藤本 優さん
まず、Medi-UPに入学を決めた理由についてですが、元々英語が苦手で高2の秋から研伸館高校生課程の中新先生の授業を受けていたのですが、そのときに先生から「今年から高3の医学部受験講座ができる」と聞き、高3からMedi-UPに移ることに決めました。学力が伸びた手ごたえを感じたのは、模試の点数が安定して取れるようなってきた時です。この頃から“考える”という事ができるようになりました。これまで中学・高校と定期テストで点数をとる事を重視してきたので、全て暗記の勉強を行ってきたのですが、今年は毎朝基礎力演習での数学や、自力で解くまで帰れない制度や、生物考察の授業のおかげで、見たことのない問題も考えることができるようになりました。
関西医科大学に進学を決めた理由は何ですか?
私が理想としている医師の出身校だからです。
医学部の受験勉強を、本格的に始めたのはいつ頃ですか?
父と祖父が医師だったので、小さい頃からずっと医師になると決めていました。
受験勉強の中で「効果を感じた」オススメの勉強法を教えて下さい。
ストレスや不満は全て個別の時に教室の先生方にその都度話していました。私は何か嫌なことがあれば勉強に集中できなくなる性格なので、今思えばそのおかげで勉強を続けることができたのだと思います。
受験勉強の中で「一番苦労したこと」はなんですか?
自分のすぐ落ち込んでしまう性格です。本当によく泣いていました。
受験期はどんなことにストレスを感じていましたか?その対処法は?
小テストの得点が全て張り出される事です。でも、それを見て悪かった時は、次は絶対点数を取ろうと思えたし、良ければ維持しようと努力できました。
科目 | 書籍名 | おすすめ度 |
---|---|---|
理科 | スクエア |
入試情報をどこで集めていましたか?参考になりましたか?
Medi-UPで入試相談会があったので、そこで各大学の方に直接話を聞いていました。
最後に、これから受験する方々へのメッセージやアドバイスをお願いします。
浪人中は勉強ばかりで、先が見えなくて本当にしんどいです。でも、浪人したからこそ得たものは本当に大きです。浪人中に勉強するということを習慣化したことも医学部に入ってから活きてくると思います。頑張ってください!
担当講師・担任からのコメント
藤本さんは真面目で、努力を継続できる受験生でした。高校3年生の時にMedi-UPに入学して、高校の定期テストではとてもよい成績を残していました。しかし、現役で医学部に合格することはできませんでした。その原因は、「考えて答えを出す」勉強ではなく「解き方を覚える」勉強をしていたことにありました。学校のテストでは「解き方を覚える」だけで得点できる問題が多いですが、医学部受験においてはそのような問題は出題されません。学校の定期テストでよく得点できていた彼女は、その事実を知りがらも「点数が取れているからいいじゃん」と、「考える」ことから逃げてしまっていたのです。
Medi-UPの高卒コースで受講するになった藤本さんに、徹底的に「考える」ことを求めました。「問題の条件は何を表しているのか」「なぜそう考えるのか」ということを、自分の言葉で表現できるまで何度も何度も問いかけました。初期のころは、彼女の心の中で「投げ出したい」気持ちと「目標達成のために考えなければ」という気持ちの葛藤がひしひしと伝わってきました。悔しくて涙を流すこともありましたが、歯を食いしばって最後までくらいついてきたことで、関西医科大学の推薦入試を受ける頃には「まず、考える」ことができるようになりました。
これから先は、もっと「考える」ことが多くなります(もちろん覚えることも膨大です)。Medi-UPで培った能力にさらに磨きをかけて、自分の理想とする医師になってください。