自治医科大学の傾向と分析

情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
2025年04月時点の情報です。

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自治医科大学について

アドミッションポリシー

医師として社会に貢献する自覚をもち、地域医療に進んで取り組む気概のある、次のような人を求める。

適性
・ コミュニケーション能力が高く、行動力がある。
・ 高い倫理観と幅広い教養を兼ね備える。
・ 困難に直面しても、目標に向かって努力を継続できる。

基本的学力
・ 論理的思考力が高い。
・ 文章や発表における表現力が高い。
・ 医学習得に必要な能力と十分な意欲を有する。

地域医療への意欲
・ 総合的診療能力を有する医師を目指す。
・ 医療を通じて地域社会のリーダーを目指す。

学部基本情報

入試に関する問い合わせ先 学事課入試広報係/〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1
TEL:0285-58-7045
募集要項の請求方法 大学のホームページ/テレメール/学事課あて郵送/本学及び都道府県庁窓口で配布
※詳細は大学のホームページに記載。
大学ホームページ

http://www.jichi.ac.jp/

学部所在地

問合せ先に同じ。 Google Map

アクセス JR宇都宮線(東北本線)自治医大駅下車、徒歩約15分。
学部学科・定員 医学部=医学科100
大学院 医学研究科=(修士)医科学専攻、(博士)地域医療学系専攻、人間生物学系専 攻、環境生態学系専攻
おもな付属施設 附属病院、とちぎ子ども医療センター、附属さいたま医療センター、地域医療学センター、分子病態治療研究センターなど。
沿革 昭和47年に開学した。

自治医科大学の入試問題の出題傾向と分析

英語

大問3題はすべて読解。23年度に変更された空所補充で複数の箇所の組み合わせを選ぶ問いや、後続する文を選ぶ設問は残った。23年度と比較して内容に関する問題が減少し、空所補充が増えたため、さらに難化した印象。空所補充対策としては、語彙力の向上が必須。抽象的な内容の英文は具体的な内容にするなど工夫して勉強する。23年度と24年度が新形式の問題であるため、この2年分の過去問を必ず演習し、正解の根拠を理解する必要がある。

数学

24年度は1~14は答えがすべて1桁の整数となるように作られた小問、15~17、18~20、21~25がそれぞれ大問扱いの形式だった。ほぼすべての範囲から出題されるが、コロナ禍以降は数学Ⅲからの出題数が激減している。例年、小問は基本的な問題が中心で、わずかな時間で解答できる問題が多い。そのため、確実に解ける問題を解いていくなど、要領よく処理していく必要がある。教科書傍用問題集などで短時間に多くの問題を解く練習をするとよい。また、大問は有名テーマが出題されているので、標準的な問題集に取り組んでおくと効果的だろう。

化学

小問集合25問。私立大医学部では最短の解答時間(理科2科目で80分)。小問を数問まとめた出題が続いており、24年度は6セット(23年度は5セット)だった。正誤問題では該当する選択肢の数を問う形式や、正解の組み合わせを選ぶ形式があり、高い解答精度が要求される。試験時間が短いため、普段から解答スピードを上げよう。例年、合成高分子化合物まで一通り出題されるので、過去問を活用して形式と内容の特徴をつかんでおこう。

生物

23年度と同様に小問25問構成のマーク式。生物、生物基礎の全範囲から出題されている。19年度以降は数題の小問で構成される問題も出題されている。出題のされ方が少し変化したとはいえ、通常の小問集合の問題と大差はない。問題自体の難度が高いものはそう多くないが、1教科あたり40分の時間で25問を解くのはかなり大変と言える。過去問で時間配分の感覚をつかむ訓練をしておく必要がある。

物理

例年、小問集合25問で構成されており、高校物理の全分野からの出題となっている。共通テスト以前のセンター試験レベルの基本~標準レベルの問題が中心だが、24年度は交流回路、気球など、受験生が手薄になりがちな内容が出題され、戸惑った学生もいただろう。しかし、他の医学部と比較すると難度は低めなので、他大学の対策をしている受験生であれば十分に対応可能。一方、試験時間に対して問題数が多いため、手際よく問題を解き進めないと、時間内に解き終わることが難しい。過去問やセンター試験の過去問を用いて、短時間で多くの問題を処理する力を養い、満点近い点数を獲得する練習を行っておくこと。

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