通学生について

川﨑:まずは、京都校の生徒さんの通学圏について教えてください。
上田:京都府内の生徒が6割程度、次いで滋賀から3割程度と、ほとんど近隣の生徒になります。毎年数人は、熊本・石川・北海道など、遠方から来られる方もおります。
川﨑:近隣が中心とのことですが、ご自宅から通われるんですか?それとも提携寮を利用される方も多いのでしょうか?
上田:校舎から二駅くらいの場所に提携寮があるので、寮に入る子もいますし、もちろん、自分でマンションを借りて一人暮らしをする子もいます。しかし全体の2割程度でして、「自宅から通う」という生徒が当校では多いですよ。
川﨑:京都校の男女比や現浪比などはいかがでしょうか?
上田:男女比は、その年によって変わります。今年は圧倒的に8:2と男子が多く浪人生に至っては9:1で男子です。一方、前の年には6:4で女性が多いという形でしたので、ほんとにバラバラだと思っています。現浪比だと、バランスが良く5:5くらいですね。もしくはちょっと浪人生の方が多いかな、くらいです。
川﨑:現役生はどの辺の高校から通ってくるのですか?
上田:洛南高校や立命館高校の生徒はもちろん、最近は東山高校や同志社・同志社女子高校などの生徒も増えてきました。彦根東高校・膳所高校など滋賀県の高校からも通う生徒もいます。
在籍チューターについて

川﨑:少し話は変わりますが、チューターさんはどの大学の医学生が多いのでしょうか?
上田:主に、京都大や京都府立医科大の学生が約7割くらいです。基本的な学力が高く、対応の幅も広いので積極的に採用しています。特に気配りや細かい対応を重視するので、比較的女性のチューターの採用を意識しています。他にも滋賀医科大や関西医科大、大阪医科大の学生が来てくれています。
川﨑:京大、京府医大というと、チューターのレベルは相当高いですね。チューターさんはどんなお仕事をされていますか?
上田:主には生徒の質問対応ですが、当校では集団討論の面接対策も手伝ってもらっています。志望大学によって面接対策内容は変わるので、生徒4人集めて集団討論の練習をするというのは難しい。そこで、チューター数人に協力してもらい、試験に近い集団討論対策を行っています。
大学入試の特徴

川﨑:京大・京府医大での面接試験や入試の特徴など教えて下さい。
上田:面接で言いますと、どちらも特に厳しい内容ではありませんが、医師不適切と判断されると点数をとっていても不合格となります。
川﨑:ほかにも特徴的なところはありますか?
上田:そうですね、「共通テストの配点比率が低い」という点は一つ特徴としていえるでしょう。これは京都大学・京都府立医科の入試レベルから考えて「共通テストはできて当然、2次試験がどれだけ取れるか?」を求められていると思います。かなりハイレベルな試験となるので、入試対策早期から高難度の問題に取り組まなくてはなりません。
受験生へのメッセージ
川﨑:ありがとうございます。最後に受験生へメッセージをお願いします。
上田:気負えば気負うほど、自分の実力は出しづらくなってしまうものです。なぜなら「絶対合格する」という強い思いの裏には、そうならなかったらどうしようかという不安が存在するからです。では、最後に勝つ人はどんな人でしょうか?それはきっと「自分はこれだけやってきたから大丈夫」と、自分を信じることができた人だと思います。日々の努力は、意気込みではなく、確固たる自信を持つため。受験当日、自分を信じきれるかは「今をどれだけ頑張っているか」が鍵だと思います。だからこそ、後悔のないように常にやるべきことを考え、頑張って欲しいと思います。私たちも皆さんと同じ気持で全力でサポートしますので、不安なことがあればいつでも相談しに来てください。
(※本記事は2021年1月時点での内容になります。)