計算ミスの減らし方

予備校名:レクサス教育センター  掲載日: 2019/09/27

当校には現役東大生・その他最難関医学部の学生から選りすぐったT.A.(Teaching Assistant)が在籍しており、受験生の質問や日頃の悩みに答えてくれます。
今回のテーマは「計算ミスの減らし方」です。 (東京大学医学部6年)


こんにちは!
まだまだ残暑が厳しいですが、今週も頑張っていきましょう!

さて、今回は試験での計算ミスの減らし方についてお話していきたいと思います。
二次試験でもセンター試験でも、数学物理化学の最後の得点力アップにつながるのはなるべく計算ミスに気付くこと、計算ミスをなくすことになります。
しかしながら、計算ミスはちょっとの工夫で劇的に気付きやすくなるため、普段の試験から意識してミスを減らせるようにしましょう!
そのための主なポイントは以下の3点です。

①正確に計算する前に、概算をする
例えば9972÷0.498を計算するときに、いきなり筆算を書き出して答えを出しに行くのは計算ミスを起こしやすいです。
この際に、9972はだいたい1万、0.498はだいたい0.5だからこれの答えはだいたい1万÷0.5で2万くらいだ!とあらかじめ考えてから計算してみましょう。
そのうえで実際に筆算で計算した結果が2002.4…などと概算と違う結果がでたら違和感を覚え、小数点ずれなどの計算ミスに気づきやすくなります。
また計算の順番を変えることで計算をよりしやすくすれば、スピードも速くできますしミスも減らせます。
(例:125×8=1000を知っていれば、1250×96=125×10×8×12=1000×10×12=120000と計算できます)

②極端な場合を想定する
特に数学や物理で使えると思いますが、一般解を出した後に数列のn=0,1やn=∞、物理のx=0やt=0,∞などを想定してその一般解がどんな時でも成立しているかを確認しましょう。
(”一般”解なので特殊な場合でも基本的に成立しているはずです。もし違っていたらまずは計算ミスを疑いましょう。)

③答えの単位が正しいか、確認する(特に物理)
例えば物体の持つエネルギーを答える問の回答が「mg」となっていたらこれは単位としてはエネルギーではなく力を表しますので確実に誤りと分かります。
特に文字が増えてくればくるほど、今自分が計算しているものの単位を理解しておくことで計算ミスは減らすことが出来ます。

以上の三点を意識することで計算のミスは確実に減らせます。
本番での計算ミスで落とした1点で泣くといったことがないように、たかが計算ミスと侮らず今の内からミスを減らす対策をしていきましょう!

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