聖マリアンナ医科大学の傾向と分析
情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
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聖マリアンナ医科大学は、キリスト教的人類愛に基づき、病める人々の心と体の痛みがわかり、かつ、医学・医療の実践者としての確かな専門知識、豊かな感性ならびに高い能力を有している医師の育成に力を注いでいます。
本学が求める学生像
1.医師を目指す明確な目的を有している。
2.医師になるための品格と倫理観を有している。
3.医師になるための知性と科学的論理性を有している。
4.病める人々の心と体の痛みがわかり、かつ、豊かな感性を有している。
5.他人に対して自分の意見を明確に述べることができ、また、他人の意見を聞き入れこれを理解する気概を有している。
6.誠実で協調性に優れ、広い視野を有している。
本学が求める学力
医師には生涯「自ら学ぶ力」が必要である。そのために、高校では医学を学ぶ上で基盤となる数学、理科をしっかりと学んでおくこと。その際は、表面的・断片的な知識の詰め込みでなく、体系的な知識と確かな応用力を身に付けるよう心がけることが必要である。
また、本学では英語が4年次まで必修科目として配当されており、実践的に英語を読み、書き、話すことができるようカリキュラムが組まれている。入学後の英語学習に必要となる、表現力や語彙力を高めておくようにすること。
さらに、本学では小論文試験および面接試験を課し、人物を多面的に評価している。小論文試験では、文章の読解力および表現力、論理的思考力を重視し、面接試験では、将来良き臨床医となるために必要な積極性、協調性、社会性を中心に評価している。
入試に関する問い合わせ先 | 教育課入試係/〒216-8511 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
TEL:044-977-9552 |
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募集要項の請求方法 | 大学のホームページ/テレメール
※詳細は大学のホームページに記載。 |
大学ホームページ | |
学部所在地 | 問合せ先に同じ。 Google Map |
アクセス | 小田急線向ヶ丘遊園駅・生田駅・百合ヶ丘駅・新百合ヶ丘駅、JR南武線武蔵溝ノ口駅、東急田園都市線溝の口駅・宮前平駅・あざみ野駅から聖マリアンナ医大行バスで終点下車。 |
学科・定員 | 医学部=医学科115 |
大学院 | 医学研究科=医科学専攻 |
おもな付属施設 | 大学病院、東横病院、横浜市西部病院、川崎市立多摩病院、難病治療研究センターなど。 |
沿革 | 昭和46年に東洋医科大学として創設。48年に聖マリアンナ医科大学に名称変更。 |
試験時間が90分から英数合計150分へと変更になったため、問題量は大きく減少した。しかし読解分野の出題傾向に変化はない。文法分野は会話中の状況理解に関する問題のように見えるが、文法的な誤りから判断する問題だった。読解対策は国公立2次対策問題集を使い、制限字数を考慮せず該当箇所をまとめ、模範解答例に近づく練習をする。出題内容が一定ではない文法分野は文法・熟語・慣用句の問題集と会話文の問題集を1冊ずつ完成させておこう。
大問1の小問が2題に減り、大問2では本来は受験生が導出すべき分数関数の導関数(数学Ⅲ範囲)が問題文で与えられていた。これは明らかに新型コロナウイルス感染拡大の影響によるものだ。大問3で出題されたデータの分析は以前にも大問で出題されており、頻出単元と言える。16年度から大問4は証明問題となっており、例年は、整数に関する難度の高い問題が多いため大問1から3までを確実に得点することが重要。大問2に他大学ではあまり見かけない形式や範囲の問題が出題されることもあるが難問ではない。解ける問題から確実に解いていくと良いだろう。過去には数値計算などで計算が煩雑な問題が出題されたこともあるので十分な計算力も養う必要がある。
大問2題。20年度から2題減少。2行で記す理由説明が2問あった。大問1はグルコースや乳酸に関係した熱化学の問題で、生体のエネルギー論でよく扱われる問題だった。大問2は窒素単体や化合物の生成の化学反応式や化学平衡に関する内容で平易な方だった。例年、問題ごとに有効数字の指定がある。また、グラフ描図にも慣れておこう。解答時間に余裕があるので丁寧に解いてミスを減らすこと。過去問に取り組む際には、可能ならば20年度後期の問題も参照しておくとよい。
20年度と同様に、大問3題構成の記述式。他大学に比べ試験時間が長いので、考察問題や論述問題、計算問題など時間のかかる問題をじっくり考えることができる。論述問題や計算問題は、典型的なものを一通り解けるように練習しておく。21年度は比較的解きやすかったが、やや難しめの実験考察問題が出題されることが多いので、与えられた情報を正確に読み取れるように演習しておくとよい。21年度は出題されなかったが、描図問題はほぼ毎年出題されているので、日頃から教科書の図を意識して見る習慣をつけておく。
例年通り大問5題で、大問1は空所補充形式の小問集合、残りは力学、電磁気、波動、原子からの出題だった。ここ最近は、解答を簡潔に示すものと解答だけを書かせる形式が多いが、以前はグラフの描図や論述など様々な形式の問題があった。難度は標準レベルの問題が多いが、小問集合では現象名、公式名、人物名など、暗記事項が出題されたこともあるので、十分に対策をしておきたい。