予備校名:レクサス教育センター 掲載日: 2019/05/14
当校には現役東大生・その他最難関医学部の学生から選りすぐったT.A.(Teaching Assistant)が在籍しており、受験生の質問や日頃の悩みに答えてくれます。
今回のテーマは「教えることにも挑戦しよう!」です。
新歓が終了し、我が部(バドミントン部)には新入生が9名入ってくれました。
そのうち初心者が6名いたため、指導するためのスペースを設け、毎部活ごとに上級生が代わる代わる教えることになっています。
しかし、私は手術したてで、ろくにラケットを振れないため、いつも指導面で教えています。
そこで感じるのですが、やはり人に分からないこと、知らないことを教えることは大変です。
自分が普段何気なく振っているラケットの振り方も、いざ言葉にして新入生に伝えようとすると難しいです。
そこで、レッスン本を片手に教えていると新しい発見が意外とあるものです。
私は、人に教えることで自分自身に学びがあることは、スポーツでも勉強でも同じだと思っています。
高校時代、私はクラスの中では数学ができた方なので、隣の子などの質問などによく答えていました。
ある問題を聞かれた時に「こうしてこうすれば出来るよ」と教えると、「なぜそのような計算をするのか」と聞かれた際に言葉が詰まってしまいました。
この問題はそういう物なのだとか、前にやったことがあるからと答えることは簡単だが、そうするとちょっと捻った問題や全く見たことない問題に、太刀打ち出来なくなってしまいます。
定義に関しても、その定義を自分で証明出来るかによって、理解度が大きく違ってきます。
そのため、私はその後なぜそのような式を求めるのか、なぜその値を求めようとするのか考えるようになりました。
すると、自然とミスが減り得点が上がりました。
私は、人に教えることでこのようなことに気付くことができました。
みなさんも、人から教わるばかりでなく、教えることにも挑戦するのはいかがでしょうか。