"復習"のポイントとは

予備校名:レクサス教育センター  掲載日: 2019/05/28

当校には現役東大生・その他最難関医学部の学生から選りすぐったT.A.(Teaching Assistant)が在籍しており、受験生の質問や日頃の悩みに答えてくれます。
今回のテーマは「"復習"のポイントとは」です。(東京大学医学部6年)


新しい学年になって2か月が経ちますが、勉強の調子はいかがでしょうか?
受験生になると気持ちが先走って問題を解くことばかりに集中しがちですが、ここで4月の初めに勉強した時のノートを振り返ってみましょう。
意外と忘れていることが多いのではないでしょうか?
今回は受験勉強には欠かせない”復習”についてお話したいと思います。

皆さんは復習というとどのようなイメージを持つでしょうか。
大概の人が先生には大切だ、重要だと言われるけれど、いざやってみるとやり方がよくわからない、そもそも自分が間違った点を見たくなくてやりたくない等、ネガティブなイメージを持たれる方が多いと思います。
自分の欠点が見えて嫌だという方は即座に復習のイメージを一新しましょう!
間違った点を直していけば確実な点数アップが望めます。
そういった意味で解ける問題もやらないといけない”新しい問題を解き進める”行為よりも点数アップの効率は良いです。
先生に言われるから嫌々やるのでは無く、自分の実力アップのための手段として復習を捉えていきましょう。

復習のイメージがちょっとでもよくなった所で、具体的なやり方について考えていきましょう。
復習のタイミングはまずは問題を解いて解答をみた直後、次は1日後、その次は1週間後、その次は1か月後…と言われています。(直後以外のタイミングは諸説あります。詳しくはエビングハウスの忘却曲線で検索してみてください。)
問題解答を見た直後の復習ではその問題をもう一度頭から自分の力で解いていきます。
なんだ、そんなの簡単にできて当たり前だろと思われるかもしれませんが、数学の問題等で試しにやってみてください。以外にできないはずです。
これは「分かる」と「解ける」では必要な理解のレベルが後者の方が高いから起きる現象です。
まずは問題を確実に「解ける」レベルまで理解することが第一の復習です!
一度解けるレベルまで理解出来たら、それ以降は理解のレベルをなるべく維持していきましょう。
人間は忘却する生き物なので次回の復習タイミングで忘れてしまっていても悲しまないでください(笑)。
忘れていたらもう一度「解ける」レベルまで理解度を上げていきましょう。
その過程で何が問題の本質かが見えていき、復習にかかる時間も次第に短縮していくはずです。
ただし、すっかり何もかも忘れてしまって何もやり方がわからないという状態だと、初めて問題を解くときと変わらないので、そうなったらちょっと復習するタイミングを早めていきましょう。

復習のポイントはお分かりいただけたでしょうか。
今のうちから復習のコツを身に付けておくと、大学での授業や資格試験の勉強の際など、あらゆる場面で役立つこと間違いなしです。
是非とも自分にあった復習のスタイルを模索してみてくださいね。

予備校情報

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