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杏林大学の傾向と対策

情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
2018年12月現在の情報です。

杏林大学について

アドミッションポリシー

医学部医学科は、本学科の理念・目的を理解し、その達成に真摯に取り組む意欲ある人材を求めている。具体的には、次のような資質をもつ学生を求めている。

(1)求める学生像、資質

(1-1)生涯を通じて医師として他人のため、社会のために奉仕する強い意欲をもつ人
(1-2)生命の尊厳を尊ぶ心をもつとともに、高い倫理観と豊かな人間性を備えた人
(1-3)協調性と高いコミュニケーション能力をもち、周囲の人と良好な関係を築ける人
(1-4)柔軟な思考力と知的探究心をもち、生涯を通じて医学の修得・研鑽に熱意をもって取り組める人

(2)求める学習成果
「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー)および「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に揚げる知識・技能や能力を備えた人を求める。

(2-1)入学後の修学に必要な基礎学力としての知識や実技能力を有している。(知識・理解・実技能力)
・高等学校で履修する数学、理科、英語などについて、内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。
・基本的な英語力および日本語運用力と表現力を身につけている。
(2-2)知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて物事を多面的かつ論理的に考察することができる。(思考力・判断力)
(2-3)自分の考えを的確に表現し、伝えることができる。(表現力)
(2-4)教育、人間、自然、文化などにかかわる諸問題に深い関心を持ち、社会に積極的に貢献する意欲がある。(関心・意欲)
(2-5)積極的に他者とのかかわり、多様な人々との対話を通して相互理解に努めようとする態度を有している。(態度・主体性・多様性・協働性)

(3)入学者選抜の基本方針
本学科の教育理念・目標に合致した学生を選抜するために、以下のとおり入学者選抜を実施する。
(3-1)AO入試
志望理由書、推薦書、面接の内容、小論文、調査書および基礎学力の状況を総合して入学の適性を評価する。
(3-2)一般入試
一般入試試験(数学、理科、英語)の成績、小論文、面接、調査書の内容を総合して評価する。
(3-3)センター試験利用入試
センター試験(数学、理科、英語)の成績、小論文、面接、調査書の内容を総合して評価する。
(3-4)外国人留学生入試
一般入試と同一の選抜方法、選抜基準により評価する。

学部基本情報

入試に関する問い合わせ先 入学センター/〒181-8612 東京都三鷹市下連雀5-4-1 
TEL:0422-47-0077
募集要項の請求方法 大学のホームページ  
※募集要項は紙媒体による配布を行わず、大学ホームページに掲載予定。
大学ホームページ

http://www.kyorin-u.ac.jp/

学部所在地

〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2 Google Map

アクセス JR中央線・総武線三鷹駅南口または吉祥寺駅南口、京王線仙川駅または調布駅北口から小田急バスで約20分、杏林大学病院前下車。
学部学科・定員 医学部=医学科117
大学院 医学研究科=生理系専攻、病理系専攻、社会医学系専攻、内科学系専攻、外科系専攻
おもな付属施設 付属病院、高度救命救急センター、総合周産期母子医療センターなど。
沿革 昭和45年に医学部を設置した。

杏林大学の入試問題の傾向と対策

英語

傾向

文法問題15題、誤り指摘10題、会話文5題、2長文20題の計50題からなる形式は、過去3年間変化がない。今年度は大問1の文法と大問3の誤り指摘の難易度が下がり、長文の内容が医学部受験者には読みやすい内容であったため、全体的に易化した。しかし例年であれば長文2題中1題は難易度が高く、文法語法問題も細部まで理解していないと解答できない問題が多いため、過去3年の難易度を基準とした学習を心掛ける。すべてマーク形式ではあるが、高得点を取るには知識、スピード共に要求される。

対策

文法語法対策としては『英文法ファイナル問題集(標準編・難関大編)』と『頻出英文法・語法問題1000』を各1冊ずつ演習し、繰り返し復習することを勧める。誤り指摘対策は河合出版の『スーパー講義 英文法・語法 正誤問題』のA・Bレベルを、答えを覚えるくらいまで徹底的に演習しておきたい。長文対策は700語程度の英文を20分~25分で読み解答することを意識する。医療系の内容が頻出なので『私立医大の英語(長文読解編)』を利用するとよい。

