の標準レベルの問題に対応できる実力を養成する
②国語・社会:主要科目の基礎固めに影響しないようにリソースを最小限に抑えながら、共通テスト対策を進める
というものです。
そしてこれは「戦略」と呼べるものではありませんが、彼女はとてもまじめで、1年間で欠席したのは高熱を出してしまったたった1日だけ。国立大学への進学を強く望んでいましたし、それに見合う覚悟のようなものを感じさせてくれました。この思いには何としても応えたいと考えていました。
A.Iさん:毎日のように何度も何度も面談をして、プランについて説明してもらったり、学習の進め方、疑問に感じたこと、不安に思ったこと、なんでも話ができる存在でした。それがとても心強くて、そのおかげで1年間頑張れたんだと思います。
-実際に5月頃からは数英理の学習に加えて、国語や社会の対策もスタートしたそうですね。
中村トレーナー:はい。初めは(英語+数学+理科):(国語+社会)を9:1くらいの割合でプランニングしていましたが、そこから少しずつ、そのバランスを調整していったんです。
数学や理科、英語といった基礎の構築に時間をかけなければならない教科には、大量の時間が最初にどうしても必要です。ただ、たとえば数学だと、基礎を徹底的に学んで足腰を強くすることで、学習時間を減らしていくことさえ可能なのです。 実際、直前期には数学の学習時間の割合は大きく減っていました。その分、冬前くらいから国語の漢文・古文と、社会の暗記や演習などに学習時間の半分ほどを費やすことができるようになりました。
A.Iさん:最初はほんとうに、苦手科目だった数学を中心に基礎を鍛えられました。
数学は解法の「思い付き方」を鍛えた
-基礎が大切だということはよく耳にします。具体的にはどのような取り組みをされましたでしょうか。
中村トレーナー:数学でいうと、教科書レベルの公式や定理を知ってはいても、初見の問題や応用的な問題になるとまったく手が付けられない状態でした。基礎的な問題はできるのですが、問題の解法を表面的に覚えているだけなので、完全に型にはまった問題だけしか解けないという状態です。
A.Iさん:解答・解説を読めば理解できるものの、自力では解法を全く思いつけない。知っている問題と似た感じだなと思っても、ちょっと違うだけでもうできなかったんです……。
中村トレーナー:この点を解決するために、問題に対する「最初の一手」に至るまでのプロセスを可視化するという練習を行いました。与えられた条件からどんなことを考えたかという「思考」を見えるようにするということです。
学び舎の理系科目の授業では、口頭試問をベースとした授業を行っています。「いまどんな公式が使えるか?」「複数あるアプローチの中で最適なものはどれか?それはなぜか?」といった講師からの大量の質問に、口頭で細かに説明してもらうのです。質問に対して返答内容が的確であるか、瞬時に返答できるどうか(返答のスピード)などを常に確認することで、どこにどういう種類の課題を抱えているかを特定することができます。
①問題を見て→②思考して解法を思いつき→③処理をするという数学の課題解決アプローチのうち、②の「思考して解法を思いつく」というところを徹底的に鍛えることが、A.Iさんにとっての「基礎を鍛える」というものでした。
こうして”自力で解くための基礎力“を身につけることで、はじめて反復的な練習が効果を発揮するようになるのです。
A.Iさん:「解法の思い付き方」を鍛えることで、自習時間には授業で得たことを反芻して、最初の数式以前に考えたことを再現できるようにしていきました。
英語は「トレーニング」を意識。第二言語習得研究をベースに科学的に鍛えた
-英語についてはいかがでしょうか。
中村トレーナー:私たちの英語指導の強みである第二言語習得研究をベースにした学習メソッドを効果的に活用しました。
『第二言語習得研究』とは、人が第二言語(外国語)を習得するプロセスやメカニズムを研究する学問です。学び舎東京PLUSでは、その科学的な知見を応用した授業やトレーニングを行っています。
A.Iさん:これまでに体験したことのない方法でしたが、読解スピードは明らかに上がりました。語彙も大きく増え、英語はかなり得意な科目になりました。
中村トレーナー:音読やシャドーイングといった声に出すトレーニングは、第二言語習得研究などの科学的な観点からも有効だと分かっている方法ですが、日々の勉強に追われて疎かになりがちなものでもあります。ですから、毎日設定しているトレーニングアワーという基礎練習の時間に、音読やシャドーイングのメニューを必ず組み込んで日々取り組んでもらいました。スピードをあげる、というのは知識ではなくて技能・技術の部分ですから、やはりトレーニングが大切ですね。
A.Iさん:それとは別に、医学部の英語に出てくるような複雑な英文の文構造を取る方法などの「精読するためのノウハウ」も、授業の中でかなり丁寧に扱ってもらえました。これまでフィーリングでなんとなく解釈していたようなものもあえて細かく見ていくことで、難解な長文にも対応できるようになってきたんです。
中村トレーナー:基礎〜標準レベルの英文を他の受験生の2倍3倍のスピードで読み、一部の難易度の高い文章だけ構造を把握しながらじっくり読む。時間制約の厳しい医学部入試でそういう読み方ができれば、リーディングの効率は劇的に上がります。
