帝京大学の傾向と分析
情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
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医学部は、最新の医学・医療に習熟した専門医、チーム医療の中核を担う臨床医、在宅、僻地等で医療を支える地域医療従事者など、社会のニーズを満たすよき医師の育成を目指しています。
心身共に健康であり、実習を含む6年間の医学教育に適応でき、かつ高等学校等における幅広い学修を通じて、次のような資質を備えている入学者を求めています。
1. 医学を学ぶ上で必要な基礎学力を有している。
2. 高い倫理観と奉仕の心を備えている。
3. 協調性とコミュニケーション能力を有している。
4. 自立した学習態度、問題解決能力を有している。
5. 医学に対する強い熱意・関心・意欲を有している。
入試に関する問い合わせ先 | 入試センター/〒173-8605 東京都板橋区加賀2-11-1
TEL:0120-335933 |
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募集要項の請求方法 | 大学のホームページ/テレメール/書店で購入/資料請求センター(電話0120-123361)/入試センター窓口で配布
※詳細は大学のホームページに記載。 |
大学ホームページ | |
学部所在地 | 問合せ先に同じ。 Google Map |
アクセス | JR埼京線十条駅下車、徒歩約10分 |
学部学科・定員 | 医学部=医学科120 |
大学院 | 医学研究科=医学専攻(博士課程) |
おもな付属施設 | 医学部附属病院、医学部附属溝口病院、ちば総合医療センター、附属池袋クリニック、附属新宿クリニックなど。 |
沿革 | 昭和46年に医学部を設置した。 |
例年通りの出題傾向だが、読解量がやや増加した。3題ある長文は医療系が中心で、2題は内容一致のみと空所補充のみの出題だった。唯一の記述問題は英文和訳だが、これは標準的。本学の入試の特徴として語彙レベルが高いことが挙げられる。そのため単語帳をしっかり覚えるだけではなく、医療系に特化した長文問題集などで医療系単語に慣れておきたい。語句整序が頻出のため市販の問題集を1冊は仕上げておく。
出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bでデータの分析以外の幅広い分野から出題されている。大問2(2)は私立医学部頻出問題の知識がないと時間内に解き切るのは厳しかっただろう。基本的な問題が中心だが、過去には思考力が必要な問題が出題されたこともある。結果のみを記入する方式なので計算ミスは致命的。典型的な問題の解法は瞬時に浮かぶように練習しておくとともに、迅速かつ正確に計算する訓練も必要。他教科との時間配分も重要なカギになるだろう。
大問4題。例年同様、時間的に余裕がなかった。21年度は、大問3でフントの規則、パウリの排他律、ライマン系列などを扱う問題があり、ここの正答率は高くなかっただろう。問題ごとに有効数字や指数表記の指定があるので注意を要する。また選択肢をアルファベット順・五十音順で答えたり、該当しない場合に×を記入したりする形式がある。対策には計算力強化だけでなく、より深い化学的理解が重要となる。良問が多いため、過去の入試問題に取り組んでおくとよい。
20年度までは大問4題構成だったが、21年度は大問3題となった。日程によって難度はかなり異なる場合が多い。免疫に関する問題は6年連続で出題されており、バイオテクノロジーに関する分野も最近高頻度で出題されている。この2つの分野は特に実験問題も含めて、標準的な問題の演習に取り組んでおこう。正誤問題の出題が非常に多く、特に「すべて選べ」という形式で問われる問題が目立つ。演習で正誤問題を解くときには、誤りの選択肢のどこが誤っているのかを必ず確認する習慣をつけておく。
以前は大問4題を解答する形式だったが、21年度は大問3題となった。16年度以降は、力学と原子からの出題が多い。解答を書かせるだけの問題が中心で、論述や描図問題の出題は見られない。基本~標準レベルの問題が多いが、年度によっては、やや難度が高い問題も見られる。また、出題傾向が重なることが少なく、初日、2日目、3日目と進むにつれ、出題内容の予想が立てやすい。