川崎医科大学の傾向と分析
情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
2019年12月現在の情報です。
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2019年12月現在の情報です。
川崎医科大学は、建学の理念に基づいて、社会の要請にこたえ得る有能な医師を養成することを目的としている。この目的を達成するために教育目標及び卒業認定・学位授与に関する方針に示す医学部卒業時の到達目標を掲げて、「良医」を育成する教育を行っている。
本学で学ぶために必要な以下の資質と姿勢を備え、さらに、これらを入学後も知的好奇心をもって主体的に発展させることのできる人材を受け入れる。
求める人材像
1.意志と情熱
地域社会に関心を持ち、医学・医療を通して、そこで生活する人々の健康と福祉に貢献する強い意志と情熱を有する。
2.共感性と思いやり
他者の尊厳を尊重し、他者の「こころ」や痛みに共感できる思いやりと優しさをもって行動できる。
3.協調性とコミュニケーション能力
他者と良好な関係を築き、協働するための基本的なコミュニケーション能力を有する。
チーム内に生ずる困難に対して、誠実かつ適切に対処する姿勢を有する。
自らの考えをわかりやすく伝えることができる。
4.知識と技能
基礎的な知識と技能を幅広く体系的に修得している。
自らの知識と技能を持続的に発展させることができる学習能力を有する。
5.科学的思考力・課題解決能力と表現力
自ら課題にチャレンジし、科学的思考方法に基づいて課題を解決する姿勢を有する。
課題解決のプロセスや結果を的確に伝えるための基本的な表現力を有する。
6.振り返りと自律性
自らの健康を維持管理し、規則正しい生活ができる。
他者の意見を謙虚に聞き入れる姿勢を有し、自らの向上につなぐことができる。
社会規範を守り礼節をもって、他者に信頼される行いができる。
入試に関する問い合わせ先 | 教務課入試係/〒701-0192 岡山県倉敷市松島577
TEL:086-464-1012 |
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募集要項の請求方法 | 大学のホームページ
※募集要項は紙媒体による配布と大学のホームページに掲載予定。全入試区分においてWeb出願対応。 |
大学ホームページ | |
学部所在地 | 問合せ先に同じ。 Google Map |
アクセス | JR山陽本線中庄駅下車、徒歩約15分。 |
学部学科・定員 | 医学部=医学科126 |
大学院 | 医学研究科=医科学専攻 |
おもな付属施設 | 川崎医科大学附属病院、川崎医科大学総合医療センターなど。 |
沿革 | 昭和45年に開学した。 |
形式と分量の変更点はない。大問1は入試標準レベルの知識があれば全問正解できる。大問2は19年度より易化した。長文の読解量に変化はないが、英文内容は読みやすくなったため全体的に易化した。対策として、文法語法と語句整序は標準的な問題集で土台を作り発展レベルまで演習する。読解も標準レベルから始め、1,000語程度の長文に慣れる。内容一致の選択肢に特徴があるため、本学の過去問で十分に演習しておこう。
18・19年度と同様の難度で標準的な問題が並んだ。ただし、20年度は全問数学Ⅲの内容が絡んだ出題だった。典型問題そのままの出題が多い年もあれば、誘導に従い典型問題の考え方を組み合わせて解く総合的な問題の出題が多い年もあり、年度によって難度の差が大きい。難問ではないが誘導に乗りにくいものもあり、高い順応性も要求されている。相当量の計算が必要な問題もあり、正確な計算力も求められている。なお、マークの形式が独特なので注意が必要。
大問3題。大問1、2は基本レベルの小問構成だった。例年、解きにくい高分子分野の長文問題については、20年度は解きやすかった。取り組みやすい小問が多いため、ケアレスミスに気をつけて得点を重ねていく必要がある。グラフ、濃度計算、構造式が頻出のため、確実に解ける力を鍛えておこう。長文のキーワードを読み取って正確に内容を把握するように努めること。安定した出題形式のため、過去問や共通テスト対策問題集で対策を進めておこう。
16年度から大問3題構成が続いている。17年度と19年度は大問3題とも小問集合的な問題であり、18年度は大問1題が小問集合的な問題で残りの大問2題はテーマ別の問題だった。20年度は大問2題が小問集合的な問題で残りの大問1題はテーマ別の問題だった。難しくはないがデータ処理が必要な考察問題も出題されている。小問集合は、幅広い範囲から出題されるので、苦手な分野を作らないようにしなければならない。
19年度から大問数が6題から4題に減り、20年度も大問4題であった。出題形式は変わらず、難度も標準レベルの問題が多いため、取りこぼさないことが重要。どの分野も初歩的なミスをしないように対策をしていきたい。原子はよく出題され、さらに受験生があまり慣れていない素粒子の知識が問われたこともあるため注意したい。また、数列の考え方を用いて解く問題も出題されることがあるので要注意。