ゴールから逆算してプロセスを決定するのは、いまや目標達成のセオリーです。この「逆算」を利用すれば、医学部受験のような難関試験に対しても、合格という結果を出せる可能性が高くなります。
そこで、受験対策に「逆算」という考え方を積極的に取り入れている、進学塾ビッグバンに「逆算式勉強法の期待できる効果」や「膨大な勉強量をこなすために必要なこと」について話を伺ってきました。
逆算式勉強法とは
期間とカリキュラムの2パターンの「逆算」がある
▼ゴールから逆算して、乗り越える覚悟を決めよう
はじめに志望校を生徒に聞いた時点で目標が明確になります。そこで「いつまでにこのレベル」という期間的な逆算と、「こういう問題を解くために、こういう勉強が必要」という出題者のねらいからの逆算が発生します。こうして目標が明確になることによって最適なプロセスが決定され、やみくもではない努力が生まれ、結果につながります。
逆算式勉強法を用いれば、目標と現状の乖離が大きければ大きいほど必要な努力の量も大きくなりますが、現状がどんな学力であろうとも、本人次第で一年後に合格レベルに持ち上げることは可能です。
予備校で勉強する方は大抵「自分の意志の弱さを克服できない」「勉強をどうやっていいか分からない」といった悩みを抱えている方々でしょう。ビッグバンはまさに、そういった方々に向けた医系予備校です。大学受験期という疾風怒涛時代を、私たち進学塾ビッグバンとともに歩まれることをおすすめ申し上げます。
▼目標達成のために、自分のレベルを常に明確にして意識する
ビッグバンでは、その時点での実力に応じてクラス分けをしています。自分がどのクラスにいるかによって目標との距離が明確に分かります。授業では「自分には何が足りないのか?」という点が把握できるように説明をしながら、努力する意識をしっかり持たせていきます。
一般の予備校では年に2回ほどのクラス替えを行いますが、ビッグバンでは年4回やることによって、生徒に常に緊張感や、目標との正確な距離感を感じられる形をとっています。成績の伸びてきた生徒はもっと上を狙えるように、伸び悩んでいる生徒にはくりかえし指導するという事が可能になり、クラス授業+個別指導の効果を最大限生かすことができます。
圧倒的な勉強量が必要な理由
解法の理解ではなく、「どの解法を使うか」を見抜くトレーニングが必要
▼3回繰り返す勉強術でステップごとに理解を深める
試験でどんな問題が出ようとも、確実に解答できる能力を身に付けるためには、同じ単元を「定着するまで繰り返す」という方法が効果的です。3回繰り返されるシステムをもつビッグバンでは、一回目は広く深くじっくりと、そして二回目以降はバージョンアップした問題を解くことで、応用・実践力を養うという3段階のトレーニング法をとっています。
一度や二度の解答経験では、問題文が変わることで解答できなくなってしまうことがあります。しかし、バージョンアップした問題を少なくとも三度繰り返して解答することで、理解や対応力を大きく伸ばすことができます。何度も繰り返して定着すれば、ゆるぎない解答力を身に付けることができます。
▼勉強は「体系的に理解する」ことで解答力が身につく
受験勉強でよく陥る間違いが、「解法を知る」だけで理解した気になること。そうではなくて、重要なのは「体系的に科目をとらえる」ことです。体系的に理解するとは、3回繰り返す勉強法の中で徐々に俯瞰的に身に付けていくことです。その結果、問題を見たときに「どの分野の問題なのか」「何を聞かれているのか」「どの解法を使えばよいか」がすぐに分かり、解答が簡単になります。
▼合格に「絶対」はあり得ない
どんなに成績優秀な子達でも絶対に志望校に合格できる保証はありません。「あの子がダメだったの?」という予想外の結果になることもあります。というのは、いくら傾向と対策を立てたとしても、同じ問題が試験で出るわけではないからです。本番に近い内容や環境で模試を行っても、本番では独特の緊張感に悩まされ、力を出し切れない結果になってしまうことがあります。
ビッグバンではまず楽観的人生観を植え付けます。そしてその上で自信を持たせます。「あれだけやってきた」「自分にできないなら誰もできない」くらいの思いをもって臨むことで、可能性が低かった大学でも合格してしまうことさえねらっていきます。そのための不断の努力を怠らせず、ストイックに自分の穴を埋めていくことを求めます。
長時間の勉強に必要な環境
教え方を間違わない講師と、安心感を与えられるスタッフ
▼予備校は「居心地のよさ」が不可欠
