帝京大学の傾向と分析

情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
2025年04月時点の情報です。

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帝京大学について

アドミッションポリシー

医学部は、最新の医学・医療に習熟した専門医、チーム医療の中核を担う臨床医、在宅、僻地等で医療を支える地域医療従事者など、社会のニーズを満たすよき医師の育成を目指しています。
心身共に健康であり、実習を含む6年間の医学教育に適応でき、かつ高等学校等における幅広い学修を通じて、次のような資質を備えている入学者を求めています。

1. 医学を学ぶ上で必要な基礎学力を有している。
2. 高い倫理観と奉仕の心を備えている。
3. 協調性とコミュニケーション能力を有している。
4. 自立した学習態度、問題解決能力を有している。
5. 医学に対する強い熱意・関心・意欲を有している。

学部基本情報

入試に関する問い合わせ先 入試センター/〒173-8605 東京都板橋区加賀2-11-1
TEL:0120-33-5933
募集要項の請求方法 大学のホームページ
※募集要項は紙媒体による配布を行わず、大学のホームページに掲載。
大学ホームページ

https://www.teikyo-u.ac.jp/applicants/

学部所在地

問合せ先に同じ。 Google Map

アクセス JR埼京線十条駅下車、徒歩約10分
学部学科・定員 医学部=医学科116(臨時定員含む)
大学院 医学研究科=医学専攻(博士課程)
おもな付属施設 医学部附属病院、医学部附属溝口病院、ちば総合医療センター、附属新宿クリニックなど。
沿革 昭和46年に医学部を設置した。

帝京大学の入試問題の出題傾向と分析

英語

24年度から記述式とマーク式が混在する出題形式に変わった。大問1と大問2の長文は内容に関する問いが少ない。一方、大問3は内容に関する問いしか出題されない。本学では医療に関連した内容が多いが、単なる医療に関する英文というより、医療を題材に論理的な思考などが問われている。大問4の語句整序は易しいため完答したい。対策としては、医療関係の英文を段落要約すると同時に語句を意識しながら読む。大問4は標準的な語句整序の問題集を1冊仕上げれば十分対応できる。

数学

24年度は出題形式が記述式とマーク式が混在する形に変わり、大問4では領域の図示が出題された。24年度は数学Ⅱからのみの出題だったが、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A(図形の性質、場合の数と確率)・B(数列)・C(ベクトル)でデータの分析以外の幅広い分野から出題されている。22年度から基本的な問題が中心の出題となっているが、過去には思考力が必要な問題が出題されたこともある。結果のみを記入する方式なので、計算ミスは致命的。典型的な問題の解法は瞬時に浮かぶように練習しておくとともに、迅速かつ正確に計算する訓練も不可欠。他教科との時間配分も重要な鍵になるだろう。

化学

大問4題。24年度から記述式とマーク式の併用になった。知識問題を即答して、計算時間を確保する必要がある。化学用語や構造式の記述問題も出題された。計算問題では数値選択のマーク形式以外に、従来の算用数字や指数表記の指定があった。ヘモグロビンは24年度の埼玉医科大でも類題があったので、受験期間中は他大学の出題内容も随時チェックしておくとよい。例年、良問が多いので、赤本掲載の各年度2日分の過去問に取り組んでおこう。

生物

23年度と同様に大問3題だったが、解答形式が記述式とマーク式の複合形式へと変化した。また、論述問題が1題から2題へ増加した。日程によって難度はかなり異なる場合が多い。近年は、免疫に関する問題とバイオテクノロジーに関する分野が高頻度で出題されている。正誤問題が非常に多く出題されるため、正確な知識が必要となる。演習で正誤問題を解くときには、誤りの選択肢はどこが誤っているのかを必ず確認する習慣をつけておく。

物理

21年度から大問3題構成が続いている。全分野から偏りなく出題され、力学、電磁気と、残り1題を波動、熱力学、原子のいずれかが占める。24年度からは、解答形式が記述式とマーク式が混在する形となった。難度は基本~標準レベルで、市販の典型的な問題集や教科書傍用問題集をしっかりと取り組めば、十分に高得点が望める。ただし、24年度の合成抵抗の問題のように、多少難度が高い問題も出題されるので、余裕があれば発展的な問題集にも取り組んでおくとよいだろう。3日間の入試で、問題の内容がかぶることがあまりないため、2日目、3日目と問題の予想が立てやすくなっている。

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