通学生について

川﨑:まずは、金沢校に通学している生徒の通学圏はどの範囲かお伺いできればと思います。
石井:石川・富山・福井の北陸3県ですね。新潟からの生徒もいます。県外の生徒は寮に入っている生徒もいます。
川﨑:現役生で言うと、どの辺の高校の生徒が多いですか?
石井:そうですねー、石川だと金大付属・泉丘・星稜あたりで、富山だと片山学園・高岡、福井だと藤島・北陸が多いと思います。
在籍チューターについて

川﨑:少し話は変わりますが、チューターはどの大学の生徒が多いのでしょう?
石井:金沢大学が多いです。ただ、金沢大学は物理が必須なので受験で生物を選択していないんですね。だから、金沢医科大学の生物を勉強してきた生徒も採用はしています。金沢医科の志願者も多いので、情報力という意味でも助かってますね。
川﨑:金沢大学と金沢医科大学のチューターの割合ってどのくらいですか?
石井:7:3で金沢大学の方が多いですね。金沢医科の生徒は1年生から忙しいので(笑)。
川﨑:そうなんですね(笑)チューターは何名くらい在籍してますか?
石井:15名ですね。学年も1年生~6年生までバラバラです。やはり生徒からすると、受験に対する不安も多いと思うので受ける大学の先輩が近くにいると相談もできますし、15名いればいろんな人からアドバイスをもらえるので、チューターとのコミュニケーションはみんな多いですね!
川﨑:チューターだけで15名いると生徒もいろんな先輩から話が聞けるのでありがたいですね!やはり地元の大学を第一志望にしている生徒が多いんですか?
石井:そうですね。ご両親の出身大学のケースも多いですし、将来的に地元でご両親の病院を受け継いだり、新たに開業しようと思った場合に地元の大学に行ってると人脈もできますしね。そこは大きなアドバンテージになるのかなと思います。
川﨑:そういう意味では、例えば金沢医科大より偏差値で言うと高い大学に受かっても金沢医科大に進学するケースもあるんですか?
石井:いますね!最初からほかを受けない生徒もいますから。やはり、それだけ地元の大学に通う魅力があるってことでしょう。
大学入試の特徴

川﨑:金沢医科大の面接はちょっと変わっているとお聞きしてますが、具体的にどのような特徴があるのでしょう?
石井:金沢医科大はグループ面接なんですね。ある一つのテーマを渡されて、それについて自分の意見を纏めて一人ずつ意見を述べていくんですよ。大体4~5名なんですけど、全員が意見を述べた後に、みんなで自由に討論する流れですね。
川﨑:金沢医科大の特徴やどんな人材を求めているのかをお伺いできればと思います。
石井:古く歴史のある大学なんですけど、今は建物をどんどん新しく立て直してますね。特徴で言うと女性が多くて、多浪生も多いですね。ただ、裏を返すとフレッシュな男性が欲しいというのはあると思いますけど。求める人材に関しては、地域医療に貢献できる人が一番だと思います。後は英語にも力を入れているので、海外でも活躍できる人材でしょうね。
受験生へのメッセージ
川﨑:最後に受験生へメッセージをお願いします。
石井:自分がどれだけ医師になりたいかという想いが、勉強に向かう姿勢に直結すると思います。医師になりたい気持ちを強く持ち続けて欲しいですし、医師になったときの姿を想像しながら日々勉強に励んで欲しいと思います。合格した生徒を見ると、みんな気持ちが強いですから。 後は、お父さんお母さんの時代とは違うということを、ご両親には知ってもらいたいですね。特に金沢医科大は昔と比べると、とてつもなく難しくなっています。簡単に受かる医学部は1つもありませんから、そこをご理解いただいてお子さんをサポートしてあげて欲しいです。
(※本記事は2021年1月時点での内容になります。)