名前じゃない!塾と予備校の本当の違い。予備校は「志望校合格」を勝ち取る専門家の集団

学習塾と予備校の違い

志望校合格のために必要なカリキュラム、指導力、環境を研究し完備している「予備校」

学習塾とは足りない学力を補うための施設

学習塾とは一般的に、学力を補うことを目的とし学習指導をする教育機関を指します。そのため、苦手科目の克服に利用される傾向があります。入試対策なども各塾ごとに指導してくれていて、比較的安価のため受験生に限らず、小中学生も利用しています。

予備校とは受験合格を勝ち取るための養成所

予備校は、受験合格のみに目的を絞り、必要なものは全て提供できる養成所です。入試問題の出題傾向を分析つくしたカリキュラムで、点数をとることに特化した指導を業界実績の高いプロの講師が行います。途中で離脱することがないように生徒相談、保護者相談の機会もあり、勉強に差し支えることがないように寮も用意されているところもあります。

やじるし

「●●塾」というような、名前に「塾」がついているから学習塾というわけではないんですね。
「受験合格」に絞り込んだ学習指導、対策ノウハウの指導、そして環境の提供をしているか?という点が大きな違いになっています。医系大学のような難関志望校であれば、ぜひとも予備校をご検討してみてください。

授業料、講師、校舎利用できる時間の違い

苦手教科の克服や学力を補なうなら学習塾。志望校に合格したいなら予備校!
  予備校
授業料 300万円~500万円
※本科の年間授業料の相場
5,000円~30,000円
※各月の授業料の相場
講師 試験対策に強く指導経験豊富なプロと言われる講師陣 指導実績の高い先生だけでなく、大学生アルバイトも多い
校舎利用できる時間 9時~21時
※朝から夜まで自習可能
14時~20時
※午後から開校することが多い

授業料の違い

学習塾にもいろいろあります。1科目のみを先生一人でやっているところや、全科目を指導している大きな有名塾まで様々。金額も違いがあります。金額は授業回数や科目数によって変わります
予備校では、高卒生を対象とした本科コースなどは年契約をしています。医系の予備校の場合は特に高額で、年間300万円~500万円くらいがおおよその相場になっています。

講師の違い

学習塾の先生も様々です。多くの学習塾では、能力の優れた先生が在籍され指導されていると思いますが、一部のところでは指導実績がない社会人や大学生がアルバイトとしてやっているケースもあります。
予備校は経験豊富なプロの講師が集まる所です。学生の成績の伸びは講師の指導力によっても差が出てきます。体験入学の制度を用意されているところもありますので、入学の前には一度先生の授業を受けてみてはいかがでしょうか?

校舎を利用できる時間

学習塾が営業している時間は、14時~20時くらいまでが一般的。空き室がなかったり、時間が短かったりと受験生が自習までするには、物足りないかもしれません。
予備校の場合は、9時~21時くらいが一般的です。講義後も学生はしっかりと自習室で勉強することができます。

やじるし

予備校と塾、どちらが良いというわけではありません。目的によって塾と予備校の違い使い分けてみてはいかがでしょうか?苦手教科の克服や学力を補なうなら学習塾。志望校に合格したいなら予備校。そんな観点が一つの目安かもしれません。