勉強量をこなす環境では「居心地のよさ」がなくてはなりません。特に受験期は、将来を決める重要な時期だけに不安を抱える学生が多いので、気持ちを安定させる意味でも居心地の良さは必要です。甘やかすということではなく、家族に見守られているというような安心感を与えてあげること。たとえば、スタッフ全員がその生徒の合格のためだけを考えているという安心感。学校の本気さが伝わっているからこそ、生徒も長時間のハードなスケジュールを、「やってやる!」という熱い気持ちで乗り越えてくれているんだと思います。
結局、学校側が本気で勉強できる環境を提供するから、生徒は必死に勉強することができ、合格という結果を手に入れることができるのですよね。
▼「絶対に見放さない」、24時間体制で生徒をフォロー
受験勉強を進める中で、質問や相談は絶対に発生します。それらは限られた時間の中だけではなく、受験の事を考えている期間中はずっと付いてきます。だから、講師の不在時や十分な時間がさけない場合は、メールアドレスを交換してでも相談にのります。24時間体制で、夜中でも真剣に対応するつもりです(笑)
そんな生徒の悩みは講師だけで考えて解答するのではなく、やはりスタッフ全員で共有して問題解決をします。精神科医みたいだけど、学校側が本気で向き合わなければ生徒がやる気を維持することはできない。だから絶対に見放すようなことはないし、途中で脱落してしまうケースもほとんど発生しません。これがビッグバンの真骨頂です。
▼一時の決意は、長く維持できないケースが多い
「医学部に合格するぞ!」という決意は、その時はものすごく自分を動かすエネルギーを持っているけれど維持するのは非常に難しい。長時間の勉強は逃げ出したくもなるだろうし、成績がのびなければ不安になる。そんな中、困難を乗り切る意識改革を一人で行うのは無理だと考えています。
自宅で浪人している学生が医学部に合格するというのは、ひとにぎりのよほどの強者です。「自分はそうでない」と思うならば、ビッグバンという環境に飛び込んで下さい。ご両親やビッグバン講師も一丸となって、生徒の決意を支えながら維持させていくことができます。
集中して勉強するコツ
授業では常に「先生に見られている」という緊張感があること
▼つまらない授業をやっていたら、生徒は寝てしまう
ビッグバンでは、長時間の授業の中でも寝てしまう子はいません。集中力が途切れてしまっているような子もいないので、講師としても感動しています(笑)
人間の集中力はあまり続かないとも言われますけど、教える側次第だと思います。逆に生徒の方も「先生に見られている」という緊張感が常にあるのでしょう。いつも真剣勝負で授業を行う講師に対して生徒もしっかり答えてくれます。「どれだけ生徒にやる気があるか」は授業をする上で大切ですが、「講師が生徒のやる気を引き出せてあげられるか」の方がもっと大切なことです。
▼「時間が足りない」と感じるからこそ頑張る
勉強時間は一日10時間以上。不思議に思うかもしれませんが、これだけ勉強していても「時間が足りない」という生徒が多いです。この言葉は「目標に対しての達成意欲」がしっかり育っていることの証。「なんで今までやってこなかったんだろう…」と、自分と目標の距離を認識している逆算式ならではの言葉です。
こういう言葉が出てくる生徒は、やる気が充実していて、十分に成績を伸ばしていけるタイプです。気持ちがのっていると長時間の学習も身につきますので、不安がたくさんあると思うけれど、順調に成長しているといえます。逆に、まだこういう言葉が出てこない生徒に対して、講師陣は「いかに気持ちを奮い立たせるか」という点を追求し続けています。
受験生にメッセージをお願いします
学校に実際に来て、活気と愛を感じてほしい。
受験は本当に大変だから、「嫌だな~つらいな~」という気持ちや、「何を勉強していいか分からない」という悩みなど、不安なことばかりがあって当然。それでも「何とかしたい」と思うのなら、遠慮なく飛び込んできてほしい。
ビッグバンは、学生の受験への意識の高さやスタッフの本気度に盤石の自信があります。生徒一人ひとりを自然と良い方向へ引っ張っていくような「活気と愛」のあるビッグバンなので、どんなレベルの学生でも逆算式の学習システムがしっかり機能し、合格に結び付けられると信じています。
ただし、予備校を決めるのは人生を決めるのと一緒だから、限られた情報だけで納得せず、できる限り学校に行ってみて「講師の教え方」や「居心地の良さ」を感じてみてください。自分に合う学校は自分にしかわからないし、環境と自分がリンクしなければ受かるものも受からないので、実際に肌で違いを感じてもらいたいなと思います。
取材の終始、「生徒を絶対に合格させてみせる」というまさしく「愛と活気」がにじみ出ているような先生でびっくりしました。優しい口調の中に、有り余る真剣さ。気づくと鳥肌が立っていました(汗)。1年で合格するための逆算式勉強法。このシステムが、先生だけでなく学校全体で作られています。まさにどんなレベルからでも合格させると言い切れる自信と根拠を強く感じました。