帝京大学の傾向と分析
情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
2023年12月時点の情報です。
医学部は、最新の医学・医療に習熟した専門医、チーム医療の中核を担う臨床医、在宅、僻地等で医療を支える地域医療従事者など、社会のニーズを満たすよき医師の育成を目指しています。
心身共に健康であり、実習を含む6年間の医学教育に適応でき、かつ高等学校等における幅広い学修を通じて、次のような資質を備えている入学者を求めています。
1. 医学を学ぶ上で必要な基礎学力を有している。
2. 高い倫理観と奉仕の心を備えている。
3. 協調性とコミュニケーション能力を有している。
4. 自立した学習態度、問題解決能力を有している。
5. 医学に対する強い熱意・関心・意欲を有している。
入試に関する問い合わせ先 | 入試センター/〒173-8605 東京都板橋区加賀2-11-1 TEL:0120-33-5933 |
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募集要項の請求方法 | 大学のホームページ ※募集要項は紙媒体による配布を行わず、大学のホームページに掲載。 |
大学ホームページ | |
学部所在地 |
問合せ先に同じ。 Google Map |
アクセス | JR埼京線十条駅下車、徒歩約10分 |
学部学科・定員 | 医学部=医学科116(臨時定員含む) |
大学院 | 医学研究科=医学専攻(博士課程) |
おもな付属施設 | 医学部附属病院、医学部附属溝口病院、ちば総合医療センター、附属新宿クリニックなど。 |
沿革 | 昭和46年に医学部を設置した。 |
読解問題3題に語句整序1題という形式に変化はない。3日間ある入試のすべてにおいて、長文のテーマは医療にまつわるものが多い。そのため医療系長文の読解問題は必ず演習し、医療系単語も覚える必要がある。出題形式では空所補充の出題率が高いため、医療以外の語彙も高めておかねばならない。大問3は内容一致のみの出題のため、読解演習の際には段落要約を心がける。大問4対策としては語句整序の標準的な問題集を1冊完成させる。
出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bで、データの分析以外の幅広い分野から出題されている。22年度から基本的な問題が中心の出題となっているが、過去には思考力が必要な問題が出題されたこともある。結果のみを記入する方式なので計算ミスは致命的。典型的な問題の解法は瞬時に浮かぶように練習しておくこととともに、迅速かつ正確に計算する訓練も不可欠。他教科との時間配分も重要な鍵になるだろう。
大問4題。23年度は、有機の設問が非常に多かった。過年度と比較しても、ヒドロキシアパタイトの計算がやや大変だった以外、難度的に突出していなかった。従来の算用数字や指数表記の指定と併せて、計算結果の選択もあった。出題内容は各試験日でまちまちだが、無機、有機が多く、特に高分子化合物は天然・合成ともによく出題される。空所補充では物質名や化学式の指定も多く、注意が必要だ。赤本には、各年度2日分掲載されているため、良問の多い過去問に取り組んでおくとよい。
22年度と同様に大問3題で記述式。日程によって難度はかなり異なる場合が多い。近年は、免疫に関する問題とバイオテクノロジーに関する分野が高頻度で出題されている。この2つの分野については、特に実験問題も含めた標準的な問題の演習を積んでおく。正誤問題の出題が非常に多く、特に「すべて選べ」の設問が目立つ。演習で正誤問題を解くときには、誤りの選択肢のどこが誤っているのかを必ず確認する習慣をつけておく。ひらがな指定やカタカナ指定で答える設問にも注意したい。
近年は大問3題で、力学と電磁気からの出題が多い。解答を書かせるだけの問題が中心で、論述や描図問題の出題は見られない。基本~標準レベルの問題が多いが、年度によっては、やや難度が高い問題も見られる。また、出題傾向が重なることが少なく、初日、2日目、3日目と進むにつれ、出題内容の予想が立てやすい。