聖マリアンナ医科大学の傾向と分析

情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
2024年02月時点の情報です。

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聖マリアンナ医科大学について

アドミッションポリシー

聖マリアンナ医科大学は、キリスト教的人類愛に基づき、病める人々の心と体の痛みがわかり、かつ、医学・医療の実践者としての確かな専門知識、豊かな感性ならびに高い能力を有している医師の育成に力を注いでいます。

本学が求める学生像
1.医師を目指す明確な目的を有している。
2.医師になるための品格と倫理観を有している。
3.医師になるための知性と科学的論理性を有している。
4.病める人々の心と体の痛みがわかり、かつ、豊かな感性を有している。
5.他人に対して自分の意見を明確に述べることができ、また、他人の意見を聞き入れこれを理解する気概を有している。
6.誠実で協調性に優れ、広い視野を有している。

本学が求める学力
医師には生涯「自ら学ぶ力」が必要である。そのために、高校では医学を学ぶ上で基盤となる数学、理科をしっかりと学んでおくこと。その際は、表面的・断片的な知識の詰め込みでなく、体系的な知識と確かな応用力を身に付けるよう心がけることが必要である。
また、本学では英語が4年次まで必修科目として配当されており、実践的に英語を読み、書き、話すことができるようカリキュラムが組まれている。入学後の英語学習に必要となる、表現力や語彙力を高めておくようにすること。
さらに、本学では小論文試験および面接試験を課し、人物を多面的に評価している。小論文試験では、文章の読解力および表現力、論理的思考力を重視し、面接試験では、将来良き臨床医となるために必要な積極性、協調性、社会性を中心に評価している。

学部基本情報

入試に関する問い合わせ先 入試課/〒216-8511 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
TEL:044-977-9552
募集要項の請求方法 ①大学のホームページ 
※紙媒体での願書等の配布は廃止。募集要項は大学ホームページより入手。
※詳細は大学のホームページに記載。
大学ホームページ

http://www.marianna-u.ac.jp/univ/

学部所在地

問合せ先に同じ。 Google Map

アクセス 小田急線向ヶ丘遊園駅・生田駅・百合ヶ丘駅・新百合ヶ丘駅、JR南武線武蔵溝ノ口駅、東急田園都市線溝の口駅・宮前平駅・鷺沼駅・あざみ野駅から聖マリアンナ医大行バスで終点下車。
学部学科・定員 医学部=医学科117
大学院 医学研究科=医科学専攻
おもな付属施設 大学病院、東横病院、横浜市西部病院、川崎市立多摩病院、難病治療研究センターなど。
沿革 昭和46年に東洋医科大学として創設。48年に聖マリアンナ医科大学に名称変更。

聖マリアンナ医科大学の入試問題の出題傾向と分析

英語

22年度から大きな変化はない。大問1で記述問題が5題出題され、字数制限なしが4題、120~140字が1題だった。かなり記述が多いため解答に時間がかかる。大問2の文整序はやや難しい気がするが、空所補充は易しいため、全体的には標準的。大問3も22年度と同様。文法の誤りから答えを導き出せるが、内容からも判断可能。大問1の記述対策として内容説明の多い国公立大用の問題集の演習、空所補充対策として語彙力養成、大問3対策として誤り指摘問題集の演習と会話文表現の暗記に取り組むとよい。

数学

16年度以降、大問4は証明問題となっており、整数に関する難度の高い問題が多い。そのため大問1~3までを確実に得点することが重要となる。大問2は会話文形式の出題だった。他大学ではあまり見かけない形式や範囲の出題もあるが決して難問ではない。解ける問題から確実に解いていくとよい。過去には数値計算などで、計算が煩雑な問題が出題されたこともあるので十分な計算力も養う必要がある。また、データの分析が大問として2度出題されたことがあるので注意したい。

化学

大問2題。21年度(前・後期)以降、大問数に変化はない。大問1は新課程でも重視されている環境エネルギーに関する内容、大問2はグリシルアラニンに関する高分子化合物で答えやすい問題が多かった。解答形式では2~3行以内の理由説明や文字制限(15文字)、描図(エネルギー図)が出題された。解答時間は2科目140分で私立大医学部の中で最長だが、問題量は決して多い方ではない。本番では慌てずに計算や論述をしっかりして進めていく余裕がある。

生物

22年度と同様に大問3題構成の記述式。他大学に比べ試験時間が長いので、考察問題や論述問題、計算問題など時間のかかる問題をじっくり考えることができる。論述問題や計算問題については、典型的なものを一通り解けるように練習しておく。23年度は比較的解きやすかったが、やや難しめの実験考察問題が出題されることが多いので、与えられた情報を正確に読み取れるように演習しておく。23年度は出題されなかったものの、描図問題はよく出題されるので、日頃から教科書の図を意識して見る習慣をつけておく。

物理

例年通り大問5題で、大問1は空所補充形式の小問集合、残りの大問は力学、電磁気、熱、波動からの出題だった。近年は、解答を簡潔に示すものと解答だけを書かせる形式が多いが、以前はグラフの描図、論述と様々な形式の問題があった。難度は標準レベルの問題が多い。また、小問集合では現象名、公式名、人物名など、暗記事項が出題されたことがあるので、十分に対策をしておきたい。

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