金沢医科大学の傾向と分析
情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
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金沢医科大学医学部は「生命への畏敬-Reverentia Vitae」を基本理念とし、「倫理に徹した人間性豊かな良医の育成」を建学の精神に掲げ、豊かな知識や技術と思いやりの心とを兼ね備えた臨床医を社会へ送り出すことに努めています。
ディプロマ・ポリシーに掲げる良医の育成を目的に、特別推薦入学試験(AO入試)、指定校・指定地域推薦入学試験、卒業生子女入学試験、編入学試験および一般入学試験を実施し、資質の高い多様な人材の確保を目指しています。また入学後の教育では、カリキュラム・ポリシーに基づき、人間性とコミュニケーション能力を高めるための体験実習、論理的・科学的思考能力を養うための少人数教育、主体性を確立するための自主学習を基本とした問題解決型の授業などを実施しています。
医学知識と医療技術を極め、医療をとおして社会に貢献したいという志をもち、医学の発展につながる医学研究にも意欲をもつ受験生を金沢医科大学は歓迎します。
(求める学生像)
1. 医学を学ぶために必要な基礎学力と問題解決能力のある人
2. 知的好奇心が旺盛で、学ぶことへの集中力、忍耐力、持続性を備えている人
3. 周囲に対する協調性や思いやりの心をもち、あらゆる面で自己啓発を怠らない人
4. 建学の精神を理解したうえで本学の伝統を継承し将来発展させる人
(入学までに身につけておくべきもの)
1. 文章の読解力と論述力
2. 数学的、論理的に思考し表現する能力
3. 理科の知識、科学的知識に基づいた思考力、判断力と探究心
4. 英語の読解力・表現力と英語による基礎的なコミュニケーション能力
5. 特別活動、課外活動等を通じた主体性、協調性、思いやり・奉仕の心
入試に関する問い合わせ先 | 入学センター/〒920-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1
TEL:076-218-8063 |
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募集要項の請求方法 | 大学のホームページよりダウンロード。
※募集要項は紙媒体による配布を行わず、大学ホームページに掲載予定。 |
大学ホームページ | |
学部所在地 | 問合せ先に同じ。 Google Map |
アクセス | 北陸鉄道浅野川線内灘駅から金沢医大病院行または白帆台ニュータウン行バスで大学前下車。 |
学部学科・定員 | 医学部=医学科110(うち1年次後期編入学3) |
大学院 | 医学研究科=生命医科学専攻 |
おもな付属施設 | 大学病院、総合医学研究所など。 |
沿革 | 昭和47年に開学した。 |
語群から選択するタイプの空所補充は出題されず、内容をまとめた表を完成する問題が2つの長文で出題された。他には大きな変化はない。40以上の問いに答えながら4つの長文を読むにはスピードが必要だが、内容とは無関係な問いもあるため要領よく解答できる。長文のみの出題だが、文法事項や発音・アクセントなどの問題もあるので、 オールインワン系の文法問題集も演習しておく必要がある。読解対策として、論説文を段落要約や指示語の確認をしながら、制限時間内に解答する訓練をしておこう。
大問1で6年連続出題されている確率は、数え上げで対応できる問題が多い。大問3は過去4年間でベクトルと数列が交互に出題されている。大問4も5年連続で数学Ⅲの微積分が出題されており、接線、法線、極値、変曲点、面積、体積が頻出。例年は問題の難度は高くなく計算量も多くないが、21年度は大問3の計算が煩雑だった。例年の計算量でもゆっくりと解法を考えている時間はないため、易しめの問題集で解法が瞬時に浮かぶようになるまで反復練習をするとよいだろう。図形が絡んだ問題も多く出題されているため、苦手な人は初等幾何、三角比、座標、ベクトル、複素数平面などの分野を超えた総合的な練習が必要。高い正答率が見込まれるので高得点が必要となる。
小問集合8問。2科目90分に短縮されて2年目になるが、出題量は20年度とほぼ同様だった。例年同様、当てはまる文章・用語を複数選択する問題が出題されており、正確な知識を求められていた。また計算結果の各位の数字を答える形式も出題されていた。試験時間が短いため、答を出しやすい問題を見つける手際の良さが大切だ。出題形式に慣れるために、ぜひ本学の過去問にチャレンジしておこう。また、メディカルラボの実力判定テストも活用したい。基本~標準問題を短時間で解けるように普段から演習を重ねていくとよい。
大問3題構成。例年通り小問集合が多くの割合を占める。基本的な知識を問う問題を中心に出題されており、出題範囲に偏りが少ないため苦手分野がないようにしておくことが重要。例年、グラフ読解問題や計算問題が出題されるが典型問題から大きく逸脱することはない。合格を勝ち取るためには、基礎知識の抜けがない状態にして、受験に臨むこと。他大学で過去に出題されたような問題も出題されるため、本学だけでなく杏林大など、傾向が類似している大学の過去問演習も有効だ。
20年度は大問2題だったが、21年度は5題と大きく増えた。しかし1題あたりの設問は2~3問と多くない。21年度は基本レベルが中心で解きやすい問題が多かったため、1つのミスが合否に大きく影響を与えることになった。日頃から標準レベルの問題集を、ミスなく素早く解く練習をするとよい。また、年度によっては解答の方針を立てづらい問題も出題されている。そのような場合は、マーク式の特徴を生かして、解答欄の形から逆算して解答の方針を立てるなど工夫するとよい。