国際医療福祉大学の傾向と分析
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1.本学の基本理念と教育理念とを十分に理解し、専門職業人として「共に生きる社会」の実現に貢献する強い意志をもつ者であること
2.優れた学業実績や英語能力を有し、将来、国際性を身につけ、国内外の医療需要に応じて、母国および国際社会における保健、医療、福祉分野の発展貢献したいという強い意志をもつ者であること
3.自ら積極的に学ぶ意欲をもち、保健、医療、福祉分野における科学技術の高度化、専門化、及び国際化に対応するための努力を継続できる者であること
4.幅広い教養と広い視野を備えた豊かな人間性を養うため、積極的に自らを磨いていける者であること
5.あらゆる人に対して自らの心を開き、コミュニケーションをとれる者であること
20年度から大きな変化はないが、英文内容が理解しやすくなり、やや難しい大問5も消去法で正解できるため、時間内で解答できるようになった。大問3の誤り指摘の中には文法の誤りではなく、文脈に合わないものが正解となる場合があるため注意。文法・整序作文・誤り指摘はそれぞれ特化した問題集に取り組み、細部まで理解する。読解は語彙力を高め、機能語を意識して論理的に読む習慣をつけ、800語程度の英文を25分以内で解答するよう心掛ける。
2年前に易化し、21年度は更に易化したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響とも考えられる。例年、数学A(場合の数・確率)、数学B(ベクトル、数列)、数学Ⅲ(複素数平面、微積分)を中心に出題される。大問では基本事項の問題から始まり後半は難しくなり、計算量も多い。21年度もこの傾向は変わらなかったものの、計算量はかなり少なくなっていた。典型解法で対応できるものばかりだが、例年の計算量を踏まえると、解法は瞬時に出てくるようにしておき、計算時間を確保する必要がある。日頃から面倒がらずに計算に取り組んでおこう。難関国公立大レベルの問題で練習しておくとよい。
大問4題。例年同様、出題量が多く深かった。小問集合ではマリケンの電気陰性度、β崩壊、ルミノール反応なども出題された。今回も、他の大問で注射液の浸透圧、生体膜、生体pHに近い緩衝液調製、辛味成分など生命化学に関係する内容が扱われていた。本学の過去問を踏まえて生命系に関する物質に関心を持ち、理解を深めておくようにしよう。また難関国公立大レベルの問題に積極的に取り組んで、解答処理力を高めておく必要がある。
20年度と同様に大問4題構成のマーク式。計算問題が多く見られたが、20年度ほど難度は高くなく、解きやすいものが多かった。20年度はほとんど見られなかった考察問題が少し復活したが、19年度のように難度の高いものはなく、解きやすいものだった。年度によって考察問題が多かったり、計算問題が多かったりと、難度にも差があるので、どのタイプの問題が出題されてもいいように、苦手な問題のタイプをなくしておきたい。
各分野、基礎~応用レベルの問題で構成されている。大問2~5までは原子以外の各分野から1題ずつ出題されている。よく見かける事例のようでありながら、設問は工夫されており、最適な解法を見抜き、手際よく計算しないと時間内に解ききれない。過去問を利用して、解きやすい問題から取りかかるなど、時間配分を意識した演習をしておきたい。問題の後半ほど難度が上がる。また、難関国公立大レベルの問題集を用いて、誘導に乗って解答する練習をし、自分で解法を見抜く力を身につけてもらいたい。