予備校名:螢雪会メディカル 掲載日: 2019/02/24
東大螢雪会から志望校に合格した生徒様の経験談をご紹介させていただきます。
受験生の方、ご家族の方のご参考になれば幸いでございます。
高卒部教室授業渡部 太良君 東洋高校卒
東邦大学(医)、東京医科大学、岩手医科大学(医)合格
私はなんとか一浪で合格することができましたが、現役生の時は医学部を受けませんでした。医学部に合格するには模試の偏差値があまりにも低く、医学部に出願する気持ちになれなかったからです。代わりに他学部を受験しましたが、それすら合格せず失敗に終わりました。
私は自分の能力の低さに打ちひしがれましたが、こんな結果では終われないと浪人を決意しました。浪人生活が始まるとまず、自分の勉強法を真剣に見直して復習重視の勉強に切り替えました。再スタートした時期が早かったこと、新たな勉強法が自分によくマッチしていたこと、そして螢雪会の先生方の指導の質がとても高かったことが幸いし、5月の模試で数学と理科の偏差値が一気に70近くまで上昇しました。
実は浪人してからは医学部への進学を目指すことはせず、他学部への進学を考えていたのですが、この模試の結果を見て、医学部に進学することができるのではないかと思い直し、志望を医学部に変更しました。それは模試の結果が返却された6月末の時点のことであり、入試が始まるまで7ヶ月弱という時期での決断でした。
こうして医学部を目指すことになったわけですが、それまで続けていた勉強法を特に変えたりはしませんでした。勉強時間を一時間ほど多くとるようにしたくらいで、同じ様なペースで勉強を続けることを心掛けました。なぜなら、医学部入試であろうと他学部入試であろうと、求められる学習内容にほとんど違いはないと考えていたからです。その考え方が正しかったのかどうかは私にはわかりませんが、その後の模試で偏差値が急降下するようなことはなかったため、大きく間違っていたわけではなかったと思っています。
連日続く医学部入試には苦戦したものの、どうにか合格を勝ち取ることができました。現役生の時に諦めていたものに手が届き、合格した瞬間は感無量でした。合格して思うのは、真剣に取り組んだ結果、たとえ失敗してもその後に必ず大きく成長できるということです。大きく傷つき、そこから何とかしようと試行錯誤した後に発揮される集中力は、以前では考えられないほどのものになります。そして、そのレベルに成長できるまで強力に後押ししてくれた先生方には心から感謝しています。