夏休み明けの過ごし方

予備校名:レクサス教育センター  掲載日: 2019/09/08

当校には現役東大生・その他最難関医学部の学生から選りすぐったT.A.(Teaching Assistant)が在籍しており、受験生の質問や日頃の悩みに答えてくれます。
今回のテーマは「夏休み明けの過ごし方」です。 (東京慈恵会医科大学6年)


受験生の皆さん、日々の勉強お疲れ様です。
僕はようやくマッチングの第一段階(初期研修病院の採用試験)が終わり、一息ついたところです。
医学生にも就活ってあるんですよ(笑)。
ただ普通の就活と違うところは、国試に落ちなければほぼ100%就職先が見つかることです。
ある程度将来の進路が約束されているところは、医学部ならではの特権だと思います。
あとは来月の結果を待つのみです。

さて話は変わりますが、皆さんは充実した夏休み(といっても休めた日はほぼ皆無だと思いますが)を過ごせましたか。
計画通りにいった人も、そうでない人も、いよいよ秋からは実践演習に入ります。
もしかすると、ここでつまずく人が出てくるかもしれません。
事実、僕は夏休み明けのこの時期、見事にスランプに陥りました。
日々の課題やテストで基礎を固め、夏季講習で苦手なところを徹底的に復習していたつもりでした。
ですが、いざ過去問の演習プリントが配られて解こうと思っても、手が動かないんです。
「何だこれはああああああ」と頭を抱える始末。
今まで積み重ねてきたものは砂上の楼閣に過ぎないと宣告された気分になりました。
解ける問題があっても(1)までとか、とにかく空欄だらけで、「医学部やっぱ無理かも」と絶望に打ちひしがれます。
しかもその解けなかった問題を、友人がドヤ顔で解いているのを見た時は最悪です。
「なぜアイツには解けて、自分には解けない!?」と焦りも出てくる始末。
豆腐メンタルの僕にとっては、この時期が一番キツかったです。

ですがその解けなかった問題の解説を見ると、実は今まで学んできた解法が潜んでいたりします。
無論、知識量が問われる科目では新しく覚える必要があるものも出てくると思いますが、数学を例にとれば、「あーここでこの公式と定理を使ってこう解くのか」とデジャブを感じることがあるでしょう。
この感覚をつかめている人は、ひとまず安心してください。
この時期は解けない問題があっても良い、というかあって当然なんです。
今までは問題を解くために必要な知識、言うなれば食材を揃えてきた。
あとはそれをどう料理するか、それをこれから入試直前まで演習を通して学んでいってください。
間違っても、多様な問題に対応できるようにと食材のラインナップを増やさないこと。
仮に増やしたとしても、料理できなければ腐って終わりです。
逆にこれまで学んできたはずの食材を忘れて解けなかった場合は、「これでもか」というくらい叩き込んでください。
先生方も入試を突破するために、必要な知識や解法を厳選してカリキュラムを組んでいらっしゃると思います。
米はin、パクチーはout(これ重要。)

最後にもう一つ。
模試は絶対にシュレッダーにかけないでください。
大切なのは判定でも偏差値でも順位でもありません。
「なぜ自分は間違えたのか。」、返却された答案を見て、よく吟味してください。
そして解説を読み、復習に役立ててください。
意外とこれが入試本番で「出た!!」ってことがあるんです。
点数が悪くて復習する気も起きないって人へ。
本番じゃなくて良かったじゃないですか。
まだまだ伸びます。
頑張ってください。

予備校情報

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