予備校名:メディカルフォレスト 掲載日: 2019/08/15
再受験を決意したきっかけについて
実は、高校生の頃から医療関連の職業に興味あったんです。父が医師だったこともあり、医療系の仕事については幼い頃から身近に感じていました。だだ、現役での受験のときは、医学部に入る=医師になる、ということへの決意が固まらなかったのです。いろいろと自分の将来を思い悩むなかで、自分の職業の選択肢が限定されてしまうように感じたということもあり、医療と同じく興味があった心理学や哲学といったことを学ぶことのできる文学部へ進学することにしました。大学での勉強は非常に意義深かったですし、今振り返っても、私にとって大事な財産となる時間だったと思います。
さて、大学3年次の12月から就職活動を始めたのですが、説明会や選考に臨む中で、頭に浮かんだのはやはり医療系の仕事に就きたいという思いでした。そこで、製薬会社や医薬品開発の企業などの説明会にも参加したのですが、そこで思い知ったのは「文系でもできる仕事」と「医療現場の、専門家の仕事」との大きな違いでした。心理学を専攻し、臨床心理士の資格は取得していましたから、患者さんと直接接する仕事を選択することももちろん可能です。しかし、自分が関わり、寄与していきたいと考えている医療現場との距離は大きいと感じました。自分が生涯かけてやっていきたい仕事とは何か、そのために自分は何をするべきか、ということを考えたとき、やはり医学部での専門的な教育を受け、医師となることがどうしても必要だと感じたのです。