藤田医科大学の傾向と分析
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1.藤田医科大学医学部は以下のような人の入学を求めています。
(ア)藤田医科大学医学部および藤田医科大学病院の理念を理解し、その発展のために尽くす決意のある人
(イ)地域の健康と福祉に貢献する熱意を有し、そのための努力を怠らない人
(ウ)職業人として長く社会に貢献する意思のある人
(エ)他の医療専門職と連携して、患者および地域住民の健康問題を解決するため、主体性を持って多様な人々と協働して学び、行動しようとする姿勢を有する人
(オ)誠実で協調性に優れ、柔軟な心と広い視野を持つ人間性あふれる人に成長していくための素直な心を持ち、努力を続けられる人
(カ)自律的に自らの健康管理、社会規範の遵守ができ、計画的な行動と多面的かつ慎重な判断ができる人
(キ)以下に代表される多面的で高い学力を有する人
英語:英語で記述された教科書や医学論文等を理解し、海外での臨床実習や国内外の国際的状況において十分なコミュニケーションが取れるようになっていくために必要な基礎的英語力
数学:論理的、数量的な思考が十分可能であることを示す数学力
国語:人間と人間との関係の中で、互いの立場や考えを尊重しながら、言語を通して円滑に相互伝達、相互理解を進めていくのに十分な国語能力と、問題を解決しようとする創造的かつ論理的な思考力
理科:自然に対する関心と探求心、観察力および実験能力を前提とした深い理解とそれらによって培われた科学的態度
地理歴史・公民:多様な価値観を有する国際社会において主体的に生きることや、生を尊べる平和で民主的な社会を形成するための資質と自覚に繋がる社会科の能力
2.性、人種、宗教、性的指向、社会経済的地位、身体能力の如何によって、入学に関する優先性が影響されることはありません。
入試に関する問い合わせ先 |
医学部入試係/〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98 TEL:0562-93-2635 |
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募集要項の請求方法 |
大学のホームページ/テレメール/医学部入試係あて郵送または電話で申込み/広報部あてFAX(0562-93-4597)で申し込み ※詳細は大学のホームページに記載。 |
大学ホームページ | http://www.fujita-hu.ac.jp/ |
学部所在地 | 問合せ先に同じ。 Google Map |
アクセス | 名鉄名古屋本線前後駅から名鉄バス藤田医科大学病院行または赤池駅行約15分。名古屋市営地下鉄桜通線徳重駅から名古屋市営バス徳重13系統藤田医科大学病院行または名鉄バス前後駅行約16分。 |
学部学科・定員 | 医学部=医学科120 |
大学院 | 医学研究科=形態系専攻、機能系専攻、保健衛生系専攻、分子医学系専攻、内科系専攻、外科系専攻 |
おもな付属施設 | 藤田医科大学病院、坂文種報德會病院、七栗記念病院、中部国際空港診療所、総合救命救急センター、総合医科学研究所、ダビンチ低侵襲手術トレーニングセンター、低侵襲画像診断・治療センターなど。 |
沿革 | 昭和46年に医学部の設置認可を受け、47年4月に開学した。 |
出題形式に変更点はない。大問2の語句整序がやや難化した。感覚的に解くと正解できないため、文法を本質的に理解しておく必要がある。大問3は文の内容はやや難しいが、選択肢が平易なため正解しやすい。大問4は内容を理解することはできるが、記述解答であるため容易ではない。対策としては文法・語彙・語法、語句整序、500~700語の長文の問題集をそれぞれ1冊ずつ完成させる。内容説明や和文英訳対策として、国公立大2次試験用問題集の演習が欠かせない。
20年度から易化が続いているが、21年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響も大きいか。特に、大問1のマーク式の小問集合はかなり基本的な問題が多くを占めた。大問2・3は記述形式の大問であり、大問2は容易に数え上げられる場合の数・確率であった。ただ、大問3では煩雑な計算をこなさなければならず、計算力が大きく影響したであろう。これまでに大問1ではデータの分析、循環小数、正多面体なども出題されている。例年、大問2・3は難度の高い問題が多い。かなりの知識と思考力が必要とされる問題も多く、難関・国公立大の問題をどれだけ数多く経験しているかが出来を左右するだろう。小問集合の出来が合否を分けると考えられる。
大問5題。大問1の小問集合の問題数は、20年度の6問から3問に減少したが、各設問内の問いが多く内容量的にはほぼ変わらない。水蒸気蒸留の問題で差がついた。例年、グラフ作成、化学反応式や論述問題(20~25字)があるが、21年度は論述問題の出題がなかった。文字式の計算、定量的な問題への対応力を求められていることが多い。本番では有効数字の指定や構造式の例に気をつけよう。対策としては、後期日程の問題も参考にしながら過去問演習を進めておくとよい。
20年度と同様に大問4題構成の記述式。20年度から問題量が増加し、難度は上昇している。単純な知識問題ではなく、リード文から考えさせる問題が増加している。論述問題、計算問題の出題は例年通り。21年度は出題されなかったが、描図問題は過去に何度も出題されている。日頃から教科書の図を意識して見る習慣をつけておく。見慣れない問題や、内容が分かりにくくて解きにくい問題も出題されるので、過去問で感覚をつかんでおくとよい。
近年は力学・電磁気で大問4題中3題を占め、残りの1題は熱もしくは波動が多い。例年、基本解法を用いる問題が多いが、21年度は全体的に難化した。特に大問2は、大気と風船部内の気体の種類が異なり、風船内部の気体の変化が断熱変化という珍しい設定の問題が出題された。また、高度による大気圧の変化でも高い計算力が要求された。出題形式が多岐にわたり、解答に用いる文字の指定も細かいため戸惑うかもしれない。さらに、時間に対して問題量が多いため、過去問を解く際には時間配分にも注意したい。ちなみに、17年度には原子の知識を問う問題も出された。