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医者になるまでの道のり

予備校名:レクサス教育センター  掲載日: 2019/06/22

当校には現役東大生・その他最難関医学部の学生から選りすぐったT.A.(Teaching Assistant)が在籍しており、受験生の質問や日頃の悩みに答えてくれます。
今回のテーマは「医者になるまでの道のり」です。(東京大学医学部6年)


先月まで病院実習をしていたのですが、今月と来月、再来月まで実習がお休みなので実は今、だいぶ早い夏休みを過ごしています。
ただし、8月にマッチングと呼ばれる初期研修医になるための就職試験があるので、それと国試に向けて勉強中です。
勉強に限らず、何かを成し遂げるのにはモチベーションが重要なことは言うまでもありません。
皆さんも医学部を志すということは医者になりたいという気持ちがあって勉強に向き合っているのだと思います。
今回は医学部に入ってからどういう流れで医者になるのかを話し、皆さんが医師を目指す励みになればと思います。
(大学によってカリキュラムは多少異なるので悪しからず。)

1年生では教養科目を主に学びます。(大学によっては一年次から医学を学び始めるところもあるそうです。)
この時期は自分の好きな科目を選んで勉強でき、出る授業出ない授業を選んでサークル活動に勤しむなど、本当に自由に時間を使える期間です。
受験勉強を頑張ったご褒美としてたくさん遊びましょう!

2年生になると多くの大学が医学を本格的に学びます。
東大はかなり遅く、大学二年の後半から医学の勉強が始まります。
そこから5年生になって病院実習をするまでに様々な科目を学び、試験を突破することになります。
大きく分けると生化学、組織学、解剖学などに代表される基礎系の科目、そして消化器内科、循環器内科、放射線科など病院でよく聞く科の名前の臨床系の科目です。実に多くの物事を学ぶことになり、はじめのうちは大変な思いをして勉強することになるのですが、そのうちに要領よく勉強するようになり試験を突破していきます。
そして4年生次にOSCE・CBTと呼ばれる全国共通の試験を合格した学生がStudent Doctorとして病棟に出ることを許されます。
病棟に出て初めて生の患者さんと触れ合い、それまで習った知識を活かして問診や診察をするのは非常に感慨深い思い出になります。
そこからカンファレンスに出席したり、処置を見学したりして実際に医師として働くとはどういうことかを学んでいきます。

6年生の夏にはマッチングが、冬には国試があるのでコツコツと勉強をすすめていきます。(僕はちょうどこの段階にいます。)
国試に晴れて合格して、卒業、そして初期研修医として働き始めるという流れになっています。
…こうしてみるとずっと勉強しているように見えますね(笑)。
実際はスポーツ系の部活動に属したり、研究室に属して研究をしたりと様々な課外活動をしており、勉強ばかりしているわけでは決してないので安心してください!
ただ、効率よく勉強することが求められるのは医学部に入ってからも必要なスキルと言えるでしょう。

今回の話が皆さんのモチベーションアップにつながったかどうかはわかりませんが、この受験生の期間に自分なりの勉強法を身に付けて受験勉強が終わった後もそれを活かしてみてください。
それはきっと生涯役に立つものとなるはずです。

予備校情報

レクサス教育センターロゴ

レクサスでは出欠や課題などを厳しくチェックしながら、1日13時間の学習で一つひとつ完璧に完成させるシステムをとっています。学力別クラスなので基礎学力に不安のある受験生も基礎から徹底補強することができます。 また担任によって精神面、勉強面だけでなく、生活面でもサポートします。「総合教育プランナー」である私たちが、合格へ向け必死に努力するみなさんを全力で後押しします。