稲垣 有紗さん
医学部進学を目指し始めたのはいつ頃ですか?そのきっかけは何ですか?
英語と数学は短期間で伸びにくく、積み重ねが大事な科目なので、受験を見据えて中学校から英語と数学は塾に通っていた
大阪医科薬科大学に進学を決めた理由は何ですか?
兄が小学生の頃ネフローゼ症候群を発症し、2カ月間の入院生活を送りました。それでも完治はせず、兄はもちろん私たち家族は、兄の病気の悪化や、兄の将来について心配や不安な気持ちを抱えていました。ステロイドの服用や10年間の通院を経ましたが、完治することができました。今兄は、病気のことを心配せずに楽しい大学生活を送ることが出来ています。この事から私は医学の技術はもちろん、10年間にわたって兄との信頼関係を築き励まし続けることによって完治に導いてくれた主治医に憧れを抱き、将来は腎臓内科医として、長期間にわたるものも含む病気の治療の携わりたいと思うようになりました。そのために、兄の主治医のようの、重い病気で苦しんでいる人達を、豊富な知識や広い視野を持ってケアでき、また、治療が長期にわたっても対処できる能力を持った医師になりたいです。
長期間の治療では、患者は精神的にも身体的にも負担がかかります。この双方を軽減しながら治療を進めるためには、多くの治療法の中から最も適切なものを選んで、組み合わせる事ができる能力が必要です。また、重い病気の場合には、感染症や合併症が起こったり、容態が急変する場合があり、教科書通りではない症例に対処する能力も必要です。大阪医科薬科大学では、具体的な症例を扱う問題解決型の授業であるアクティブラーニングを取り入れており、多角的な視野を持った主体的な医師の育成を行っているので私の求める能力が得られると考えています。また、患者の精神的な負担を軽減するには、コミニュケーション能力や倫理観が必要だと私は考えています。精神的な問題は表に現れにくく、患者と話したり、患者の立場になって考えることで見つける必要があるからです。大阪医科薬科大学ではクリニカル・クラークシップを行なっており、患者との関わりの中から臨床実習をすることができたり、第一学年の早期実習では患者の立場から医療を見ることで、医療の成り立ちを理解することができたり、医師としての倫理観を養う事ができると知りました。そこで私は、これらの実習で経験を積む事によって、医師としてのコミュニケーション能力や倫理観を習得し、精神的な負担も軽減できるような治療が実践できると考えます。
よって私は、自分がなりたい腎臓内科医として必要な能力は、大阪医科薬科大学の学習システムや教育課程によって得られると思い、大阪医科薬科大学を志望しました。"
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医学部の受験勉強を、本格的に始めたのはいつ頃ですか?
中学校から英語と数学は塾に通わせてもらいました
受験勉強の中で「効果を感じた」オススメの勉強法を教えて下さい。
同じ問題集を三周以上すること。
イヤホンのノイズキャンセリング機能を使ったら騒音をカットできて集中力が上がりました。
受験勉強の中で「一番苦労したこと」はなんですか?
模試の成績が上がりづらかったこと。周りの頭のいい友達と励ましあって勉強し続けた。
受験期はどんなことにストレスを感じていましたか?その対処法は?
あまりリラックスできる環境が無かったことです。ペットに癒しを貰っていました。
科目 | 書籍名 | おすすめ度 |
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英語 | やっておきたい英語長文700 |
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入試情報をどこで集めていましたか?参考になりましたか?
塾のアドバイザーの人に聞いて集めました。
最後に、これから受験する方々へのメッセージやアドバイスをお願いします。
私は勉強がなかなか思うように進まないとき、現実逃避にスマホを触ってしまうことがよくありました。ですが、今思うとスマホを見ることにかなりの時間を無駄にしていたなと思います。なので、家で勉強する時は親にスマホを預けたり、自習室で勉強する時はカバンから出さないなど、自分をスマホから遠ざけるようにした方がいいと思います。
これから不安なことが増えて来るかもしれませんが、わからないことは遠慮せずに周りに聞いたり相談したり、休むときはしっかり休んで、無理をしすぎないようにして欲しいです。