東北医科薬科大学の傾向と分析
情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
2023年12月時点の情報です。
1、本学医学部の使命に共感し、将来、東北地方の地域医療・災害医療に従事して、地域住民の健康を支える使命感に燃えた学生を求めています。
2、高度で専門的な知識と技能を兼ね備えながら、病める人とその家族の思いに共感できる強い意志と柔らかな心を持った医師を志す学生を求めています。
3、高等学校等で理科、数学、英語を十分に習得し、論理的に考える姿勢と着実な学習習慣を身につけている学生を求めています。
入試に関する問い合わせ先 | 東北医科薬科大学 学務部入試課/〒981-8558 宮城県仙台市青葉区小松島4-4-1 TEL:022-234-4181(代表) |
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募集要項の請求方法 | 大学のホームページ/テレメール ※詳細は大学のホームページに記載。 |
大学ホームページ | |
学部所在地 |
問合せ先に同じ。 3年次以降、福室キャンパス Google Map |
アクセス | 【小松島キャンパス】JR仙山線東照宮駅下車、徒歩15分。JR仙台駅から市バスで東北医科薬科大・東北高校前下車、徒歩約1分。地下鉄南北線台原駅下車、徒歩15分。 【福室キャンパス】JR仙石線陸前高砂駅下車、徒歩7分。JR仙台駅から市バスで東北医科薬科大学病院入口下車、徒歩3分。JR仙台駅から宮交バスで陸前高砂駅下車、徒歩7分。 |
学部学科・定員 | 医学部=医学科100 |
大学院 | 医学研究科 |
おもな付属施設 | 大学病院、若林病院、メディカルトレーニングセンター |
沿革 | 1939年に東北薬学専門学校として創立。1949年に東北薬科大学薬学部薬学科を開設。2016年4月に医学部を新設し、大学名称を東北医科薬科大学に変更。 |
出題形式・難度ともに変化なし。23年度は大問2の医療系長文がやや読みにくい印象を受けるが、設問が非常に易しいため正解は容易だ。大問3の誤り指摘は文構造を把握できないと正解にたどり着けない。大問4の語句整序は和訳が与えられており、さらにすべての設問に熟語が含まれるため、それらを覚えていれば問題なく解答できる。対策としてはマーク式の500~700語程度の読解問題集を演習し、選択肢の吟味を心がけるとよい。大問3対策として英文の構造分析は欠かせない。最後に熟語の暗記と語句整序の練習をすれば高得点が取れるはず。
毎年、出題単元が大きく変わっており、23年度は2題が数学Ⅲの積分法、1題が数え上げによる確率であった。過去の出題範囲にとらわれず多くの大学で頻出の内容を学習しておくべきだろう。例年、計算量が多い問題が出題されるので典型問題の解法がすぐに頭に浮かぶようにしておくとともに、正確かつ迅速な計算を行えるよう練習しておくことが重要。基本的な解法を習得した後、同じ誘導形式の他大学の過去問で練習するとよい。
大問4題。理論2題、無機1題、有機1題とバランスのよい出題だ。例年より解きやすい問題が増えた。設問数は25問だった。誤文より正文の組み合わせを解答にする設問が多い。23年度も高分子化合物の出題がなかった一方、シクロアルカンの立体異性体で点差がついた。計算問題も多いため、概算での計算などでスピードを上げるとよい。ここ数年、天然高分子からの出題がないので、今後も注意しておこう。計算問題と正誤問題の演習量を増やしておくことが合格の近道だ。
例年通りマーク式。22年度は大問4題構成だったが、23年度は21年度までと同様に大問3題構成に戻った。大問1題が残りの大問と比較して極端に難しくなっているという傾向は変わらず、20~22年度までと同様に23年度も大問1が非常に解きにくい問題になっていた。最初に全体を見渡し、解きにくい問題を避けて、比較的解きやすい大問から手をつけるようにする。23年度は出題されていないが、遺伝子に関する問題は頻出なので、しっかりとした対策をしておきたい。
力学と電磁気は必須で、熱力学と波動が隔年で出題されている。大問は3題だが設問数は多く、時間内にすべてを解答するのは難しいことが多い。例年、大問3についてはやや難度が高い問題が出題されているが、23年度は難度は抑えられていたものの分量が増えた。見慣れない問題が出題されることがあるが、落ち着いて誘導に乗ることで、解答を進めることができる。過去問演習を通して、誘導に乗る練習をしていきたい。また問題数が非常に多く、素早い計算を要するので、標準~やや難レベルの問題集を解いて、数式処理に慣れておきたい。