数学

傾向

2017年度は難化したが、2018年度は2016年度以前程度のレベルに戻った。考え方や計算のレベルが高いので、時間内に完答するのは難しい問題がほとんどである。試験中にゆっくり考える時間はない。難度の高い問題を誘導に従い、速く正確に解くことが求められている。誘導形式ではあるが、その大問の前半の設問がわからなくても後半は答えられることが多い。

対策

定型的な解法は必ず習得し、瞬時に頭に浮かぶようにしておくことが必要である。本大学の過去問や獨協医科大学、川崎医科大学などの過去問を使って、時間配分や誘導に乗ることを意識した練習をしておくとよい。問題ごとの難易度に差があるので、全問完答を狙わずに解きやすい問題から確実に解いていく、少し考えて解法の見当がつかないものは潔く捨てる、などといった姿勢も必要になるだろう。

物理

傾向

例年大問4題であり、2015年度までは、力学、電磁気、波動、熱から、2016年度・2017年度は、力学、電磁気、波動、原子から出題された。しかし2018年度は出題傾向が大きく変わり、小問集合が2題と力学1題、電磁気1題となった。試験時間が短縮された2012年度以降は、それ以前に比べやや易化している。基本的に典型問題が多いが、年度によっては、難易度が高い問題、時間のかかる問題も見られる。試験時間に対して、設問数がやや多いため、典型問題を速く、正確に解くことが大切である。

対策

まず『良問の風』を用いて、入試標準レベルの問題に素早く対応できる力を養っておきたい。そして『体系物理』等で入試標準~発展レベルの問題に対応できる力を養いたい。問題数がやや多いため、難易度があまり高くない問題を優先的に、かつ確実に解き、残った時間で時間がかかる問題を解くなど、事前に戦略を練って入試本番を迎えてほしい。

化学

傾向

大問3~4題。2015年度以降、若干易化傾向が続く。理科2科目100分であるが、時間的には余裕がある。2018年度で、第1問に初めて小問集合が出題され、答えになる選択肢をすべて選ぶ設問が10問中5問あった。理論化学では、計算結果は各桁の数値を直接マークする形式である。グラフの読み取りや選択の問題が多い。例年無機化学が大問になるが、2018年では小問集合に含まれた。有機化学では脂肪族、芳香族が続いて出題されており、2016年度と2017年度に大問で続いた合成高分子は2018年度には出題されなかった。

対策

標準問題が多く、『セミナー化学基礎+化学』『スタンダード問題230選』で解答力をつけておく。計算問題はセンター試験、埼玉医科大学などのマーク形式の過去問が効果的である。グラフでは、三態図、固体の溶解度曲線、凝固点降下、浸透圧、反応速度が扱われたため、蒸気圧曲線、化学平衡などに注意しておくとよい。実験問題も大切である。有機化学では、合成染料、樹脂、繊維、ゴムに関する合成高分子などの出題があったため、今後、酵素、医薬品、肥料、再生繊維、半合成繊維、ビニロンなどの対策をしておくとよい。

生物

傾向

2014年度から2年間、50分で大問4題であったが、2016年度以降は以前の形式に戻り、問題数が大問3題に減少している。2018年度は大問1つに様々な分野からの出題がなされ、大問1で基本的な知識の一問一答形式の問題、大問2で図の空所補充や計算問題、大問3で実験考察問題という形式であった。例年、解答数を指定しない正誤問題や時間を取られる問題が混在しており、すべてに正確に答えようとすると時間が足りなくなる。
<頻出分野>動物の反応、代謝、遺伝情報を中心に全分野 <頻出形式>グラフ

対策

「体内環境」「代謝」「動物の反応」「遺伝子」の標準~やや難の問題が頻出している。教科書の学習に加えて、『生物標準問題精講』や『重要問題集』などの標準以上の問題集で全範囲をとりこぼしなく学習すること。さらに、頻出するグラフ選択の問題では考察型と知識問題の両方が見られる。この対策としては、過去問を使って慣れておくだけでなく、普段から典型的なグラフを学ぶ際、軸の目盛り、単位、おおよそのスケールなどを意識して学習しておくと良い。また、やや難の問題への対策として、教科書をしっかり読み込んだ後に、資料集の発展的な内容にも目を通しておきたい。

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