予備校名:メディカルフォレスト 掲載日: 2019/08/31
感謝の心を忘れずに
色々と厳しいことも書いてしまいましたが、医学部受験が厳しいからと言って、あまりにも自分に対してストイックになりすぎたり、一人で部屋にこもって一日中勉強していればいいのかというと、もちろんそうではありません。受験は何事も「継続」が大切です。必要以上に自分に負荷をかけることなく、試験本番まで気持ちや体調、生活リズム、勉強時間をブレることなく、一定に保つことが大切です。これらは本当に大切なことです。勉強よりも大切なことかもしれません。非常に難しいことだとは思いますが、できるだけ「継続」できるように心がけましょう。
そして何より大切なことは、自分を支えてくださっている周りの方々に対して、感謝の気持ちを常に忘れないようにしましょう。あなた一人では受験は絶対できません。親や先生、仲間でもありライバルでもある友達がいなければ、あなたの受験は絶対に成功しません。授業で使用するプリント一枚にも、時間を割いて作ってくださっている先生方がいるのです。
また、金銭的な面などで、受験することや浪人することを諦めるしかない人たちが全国にはたくさんいます。そんな中、あなたは受験することや浪人することを許していただいて、たくさんの人の支えのもと勉強することができているのです。受験というのは多くのことを犠牲にしなければいけません。遊びたくても遊び時間を削って勉強しなければなりませんし、恋愛なども勉強と両立することは難しいと思います。私は成人式などの人生の中で大切なイベントにも出ていません。辛いことが多いと思います。しかし、そんな時こそ、受験は自分一人のものではないんだということを思い出してください。受験できることを幸せに思いながら、自分を支えてくれている人たちのためにも頑張ろうという気持ちで頑張ってください。謙虚な気持ちをもつことは医師になってから最も大切なことだと大学の先生方もおっしゃっておりました。
最後になりますが、たった数カ月の努力次第であなたの人生は大きく変わります。受験が終わる最後の最後まで絶対に諦めないでください。来年の春、皆さんが笑顔で迎えられるように祈っております。