愛知医科大学の傾向と分析
情報提供:医系専門予備校 メディカル ラボ
2025年04月時点の情報です。
本学医学部のカリキュラムを修得し,卒業時に求められる能力を身につけることができる者として,次の能力を持つ者を求めています。
求める学生像
1.医学への強い志向と学習意欲を持つ人
2.医学を学ぶために必要な基礎学力と問題解決能力を備えた人
3.人間性と教養が豊かで,倫理的価値判断に優れた人
4.協調性を持ちコミュニケーション能力に富んだ人
5.誠実で常に努力を怠らない人
本学医学部が求める学生を受入れるための入学者選抜は,次の方針により実施します。
1.医学部の学生として相応しい基礎的学力の到達度を確認するため,理科・数学・英語の筆記試験を実施します。
2.医師として求められる倫理的価値判断,感性,コミュニケーション能力などを判断するため,面接試験および小論文試験を実施します。
本学医学部の学生は,医師国家試験の合格という大きな目標の達成だけでなく,医師に相応しい教養や感性(情緒と品格)を持つことが求められます。入学者の選抜においては,基礎的学力のみでなく,思考力・表現力・学ぶ意欲・コミュニケーション能力なども重視します。また多様な学生の受入れのため,一般入学試験のほかに国際バカロレア入学試験など多様な入学者選抜を実施します。
入試に関する問い合わせ先 | 医学部事務部入試課/〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1-1 TEL:0561-61-5315 |
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募集要項の請求方法 | 大学のホームページ ※募集要項は紙媒体による配布を行わず、大学ホームページに掲載予定。 |
大学ホームページ | |
学部所在地 |
問合せ先に同じ。 Google Map |
アクセス | 地下鉄東山線藤が丘駅下車、藤が丘駅から名鉄バスで約15分、愛知医科大学病院下車。 |
学部学科・定員 | 医学部=医学科115(認可申請予定含む) |
大学院 | 医学研究科=基礎医学系専攻、臨床医学系専攻 |
おもな付属施設 | 附属病院、高度救命救急センター、加齢医科学研究所、分子医科学研究所など。 |
沿革 | 昭和46年に開学した。 |
大問1・2はやや難化したが、例年難しい大問3・4がかなり易化し、大問5~7の読解問題がすべて標準的であったため、全体的にやや易化した。語句の空所補充が多いのが本学の特徴であるため、語彙・語法・イディオムなどの基本知識の習得が必要。文脈から判断する同意表現選択や空所補充、そして内容真偽もあるため内容理解も欠かせない。大問4のような英文中に語句を補充する問いもあるため、文構造の把握も意識して読解練習をするとなおよい。他大学には見られない出題形式が多いため、過去問で出題形式に慣れておく必要がある。
大問1は答えのみを記入する小問集合、大問2・3は過程も書かせる大問。確率、数列、極限、積分法の出題頻度が高い。定番の問題が中心で、近年は易しめと言える。以前は言い回しを変えてあったり、小問による誘導がなかったりすることも多く、年度によって難度にかなりの差があった。公式や解法の丸暗記では解けないものも出題されるので、考える力が必要。典型問題の解法を習得した上で、標準的な国公立大用の問題集などで演習するとよい。
大問2題。大問1は22年度と同じ単元の混合気体の圧力問題だが、有効数字3桁指定もあり計算量が相当多かった。大問2はエステルの構造決定だった。Cu、Alと続いた無機の総合問題がなく、念入りに無機を対策した受験生は驚いたかもしれない。ぜひ本番では柔軟に対応してほしい。頻出の計算問題では、検算などで精度を高めておこう。近年、出題内容が変化しやすいので、どの分野もスピードを意識して解けるようにしよう。
23年度と同様に大問3題構成の記述式。24年度は少なかったが、例年、論述問題が5~10問程度出題されることが多い。普段から用語の定義や現象を正しく表現できるように練習しておく必要がある。また、24年度も出題された描図問題の出題頻度が比較的高いことも特徴的。日頃から教科書の図を意識して見る習慣をつけておく。本学の問題は近年徐々に難化している傾向がある。考え過ぎると時間が足りなくなるので、解ける問題から素早く解いていくことが必要だ。
例年通り、大問3題構成。大問1題あたりの設問数が多く、また問題文も比較的長いため、すべての問題に取り組むための時間的余裕はない。問題の難度はそれほど高くはないが、教科書傍用レベルの問題集には掲載されていないようなテーマ(例えば24年度の大問1のベルトコンベアなど)が出題されることもあるため、標準レベル以上の問題集を用いて様々な問題に触れておきたい。また、過去問演習を通じて、試験時間内により多くの正答をめざすため、問題を解く順番などの方策を練っておきたい。