国際医療福祉大学の傾向と分析

情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
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国際医療福祉大学について

アドミッションポリシー

本学は、建学の精神である「共に生きる社会の実現」に基づく深い人間理解の上に、高度な知識・技能を修得し、また多職種と連携・協働してその責務を果たし、日々進化する保健・医療・福祉分野の需要に対応できる指導的な人材の育成を実現すべく、学生、社会人、留学生、帰国生徒に対して学修の機会を提供し、このような社会的な需要に応える教育を展開するものである。本学が入学者に求める要件は、以下のとおりである。

1.知識・技能
幅広い教養と視野を備えた豊かな人間性を養うため、積極的に自らを磨いていける人。なお、日々進化する保健・医療・福祉分野における高度化・専門化及び国際化に対応し学びを深めるために、入学までに身につけていることが望ましい内容は以下のとおりである。
【国語】
物事を的確に理解し、論理的に思考し表現するために必要な国語の文章力と読解力、言語によるコミュニケーション能力
【地理歴史・公民】
多様な文化や歴史、価値観、生活背景を持つ他者を理解するために必要な基礎知識
【数学】
論理的かつ数量的に物事を考え表現するために必要な数学的知識と技能
【理科】
自然の現象や人体に関する諸問題を科学的に理解するために必要な自然科学(物理、化学、生物)に関する基礎知識
【英語】
国際的視点で物事をとらえ、諸外国の人々と交流するために必要な基礎的な英語の理解力とコミュニケーション能力

2.思考力・判断力・表現力
●これからの時代の保健・医療・福祉分野を担っていこうとする情熱を持ち、自ら積極的に学ぶ意欲や課題を発見し解決する能力を有していること。
●保健・医療・福祉分野における情報科学技術の高度化、専門化及び国際化に対応するため、幅広い関心と好奇心を持って努力を継続できる人であること。
●学業・社会貢献・技術・文化・芸術・スポーツの分野で優れた活動実績を有し、本学で修得した技術をもとに、将来それぞれの分野で活躍したいという意欲を持つ人であること。

3.主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
●本学の基本理念及び教育理念を十分に理解し、専門職業人として「共に生きる社会」の実現に貢献する強い意志を持つ人であること。
●あらゆる人に対して自らの心を開き、コミュニケーションをとれる人であること。
●本学での学びを生かし、将来、母国あるいは国際社会において、保健・医療・福祉分野の発展に貢献したいという強い意志を持つ人であること。

学部基本情報

入試に関する問い合わせ先 入試事務統括センター/〒286-8686 千葉県成田市公津の杜4-3
TEL:0476-20-7810
募集要項の請求方法 大学のホームページ
※ 募集要項は紙媒体による配布を行わず、大学ホームページに掲載。
大学ホームページ

https://narita.iuhw.ac.jp/gakubu/igakubu/

学部所在地

問合せ先に同じ。 Google Map

アクセス 京成本線公津の杜駅下車、徒歩約1分。
学部学科・定員 医学部=医学科140
大学院 医学研究科=(修士)公衆衛生学専攻、(博士)医学専攻
おもな付属施設 大学病院、大学成田病院、大学塩谷病院、大学市川病院、大学三田病院、大学熱海病院など
沿革 1995年開学。2016年成田看護学部、成田保健医療学部を擁する成田キャンパス開設。2017年同キャンパスに医学部開設。現在5キャンパスに10学部26学科を設置。

国際医療福祉大学の入試問題の出題傾向と分析

英語

23年度から問題形式、難度ともに変化なし。大問1・2の文法と語句整序は標準的な良問。大問3の誤り指摘は文法・語法の観点からだけではなく、文脈から判断するものもあるため難しい。2題ある読解は23年度と同様、1題は標準的だがもう1題は難しいため、標準的な問題集だけでは十分ではない。設問の語彙レベルが高いので、一般的な単語帳だけでなく、英検やTOEICの単語集も覚えるとよい。語彙力が完成したら、700語程度の読解問題集の演習をする。問題量がやや多いため、過去問で時間の使い方を考えておくとよい。

数学

大問1・3・4には参考書で見かけるような問題が並んだ。大問2はガウス記号と知ってはいても解きづらかっただろう。例年、数学A・(場合の数・確率)、数学B(数列)、数学Ⅲ(微分法・積分法)、数学C(ベクトル、複素数平面)を中心に出題される。大問は基本事項の問題から始まり後半は難しくなり、計算量も多めである。誘導に乗っていけば、典型解法で対応できるものばかりだが、解法は瞬時に出てくるようにしておき、計算時間を確保する必要がある。日頃から面倒がらずに計算に取り組んでおこう。

化学

大問4題。23年度と同様、大問1は小問8題。出題量が多く、スピードを要求される。大問2のマリケンとポーリングによる電気陰性度の定義では基礎知識があると有利だが、設問を理解して解けば標準レベルだった。計算問題では各桁の数字を答える形式があった。24年度も高分子化合物がなく、芳香族化合物までの出題だった。ただ、今後を見据えて高分子化合物の対策も進めておこう。標準~難関レベルの問題集に取り組み、幅広い解答力をつけておくこと。

生物

23年度と同様に大問4題構成のマーク式。22年度から計算問題は少なめで、考察問題がやや多めの傾向。創立以降、21年度までは年度によって出題内容や難易度がバラバラであったが、安定してきた感がある。知識問題は標準的な内容の問題が多いので、早めに片づけて計算問題や考察問題に時間を使いたい。分野別では「生殖と発生」「生物の環境応答」「生態と環境」が3年連続で出題されているので、考察問題を含めて、この分野の演習を強化しておこう。

物理

大問5題構成で、小問集合では原子を含む全範囲の出題、それ以外の4題は原子以外の各分野から1題ずつ出題されている。すべての問題がよく練られており、一見解きやすそうに見えても、大問の後半に進むにつれ思考力が試される設問が増えてくる。この手の問題は、問題文を丁寧に読み出題者の意図を的確にくみ取り、また作図などを利用して内容の整理を行うなど、分析力が必要となり、難度が高い。問題の難度が総じて高く、また、設問数も多いことから、要領よく解答しないとすべての問題に取り組むことができない。過去問演習の際には、解きやすい問題とそうでない問題の区別を事前に行い、解答時間を要しない問題から先に取りかかるなど、常に時間を意識すること。

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