-第二言語習得研究と受験対策英語の合わせ技、という感じですね。理科はどうでしょう。
中村トレーナー:理科も数学と似たような状態で、問題を解くときになんとなく知っている解法をあてはめているだけで、用語の定義や公式を正確に理解できていませんでした。そこで教科書を隅から隅まで精読して、講師が口頭試問していくという形で徹底して基礎を鍛え、基本事項の理解を定着させていきました。
A.Iさん:定義の中に解法があるというふうに感じるようになり、言葉の定義を正しく理解していくと、明らかにすぐに解ける問題が増えました。
中村トレーナー:基礎を徹底して固めることは地道なことなので問題演習など華やかなところに行きたくなりますが、基礎固めに時間をかけることで全体の学習時間は圧縮できます。
主要科目の基礎固めの結果、国語や社会の勉強時間を捻出できた
-主要科目の基礎固めの結果、夏以降は国語や社会に使う時間を増やすことができたということですね。
中村トレーナー:主要科目と国社の対策を同時に進めたのですが、夏頃でも国社に使える時間はせいぜい1日あたり90分と時間の制約は想像以上に厳しいものでした。そこで、限られた時間を最も効率的に活用できるメニューを組み、最小時間で国社の学力を伸ばせるようにプランニングしました。
例えば、次のような形で、1限の枠(9:55-11:25)で古文と社会の対策を行う日には、次のような形でメニューを組みました。
- 9:55-10:10 古文単語テスト3枚を10分で解き、5分で答え合わせ
- 10:10-10:50 古文マーク問題を20分で解き、残り20分で答え合わせ
- 10:50-11:25 社会のテキスト第○章を20分で通読、残り15分で巻末の一問一答を解いて復習
他の教科も同様に細かくプランニングしていたので、かなりきつかったと思いますが、こちらの指示したことを100%こなしてくれました。
-そうした取り組みの結果、最終的には成績はどうなりましたか。
A.Iさん:主要科目の英数理は河合塾記述模試で偏差値70を超えるようになり、センター試験本番でも国社を含めた5教科の合計で9割を超える得点が取れました。1年前とは全く違う結果を出すことができて、すごく嬉しかったです。
中村トレーナー:前年度は私大医学部も一次試験で全滅というレベルから、1年後には複数の私大医学部に特待生として合格、さらには筑波大学医学部にも合格するまでに成長しました。合理的な学習方法を追求したこと、そしてなにより彼女自身の努力を惜しまない姿勢が、こうしたすばらしい成果をもたらしたのだと思います。
-最後に、1年間の学習を終えて合格を手にした今の感想を教えてください。
A.Iさん:ほんとうにあっという間の1年間でした。1年前の自分とはまるで違うと思います。とにかく質を意識して、同時に量もこなして、ひたすら目標に集中して勉強をすすめることができました。私は、1年だけという約束で医学部受験に向けた浪人生活を送らせてもらっていましたが、絶対に失敗できないというプレッシャーに負けずがんばれたのは、目の前のことに向き合える環境があったこと、それから、不安を吹き飛ばすだけの結果が途中からでてきたことによると思います。1年でほんとうに大きく変われました。ありがとうございました。
中村トレーナー:学び舎東京PLUSで過ごす日々は彼女にとって決して楽ではなかったはずですが、ほんとうにすばらしい頑張りだったと思います。常に自分の課題に正面から向き合い、大きな成功を手にした彼女を、トレーナーとして誇りに思います。こちらこそ、ほんとうにありがとうございました。
専属のプロトレーナーとチームを組み、二人三脚で合格を目指す”受験のパーソナルジム”
-最後に受験生へのメッセージをお願いします。
医学部受験となると、その難易度や倍率の高さを目の当たりにして、尻込みしてしまうときもあるかもしれません。ですが、合格に向けて必要なのは、「できないこと」「足りないこと」を常に明確にしながら、1つずつ着実に解決していくこと。このサイクルを継続的に、かつ速く回すことで、学力は飛躍的に伸ばすことができます。たとえ目指すところが医学部だとしても、その学びの本質は変わりません。
学び舎東京PLUSは、専属のトレーナーと生徒がチームを組み、二人三脚で合格を目指す予備校です。トレーナーの役割は、全教科横断の学習プランニング・進捗状況や習熟度のチェック・自習メニューの調整にまで及び、生徒に合わせた最も効率的な学習方法を、1日単位でコーディネートしていきます。
プロのトレーナーが毎日状態をチェックしながら学習メニューを調整し、生徒はトレーニングそのものに集中して徹底的に打ち込む ー “受験のパーソナルジム”が、あなたの学力を飛躍的に伸ばします。
成績が伸び悩んでいる方・医学部への逆転合格を達成したい方は、ぜひ一度「無料体験授業・学習カウンセリング」をお試しください。
インタビュー中、ご本人とトレーナーはとても親しげで、この一年の大きな成果を分かち合える喜びにあふれていました。たった1年でも、成果は大きく変えられます。本人の力や熱意を十分に活かすことに成功した、細やかでロジカルな計画。パートナーとしての信頼を感じさせてくれる、とても印象的なインタビューでした。
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