予備校名:メディカルフォレスト 掲載日: 2019/08/22
2次試験についてのアドバイス
医学部の2次試験は、医師としての適性を見られる場であるともに、その大学の意向が受験生にも見える場であると感じます。どのような学生を欲しているのか、どういった医師を育成したいのか…ですから、対策はあくまでも対策であり、最終的にはその大学と自分自身とのマッチングということになるのではないかと思います。はっきりいってしまえば、年齢や女性であるということが不利に働く場面もあるかと思います。しかし大切なのは、自分が医学部で学ぶことで、社会にどう貢献できるのかということをしっかりと認識し、その思いを伝えることだと思います。
例えば面接で、こちらが想定していないような質問をぶつけられたとしても、そのことで受験生の素の姿を見ようとしているのです。成績のこと、結婚のこと、年齢のこと、キャリアのことなど、あなた自身のパーソナルな部分が質問されたとしても、それも単に本音を知るためのテクニックなのです。そう考えると、面接に対する気構えも変わっているのではないでしょうか。揺らがず、はっきりと、自分の考えやスタンスを話せるよう準備をしておくこと。それだけで良いのだと思います。
幅広く知識を集めておくことももちろんですが、様々な状況に直面した時に「自分はどうありたいか」ということを十分に深めておくことを忘れないでください。面接では必ず、話したことについてさらに深い意見を求められます。普段から「自分はどうありたいか」ということを意識しておけば、たとえその場でいきなり問われたことについても、慌てず論理矛盾のない回答ができるのではないでしょうか。
これは、小論文についても同様のことが言えると思います。例えば具体的な知識や数字がわからなくても、自分の出した答え、その経緯をしっかりと説明できさえすればよいのだと感じます。