予備校名:富士学院 掲載日: 2019/02/25
【うそ・偽りの多い合格実績の実態】
塾や予備校選びで当然気になるのは、その塾や予備校からどのくらいの医学部合格者が出ているのか、つまり合格実績がどうなのか!?ということと、費用がどのくらいかかるのか!?多くはこの2点だと思います。今回はこの気になる合格実績についての見方と、注意点を中心にコラムを書きたいと思います。実はそれぞれの塾や予備校でこの“合格実績の出し方”に大きな違いがあります。
まず合格実績の見方についてですが、一般的には合格実績の数だけがクローズアップされる傾向にありますが、大事なのは全体として受講者が何人位いたのか、その分母の数が分からない中、合格者の数だけ見て評価するのは少し違う気がします。またこの数についてもほとんどの塾や予備校は、合格者の延べ人数を合格実績として出しているケースが多く、力のある受験生が一人で5~6校合格をすると、必然的に合格実績の数だけが増えるということになってしまいます。また合格実績の出し方も塾や予備校で様々であり、実績をあえて紛らわしい見せ方をするところもあります。
たとえば・・
・歯学部、薬学部、獣医学部など医学部医学科以外を医学部の実績のように見せている。
・一次合格者や補欠者を含めた数字も最終合格実績として計上されている。
・単年度の合格実績ではなく、他学部を含めた過去の累計実績で人数を多く見せている。
・大学名だけが書いてあり、具体的な人数を明らかにしていない。
・合計人数を出しているのに一部の大学だけ出して「他多数」「その他」で曖昧にしている。
・最終合格としての合格率ではなく、一次合格を含めての合格率というケースも。
もっとひどい場合には、実績や合格率そのものがデタラメという場合もあります。
このように合格実績を見る場合、その数字だけで判断するのではなく、
その中身をしっかりと見て、数字の根拠を確認してみてください。
【入学選抜試験で成績の良い生徒しか入学させないところもある】
また塾や予備校の中には入学可否の選抜試験を実施し、初めから成績の良い生徒を中心に入学させているところもあり、ただ単純に合格実績だけでは評価ができないということです。その他、こういうケースもあります。たとえば個人指導だけで指導しているところでは、1科目を数日間だけ指導したとしてもその生徒が合格を果たすと、当然その生徒は合格者の一人として合格実績にカウントされます。同じ合格でも年間を通して全ての受験科目を指導してきた生徒とは、合格の評価や重みが全く違ってくると言わざるを得ません。大事なのは合格実績の数だけではなく、その合格にどのくらい塾や予備校として携わってきたのか!?生徒がどのくらい感謝をしているのかなど、その中身の部分です。ぜひ塾や予備校を選択する際には、その大事な中身を必ず確認してください。
大事なポイントは・・
1.生徒が何人いて、実際に何人合格できたのか?
2.合格した生徒のレベルはどうだったのか?
3.合格に導いていけるノウハウが確立されているのか!?
4.あるとすればそのノウハウは何なのか!?
【富士学院はうそ・偽りのない医学部医学科の合格実績を掲載しています。】
富士学院は「生徒を指導する立場の者」として、また「教育に携わる者」として、絶対にうそや偽りはあってはならないと強く考えています。
富士学院では2018年度医学部医学科専願者実数307名中164名の進学者が輩出できており、生徒の2人に1人以上が医学部医学科に進学しています。
また2017年度は医学部医学科専願者実数297名中134名の進学実績を出すことができました。
入学選抜試験などで生徒を限定せず、成績が厳しい生徒を含め医学部を目指して頑張るという生徒は原則受け入れた上での実績です。
富士学院の最終合格実績は他学部や一次合格者などを一切含まず、補欠繰上合格者を含む医学部医学科のみの実績を掲載しています。ある一定レベル以上の成績の生徒のみを入学させる方式はとらず、富士学院は国公立選抜クラス以外は一切選抜制を用いず、成績が厳しい生徒を含めて、今の成績はさておき、これから“医学部を目指して頑張る”という生徒は原則、全てお預かりしてきた上での本当の実績です。
塾や予備校の選択は合否を大きく左右するだけではなく、その将来にも大きな影響を及ぼす大事な選択となります。くれぐれも合格実績の数だけに惑わされないように、その中身をしっかりと見ていくことと、その塾や予備校の本質もしっかりとみていくことが必要だと思います。正直、それぞれの塾や予備校が出している合格実績が本当に正しいのかどうなのかは、個人情報との兼ね合いもあり、調査することはまず不可能です。ある意味、塾や予備校が言っている事を信用するしかありません。ただ一つだけ、確認ができるとしたら、それは合格体験記なのかも知れません。
合格体験記は、合格をした生徒がその塾や予備校に対して信頼や感謝があるからこそ書けるものだと思います。この合格体験記をどのくらいの生徒が書いているのか!?またその中身はどうなのか!?この合格体験記は合格実績の真実を含む塾や予備校の一つの評価材料に、なり得ると思います。ぜひ、合格体験記をチェックしてみてください。但し、その気になれば体験記は自作自演することもできますので、公表されている合格者数と体験記掲載数の割合をよく確認することをお勧めします。