予備校名:メディカルフォレスト 掲載日: 2019/08/30
徹底的な過去問分析
先程も、医学部入試を知ることは大切だといった話をしましたが、大学ごとの分析を徹底的に行うことは非常に大切です。私立医学部は特に、入試問題に関しても大学ごとの特色が強く、傾向は全く異なります。一般的に「私立医学部偏差値ランキング」といったものが存在しますが、正直、私は無意味だと思っています。なぜなら私立医学部入試に関しては“偏差値には現れない難しさ”が存在するからです。
実際、私自身、受験後に成績開示を行ったところ、自信のあった中堅私立医学部よりも、最も偏差値が高く、最難関とされている全く自信の無かった私立医学部の方が点数がとれていて、惜しかったこともありました。偏差値的に中堅レベルだからといって、簡単なわけではありません。中堅校は問題がものすごく難しかったり、ものすごいスピードで処理する能力が求められたり、問題が簡単なところは一つの失点も許されない学校もあります。逆に、難関校だからといって諦める必要もありません。マーク式なのか、論述式なのか、英語の配点が高いのか、理科の配点が高いのか、試験時間が短くてスピード重視なのか、あるいは試験時間が長く考察重視なのかなど、問題の相性や傾向、配点などを調べ、早めに志望校の選定を行いましょう。
そして、先程も述べたように、志望校に合格したいのならば、志望校以上の学力が必要になります。目標は誰に笑われても高く持ちましょう。国立志願者なら最難関であるT大学を、同じく私立志願者ならK大学を本気で目指すつもりで勉強してください。これは本当にそのつもりで勉強した方がいいと思います。模試にもぜひとも志望校の欄に書いてみてください。私もそのつもりで勉強していました。私の通う東邦大学に合格してきた人たちもほとんどの人たちが同じことを言っておりました。