杏林大学の傾向と分析

情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
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杏林大学について

アドミッションポリシー

医学部医学科は、本学科の理念・目的を理解し、その達成に真摯に取り組む意欲ある人材を求めている。具体的には、次のような資質をもつ学生を求めている。

(1)求める学生像、資質
(1-1)生涯を通じて医師として他人のため、社会のために奉仕する強い意欲をもつ人
(1-2)生命の尊厳を尊ぶ心をもつとともに、高い倫理観と豊かな人間性を備えた人
(1-3)協調性と高いコミュニケーション能力をもち、周囲の人と良好な関係を築ける人
(1-4)柔軟な思考力と知的探究心をもち、生涯を通じて医学の修得・研鑽に熱意をもって取り組める人
(2)求める学習成果
「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー)および「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に揚げる知識・技能や能力を備えた人を求める。
(2-1)入学後の修学に必要な基礎学力としての知識や実技能力を有している。(知識・理 解・実技能力)
・高等学校で履修する数学、理科、英語などについて、内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。
・基本的な英語力および日本語運用力と表現力を身につけている。
(2-2)知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて物事を多面的かつ論理的に考察することができる。(思考力・判断力)
(2-3)自分の考えを的確に表現し、伝えることができる。(表現力)
(2-4)教育、人間、自然、文化などにかかわる諸問題に深い関心を持ち、社会に積極的に貢献する意欲がある。(関心・意欲)
(2-5)積極的に他者とのかかわり、多様な人々との対話を通して相互理解に努めようとする態度を有している。(態度・主体性・多様性・協働性)
(3)入学者選抜の基本方針
本学科の教育理念・目標に合致した学生を選抜するために、以下のとおり入学者選抜を実施する。
(3-1)総合型選抜(AO入試)
志望理由書、推薦書、面接の内容、小論文、調査書および基礎学力の状況を総合して入学の適性を評価する。
(3-2)一般選抜
一般入学選抜試験(数学、理科、英語)の成績、小論文、面接、調査書の内容を総合して評価する。
(3-3)大学入学共通テスト利用選抜(前期)
大学入学共通テスト(数学、理科、英語)の成績、小論文、面接、調査書の内容を総合して評価する。
(3-4)大学入学共通テスト利用選抜(後期)
大学入学共通テスト(数学、理科、英語)の成績、英語記述試験、小論文、面接、調査書の内容を総合して評価する。
(3-5)外国人留学生選抜
一般入学選抜試験と同一の選抜方法、選抜基準により評価する。

学部基本情報

入試に関する問い合わせ先 医学部事務課/〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2
TEL:0422-44-1865
募集要項の請求方法 大学のホームページ  
※募集要項は紙媒体による配布を行わず、大学ホームページに掲載予定。
大学ホームページ

http://www.kyorin-u.ac.jp/

学部所在地

〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2 Google Map

アクセス JR中央線・総武線三鷹駅南口または吉祥寺駅南口、京王線仙川駅または調布駅北口から小田急バスで約20分、杏林大学病院前下車。
学部学科・定員 医学部=医学科118(認可申請予定含む)
大学院 医学研究科=生理系専攻、病理系専攻、社会医学系専攻、内科学系専攻、外科系専攻
おもな付属施設 付属病院、高度救命救急センター、総合周産期母子医療センターなど。
沿革 昭和45年に医学部を設置した。

杏林大学の入試問題の出題傾向と分析

英語

21年度と同じ出題形式。長文の読解量が150語程度減少し、素直な問題が多いために易化した。大問1~3には難問が数題あるが、他は標準的な問題である。読解問題も内容把握しやすい上に、明らかに間違いである選択肢が多く短時間で正解にたどり着ける。文法問題と語句整序が出題されるため、オールインワン系の問題集を演習しておこう。読解はここ2年、300語前後の長文が出題されているので、300~500語の長文を精読する。文整序は東海大学の問題で練習し最後に本学の過去問に取り組む。同傾向が続けば合格には高得点が必要。

数学

21年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響のため易化していたが、22年度は難化に転じた。大問3の図形を絡める問題は本学らしい問題。大問1・2のような解きやすい所を確実に得点することが重要となる。例年はハイレベルな有名テーマが誘導形式で出題され計算量が多い。20年度以前の傾向に合わせて学習に取り組むべきだろう。全範囲の基本的な解法を習得した後、過去問などを使って時間配分や誘導に乗ることを意識した練習をしておくとよい。完答を狙わずに解きやすい問題から確実に解いていくといった姿勢も大切だ。

化学

21年度の大問3題から4題に戻った。正誤問題の小問が多いが、2科目100分なので解答スピードを意識しておこう。選択肢の複数解答や各桁の数字を直接答える形式がある。典型的な内容で構成されているが、コバルトの錯イオンの立体化学や芳香族の配向性など、やや高度な内容も含まれていた。また高分子の出題も小問で復活した。23年度に向けても高分子対策をしておく方がよい。本学と併せて、他大学のマーク形式の問題などで慣れておくことが大切だ。

生物

18~21年度は大問数が増減していた(3題→4題→3題→4題)が、22年度は21年度と同様に大問4題構成だった。例年計算問題の出題が多く、5~10題程度出題されることが多いため、典型的な計算問題の演習を積んでおく必要がある。最近は小問集合の大問がいくつか出題される場合が多く、ここを素早く処理して、残りの時間を考察問題や計算問題に充てられるように上手く時間配分したい。

物理

18年度以降は、小問集合2題と力学1題、電磁気1題の大問4題の出題が続いている。小問集合は、力学、熱、波動、電磁気、原子と全分野から出題されるため、幅広く学習しておく必要がある。年度によっては、難度が高い問題、時間のかかる問題もみられるが、基本的に問題の難度はそれほど高くなく、典型問題が多い。しかし、試験時間に対して設問数がやや多いため、典型問題を速く正確に解くことが大切だ。

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